01「b8ta(ベータ)」
- ■ 唯一無二のデジタルアート作品
- ■ NFTという認証技術によって本物を証明
『b8ta(ベータ)』が国内3店舗目の渋谷店をオープンした。「b8ta」とは、販売を収益源とせず、インターネットでしか販売していないものや新商品と出会う体験を来店客に提供する体験型ストアのこと。来店客の商品に対する関心や体験してみた感想などのデータを出品企業に提供するビジネスモデルだ。
新店舗では、カフェスペースを設置し、食品カテゴリーの体験を充実させるという。また、店内での体験と連動するアプリやイベントスペースなど、出品企業と来店客のタッチポイントを増やす仕掛けが用意されている。手軽にインターネット通販が利用できる現代だからこそ、体験に重きを置く「b8ta」のようなビジネスモデルは増えていくかもしれない。
【参考URL】
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2108/16/news080.html

02「ブルーシーフード」
- ■ 環境に配慮した漁獲法で獲られているシーフードをリスト化
- ■ 優先的に消費するべき資源のみを掲載
国連でSDGsが採択されてから、持続可能な社会への関心が高まっている昨今。そんな中、『ブルーシーフード』が話題を呼んでいる。
これは、環境に配慮した漁獲法で獲られているシーフードをリスト化したもののこと。ウェブサイト上で誰でも見ることができる。問題となっている魚介類を「赤」、一部懸案されるべきものを「黄」、資源量が豊富で、環境に配慮した漁獲法で獲られているものを「青」と表記し、「ブルーシーフードガイド」では青のみを掲載している。禁止するのではなく、「この資源を優先的に選んで消費しましょう」とポジティブなメッセージを伝えているという。持続可能な社会を実現するために、「ブルーシーフード」が浸透していくことに期待したい。
【参考URL】
https://times.seafoodlegacy.com/archives/6728

03「養老都市」
- ■ パナソニックの街が中国に誕生
- ■ 老後の健やかな暮らしの提供を狙う
中国・江蘇省で松下(パナソニック)の名を冠した、高齢者の健康と暮らしをスマートシティ機能でサポートする『養老都市』が、2022年10月の入居開始に向け開発を進めている。東京ドーム6個分以上の敷地に約1200世帯の住居が建設予定。
中国の65歳以上の人口は2019年時点で1.76億人、2035年には約3億人にものぼるとの予測もあり、“高齢化の先進国”である日本でのノウハウを活用した数々の独自技術を投入する形だ。高齢者ターゲットにとどまらず、スマートシティ市場は今後大きな拡大が期待される分野で、その大規模事例としても注目していきたい。
【参考URL】
https://www.fnn.jp/articles/-/213010?display=full

04「YOUR MEAL」
- ■ 人気のフードデリバリーがオーダーメイドに
- ■ 好みや栄養バランスなど自分だけの食事を実現
新型コロナウイルスによる巣ごもりと内食の増加、そして健康意識の高まり。そんなニーズと完全にマッチする、一人ひとりの目的や好みに合わせて最適な食事を提供する、カスタムミールデリバリーサービス『YOUR MEAL』が事前登録を受け付けている。
まずは診断に答えることで自分に最適な献立が作られ、それをシェフが調理し瞬間冷凍。自宅に届いたものをレンジで温めるだけでおいしくいただける手軽さだ。体調も食に求めるものも千差万別だが、それをONE to ONEで叶えてくれるサービスとなっている。
【参考URL】
https://yourmeal.jp/shop/pages/comingsoon

05「織音寿し(オリオンズシ)」
- ■ 寿司を足し算から引き算へ
- ■ 塩とオイルで楽しむ新感覚寿司
地産地消を軸とし地域活性化への取り組みでも注目を集める、山形のイタリアンレストラン「アル・ケッチァーノ」の奥田シェフ。そんな奥田シェフが新たに手掛ける、塩とオイルで食べる新感覚寿司店が銀座に店を構える『織音(オリオン)寿し』だ。
通常の醤油ベースの味を加える寿司に比べ、塩はより素材の味を引き出すことに重点が置かれている。さらにオイルにより濃厚さや香りを加え、脂肪分も補うことでワインとの相性も楽しめる、イタリアンの知識と技術をベースとした新しい寿司と言えるだろう。
【参考URL】
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO61925210W0A720C2000000/

06「アクティビティー・ベースド・ワーキング」
- ■ フリーアドレスの進化した働き方
- ■ 目的によって働く場所を選ぶ
近年、自分の固定の席を持たずに働くフリーアドレスが広まりつつある。そしてこのフリーアドレスを更に進歩させた『アクティビティー・ベースド・ワーキング』(以下「ABW」)という勤務形態が、注目を集めている。
「ABW」とは、仕事の内容に合わせて働く場所を選ぶ働き方だ。フリーアドレスでは、働くデスクを選ぶことはできるが、基本的には同じデスクの上でほとんどの仕事をする。これに対し「ABW」では、働く人の目的によって、場所やツールを決めていく。例えば、集中したければ一人で集中できるスペースに移動したり、クリエイティブな仕事をしたいときはリラックスできる場所で働くといった形だ。「ABW」は海外で広がっている働き方だが、日本企業でも導入する企業も増えている。日本の職場の風景も、近いうちに大きく変わっていくかもしれない。
【参考URL】
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1811/30/news050.html

07「お菓子箱Bokksu」
- ■ 日本の名産お菓子の詰め合わせ
- ■ ニューヨークの会社がサービスを展開
コロナ禍によって在宅勤務が増えたことにより、小腹を満たせるお菓子の需要が大幅に高まっている。そんな中、アメリカで『お菓子箱Bokksu』というサービスが急成長を遂げているという。
「お菓子箱Bokkusu」とは、ニューヨークの会社が展開する、日本のお菓子の詰め合わせが毎月送られてくるサブスクリプションサービスだ。ただのお菓子の詰め合わせではなく、日本の地方メーカーによる名産お菓子を毎月テーマごとにキュレーションし、作り手の職人の物語とともに「体験」として届けている。このこだわりが反響を呼び、2020年は前年比で売上高を約3倍にまで伸ばし、毎月3万箱が出荷されているという。商品にストーリーをもたせることで、付加価値という魅力を高めたビジネスの好例と言えるだろう。
【参考URL】
https://m.newspicks.com/news/5818727?ref=user_439902
