これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「ドローンビジネス」

  • ■ 無人機がもたらす革命
  • ■ 手軽さ故の犯罪も勃発

近未来のメカだと思われていた遠隔操作ロボットが、実社会で活躍し始めている。それは市場が広がりつつある『ドローンビジネス』だ。ドローンとは、遠隔操作型の無人航空機のこと。最近、そのドローンを使って、様々な撮影技術を使ったビジネスやパフォーマンスが展開されている。
人気の理由は、鳥や自然動物などと平行飛行をし、撮影することが可能なことだ。しかし一方では、その手軽さを利用した犯罪も発生している。例えば、テニスの試合を、ドローンを使って上空から盗撮し、有料配信した人が逮捕されるなど問題点も多い。日本では、紅白歌合戦でドローンを使ったパフォーマンスをしたユニットもあるなど、さまざまなビジネスに活用され始めてきている。空の産業革命と言われ、運用への期待が高まるドローンのルール作りが急がれる。

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02「無届け介護ハウス」

  • ■ 規定を満たさない“老人ホーム”
  • ■ 切実な需要を満たす違法施設

“老人ホーム”には、消防法の規定などにより、人員や施設設備に様々な基準が設けられている。しかし今、それらの基準を満たさないのに、実質的には“老人ホーム”として機能している『無届け介護ハウス』の急増が問題化しているのだ。
こうした背景には切実な需要が存在する。規定をすべて満たす老人ホームの入居費は高額である一方、安価に入居できる特別養護老人ホームは常に順番待ちの状態であり、今すぐにでも入居したいという人の要望に応えられない。そこで、一般人の邸宅を改造した「共同住宅」等の名目で高齢者を集め、介護を行う施設が現れたのだ。介護報酬の引き下げが取りざたされる中、ますます需要増が予測される無届け介護ハウス。実態の解明と、救済策が望まれている。

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03「ガラホ」

  • ■ 折りたたみ式のスマートフォン
  • ■ ガラケーとスマホのいいところ取り

爆発的なスマホの普及によって、スマホを利用している人も多い現代。そんな中、新たに登場したのが『ガラホ』だ。
ガラホとは、ガラケー(ガラパゴス・ケータイ)の形をしたスマホ(スマートフォン)のこと。見た目は折りたたみ式のガラケーだが、ボタン部分がタッチパネルセンサーになっているため、スマホのように指の動きで画面の拡大や縮小が可能だ。スマホにある機能性を、ガラケーに取り込むような形で製品となって登場。今でこそ普及しているように感じるスマホだが、年齢が高くなるにつれて使用率は低いのが現状。各企業の切り札として登場したガラホは、年齢を問わず普及するための起点となるか、注目が集まっている。

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04「改革断行国会」

  • ■ 確実に成果を出す国会へ
  • ■ 岩盤規制も視野に

安倍総理は、今月26日に行われた通常国会を『改革断行国会』と位置づけて今後の改革を進めていく考えを示した。
これは、第3次安倍内閣が成長戦略のひとつに掲げる、農協改革などを断行していく方針のこと。これにより、常に改革を進める、いわば「確実に成果を出す国会」を目指すという。現状の目標は、経済の好循環をサポートすること。そのためにも、地方創生、社会保障制度の充実、被災地復興の加速化の3本柱だけでなく、外交や安全保障の立て直しに取り組む予算の早期決定。また、医療や農業など、業界団体などの反対によって規制緩和が容易ではない、「岩盤規制」に対しても、改革を進めるという。昨年は一定の成果を得た安倍内閣だが、今後の政策は経済にどう影響するのだろうか。

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05「ネコシェアハウス」

  • ■ たくさんの猫と共同生活
  • ■ いつでも里親になることが可能

猫好きだけど、飼うにはもうひとつ後押しが欲しい。そんな猫好きの方におすすめなのが、『ネコシェアハウス』だ。
これは、NPO団体で保護した猫たちがいる、シェアハウスのこと。住人は、通常の生活を送りながら、そこにいる猫たちと触れ合うことができる。そして、気に入った猫が見つかったら、その猫を連れてシェアハウスを退去するという流れだ。自分のパートナーを見つけつつ、いずれ保健所で駆除される運命にある野良猫を救うことができるこの制度。人間の都合で捨てられてしまう猫もいる中で、小さな命を守る画期的なアイデアが、今後どのように浸透していくのか注目したい。

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06「ネタバレ福袋」

  • ■ 中身がわかる福袋?
  • ■ 「必要なものしか欲しくない」時代に

福袋といえば、中身が分からないという楽しみを買うもの。そんな前提を覆す『ネタバレ福袋』が、今主流になってきているという。
各デパートやアパレルブランドが今春発売した福袋には、あらかじめネットや店頭で内容商品が明かされているものが少なくない。色や柄の指定こそできないが、消費者の思惑が全く外れることはない仕掛けだ。「何が入っているか分からないけど、もしかしたらお得かも」という消費者心理によって初売りの定番商品となった福袋。消費文化の成熟と共に意識が変化し、「必要なものしか欲しくない」時代になったため、ネタバレ福袋が新たな定番商品になりつつあるのかもしれない。

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07「棒サッカー」

  • ■ ゲートボールは時代遅れ!?
  • ■ 生涯スポーツとして大流行

長寿国として有名な日本。健康志向が年々高まりつつある中で、要介護状態の高齢者でも、体を動かして楽しむことができるスポーツが登場した。それが『棒サッカー』だ。
棒サッカーとは、棒を使ってボールを動かし、ゴールを狙う高齢者スポーツのこと。参加者は棒を使用し、対戦チームのゴールにボールを入れることで得点になる。当初は一部の高齢者施設で行なわれていたレクリエーションだったが、ルールを作ることによって競技性を打ち出し、いまでは要介護高齢者のためのスポーツとして確立している。協力し合って試合に勝つことを目指す棒サッカーは、生涯スポーツとしても普及するのではないかと注目されている。

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