これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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01「うなぎ絶滅キャンペーン」

  • ■ うなぎ絶滅を呼び掛けるtwitterアカウント
  • ■ うなぎ消費についての疑問を提示

環境庁の絶滅危惧種レッドリストに指定されるも、有効な手立てが確立されないニホンウナギ。そんな状況のなか土用の丑の日が近づいたある日、突如登場した『うなぎ絶滅キャンペーン』というSNSアカウントが話題を呼んでいる。
これは「うなぎ絶滅」をスローガンに、うなぎの積極的な消費を呼びかけつつ、うなぎ商品の大量生産を行う企業を応援するtwitterアカウント。登場してから数日で大きな話題を呼び、数千人のフォロワーを数日で達成した。運営者の素性は明らかになっていないが、絶滅危惧種に指定されながら稚魚の乱獲やスーパーでの大量消費・大量廃棄がやまない状況を皮肉ったアカウントだと見られている。うなぎの代替商品なども注目を浴びる昨今、うなぎ消費の動向に何らかの変化が起こるのか、注目したい。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180719/k10011538401000.html

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02「ご当地タクシー」

  • ■ 地域の観光もしてくれるタクシー
  • ■ 名産品のアイコンを車体にあしらう

人口減少や不景気による利用客の減少から、厳しい状況にあるタクシー業界。そんな状況において、各タクシー会社では特色のあるサービスによって移動手段以外の付加価値を生み出そうとしている。各地の名物を車体やあんどんにあしらい、タクシー運転手が観光ガイドをしてくれる『ご当地タクシー』も、そんな試みのひとつだ。
例えば長崎の「カステラタクシー」は、カステラ伝来の歴史や長崎の文化の説明を聞きながら、10店舗ほどのカステラ屋さんの中から気に入ったお店を回ってくれる。乗務員は、名物に対する知識を問うなどの試験の受験が求められるという。先日タクシー会社9社がこのご当地タクシーの普及につとめる「ご当地タクシー協会」を設立したとの事で、地域の魅力にこだわったタクシーが今後も増えてゆくことを期待したい。
【参考URL】
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3255332003072018XQH000/

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03「RCEP」

  • ■ アジア太平洋諸国の経済連携協定
  • ■ TPP成立の難航を受け注目を浴びる

大きく注目されながらも、2017年にアメリカが脱退を表明したTPP。TPPのアメリカ脱退をうけにわかにその重要度を高めているのが『RCEP』(アールセップ)だ。
RCEPとは、アジア太平洋の国々が参加する経済連携協定で、正式名は「東アジア地域包括的経済連携」。日本や中国、インド、ASEAN(東南アジア諸国連合)などから計16か国が参加している。農産物や工業製品の関税を引き下げだけではなく、輸出入手続きの簡略化やルールの整備などを進め、アジア太平洋での貿易活発化がねらいだ。参加国の総人口は35億3000万人、GDPの合計は25兆1000億ドルと世界の31%を占める。成立すれば一大経済圏がつくられることになるRCEPが実現するか、注目していきたい。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/special/sakusakukeizai/articles/20180702.html

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04「ガチャピンちゃんねる」

  • ■ 「ガチャピン」がユーチューバーデビュー
  • ■ テレビとネットユーザーをつなげる

動画サイトYoutubeに開設された『ガチャピンちゃんねる』。ポンキッキーズの人気キャラクター「ガチャピン」が、UUUM株式会社からユーチューバーデビューし、話題を呼んでいる。
ガチャピンが始めたSNSは、3ヵ月半でフォロワーが15万人強を超えるほどの人気ぶり。若年層からの支持が高いユーチューバーだが、ガチャピンのような幅広い年代から支持を受けるキャラクターがデビューすることで、さらに注目を集めそうだ。ポンキッキーズを放送していたフジテレビとUUUM株式会社の協業によって、テレビとインターネット両方のよさを持った、新たなビジネスが生まれるかもしれない。

【参考URL】https://www.daily.co.jp/gossip/2018/07/18/0011455830.shtml

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05「ポケトーク」

  • ■ 豊富な言語を搭載した手のひらサイズの翻訳機
  • ■ インバウンドの需要に備えて実証実験開始

2020年の東京オリンピック・パラリンピックの影響で、ますます増加することが予想される訪日観光客。そこで近年メディアやSNSで、新たな通訳機として注目されているのが『ポケトーク』だ。
これは、63か国の言語を搭載した、超小型の翻訳機のこと。言語を指定し話しかけるだけで、高い精度で翻訳してくれるというもの。訪日観光客とのコミュニケーションや、学習の一環として役立つことが期待されている。これからますます高まるインバウンドの需要に備えて、現在アパレルショップや飲食店などで実証実験が行われているという。今後「ポケトーク」活躍の場が拡がっていくことは間違いないだろう。

【参考URL】http://pocketalk.jp/?i=gaw_sem_ptalk&utm_source=gaw&utm_medium=sem&utm_campaign=ptalk&utm_term=name

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06「イノフェス」

  • ■ テクノロジーと音楽の祭典
  • ■ 多様な分野のイノベーターが参戦

現在のテクノロジーの躍進は技術的・専門的な分野だけにとどまらない。日本でも、9月末に行われるテクノロジーと音楽の祭典、J-WAVE主催「INNOVATION WORLD FESTA」(通称『イノフェス』)が注目を集めている。
「イノフェス」は、テクノロジーと音楽が融合した新感覚のフェスとして2016年にスタートした。3回目となる今年は、高城剛がJ-WAVE開局30周年を記念して行うスペシャルプレゼンテーションや、羽生善治と落合陽一によるAI対談など、豪華なイノベーターやクリエイターが多数登場するという。音楽を楽しむだけではなく、既存のモノや仕組みに新しい技術や考え方をかけ合わせ、社会をより楽しく変えていこうというテーマを併せ持った「イノフェス」。今後さらに認知度があがるにつれ、どのように進化していくのか注目したい。

【参考URL】https://www.j-wave.co.jp/iwf2018/

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07「ファンID」

  • ■ 個人情報を記録したIDカード
  • ■ 世界的な大会で活用

先日、大盛況の中で幕を閉じたサッカーW杯。ロシアで開催されたこの大会で、注目されたシステムが『ファンID』だ。
「ファンID」は、氏名、生年月日、パスポート番号、住所等の個人情報を記録した顔写真入りのIDカードのこと。試合会場に入るには必須の身分証明書で、これがあればロシアへのビザが不要になる上、開催都市間の移動手段が一部無料化や飲食店の割引が受けられるといった利点がある。W杯で初登場したファンIDだが、ソチ五輪でも「観客パス」として導入され、2022年W杯開催国であるカタールも導入を検討しているという。2年後の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、日本でもさまざまな施策が検討されている。そんな中、IDシステムを活かしつつも、個人情報をどのように保護していくかが重要な課題となってくるだろう。

【参考URL】 https://www.asahi.com/articles/ASL7J53TZL7JUHBI026.html

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