これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「マルチスポーツ」

  • ■ 複数のスポーツに同時に取り組む
  • ■ 身体機能の向上に期待

近年、子どもたちの体力低下が懸念されている。この状況を改善するため、現在スポーツ界が注目しているのが『マルチスポーツ』だ。子どもたちが複数のスポーツを同時に行うことを指す言葉で、たとえばアメリカでは夏までは野球、秋からはアメフトなど、シーズンごとに競技を変えるのは、当たり前のことになっている。スポーツ庁はマルチスポーツのメリットとして、身体機能の向上やケガの防止の効果のほか、複数のコミュニティーに所属することによる社会性や協調性の育成もあるとし、海外の事例を紹介するシンポジウムを開くなど、新たな取り組みをスタートさせている。スポーツの世界で広がりつつある、多様な経験を積んでいくという考え方。この価値観はスポーツだけにとどまらず、芸術や学問の世界にも当てはまりそうだ。
【参考URL】
https://sports.go.jp/tag/policy/post-145.html

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02「涙目シール」

  • ■ 値下げシールに涙目キャラを採用
  • ■ 年間3,000tの食品ロス削減見込み

ファミリーマートがおむすびや弁当に貼る値下げシールを『涙目シール』にすることを決定した。昨年10月に一部店舗で行なった実証実験では、値下げシールに涙目の表情をしたおむすびのイラストと、「たすけてください」のメッセージを掲載。食品ロスに対する意識や感情に訴えたところ、値下げした商品の購入率が5ポイント向上した。購入者へのヒアリング調査でも「涙目で思わず助けたくなるイラストだったので手に取った」との声もあったという。ファミリーマートではこの春から全店舗で涙目シールを導入する予定だが、全国に拡大した場合、店舗における食品ロスを年間で約3,000t削減する効果が見込まれるとのこと。 食品ロス削減に向けたユニークな取り組みは、今後、他のコンビニやスーパーにも広がっていくだろう。
【参考URL】
https://www.family.co.jp/company/news_releases/2024/20241225_01.html

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03「サ時計」

  • ■ サウナー専用腕時計
  • ■ クラウドファンディングで完売

カシオ計算機がサウナ愛好家のための時計『サ時計』をクラウドファンディングで試験販売を開始したところ、予定の2300本がわずか9分で完売した。サウナではサウナ室で体を温めて、水風呂で冷やし、外気浴などで休憩することを数回繰り返すため、適切な時間を計るのは意外と重要。そのためサウナ室には12分で針が1周する12分計が設置されているが、サ時計はまさにこの12分計を腕時計にしたもの。通常の時計モードと12分計モードをワンプッシュで切り替えられ、かつサウナで耐えられる耐熱・耐湿性能があるのが特長だ。ロッカーキーから着想を得たキャッチーなデザインもサウナーの心をくすぐる要素となっている。クラウドファンディングでは完売してしまったため、現在は購入できないのが残念なところ。再販を希望する声も多そうだ。
【参考URL】
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/watch/00013/02556/?n_cid=nbpnxr_mled_new

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04「渋滞税」

  • ■ 慢性的な渋滞の緩和が目的
  • ■ 料金収入は公共交通機関の整備費用に

1月5日、ニューヨーク市でアメリカ初となる『渋滞税』の導入が始まった。マンハッタンの60丁目以南は、アメリカ最悪の渋滞地帯と言われるほど慢性的な渋滞に悩まされている地域。マンハッタン中心部に入る車両に対して時間帯や車種に応じた通行料金が課される仕組みで、収益は地下鉄の改修などに充てられる予定だ。制度を主導するニューヨーク州は渋滞税に反対するトランプ次期大統領の就任前に駆け込み的に施行した形だ。市民の移動効率や都市の住みやすさの向上に寄与することが期待される一方で、物流業者や通勤者の一部からは料金負担が増すことへの反発もあり、現在、賛否が分かれている状態だという。この試みが日本をはじめ、他都市にどのような影響を及ぼすのか、今後の動向が注目される。
【参考URL】https://www.jiji.com/jc/article?k=2025010500191&g=int&utm_source=piano&utm_medium=email&utm_campaign=8697&pnespid=9rWJlYoL4bmc_.i4qQGy5_cI6BhGoSpphQYzRUdq61OV84sW2wUSqUPbeg8AIo_Qr0ul0qyP

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05「垢抜けたいですアドバイスください」

  • ■ SNSをポジティブに活かすZ世代
  • ■ 顔出しが怖いはもうは古い?

Z世代を中心に人気のSNS「TikTok」の新しい使い方として、自身の顔をノーマルカメラで撮影し『垢抜けたいですアドバイスください』という投稿が増えている。この投稿に対してコメント欄には、「カラコンの使用」や「前髪の変更」など、客観的な視点から具体的な容姿改善のヒントを得られるのが特徴だ。「アドバイス募集」を明示することで心無いコメントが減り、投稿者の心理的安全性を高めることにもつながっているという。
SNSの普及により「もっと綺麗に、かっこよくなりたい」というニーズは高まる一方で、将来的には顔出しや誹謗中傷のリスクを軽減した会員制プラットフォームなど、新たな仕組みが生まれる可能性もあると専門家は予想する。
【参考URL】
https://realsound.jp/tech/2024/04/post-1629648.html/amp

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06「覆面アーティスト」

  • ■ SNS発のアーティストが急増
  • ■ 音楽性で獲得した人気は世界へも

YouTube発のアーティストの増加に合わせて、「Ado」や「ヨルシカ」、「ずっと真夜中でいいのに。」など、素顔や本名を明かさない『覆面アーティスト』が増加している。昭和時代の森田童子のような神秘性を売りにするのではなく、覆面でありながらSNSやインタビューを活用してファンとの距離を縮めるアプローチも人気の一因だ。パーソナルな情報が少ない「覆面アーティスト」は、必然的に曲=作品自体で勝負することになるが、Adoの楽曲は米ビルボードでも評価され、2024年のワールドツアーで7万人以上を動員。今や日本文化と音楽を代表する役割も果たすほど。PCやスマホで誰もがミュージシャンになれる現代。今後さらなる才能も次々と現れていきそうだ。
【参考URL】
https://narrativegenes.com/articles/alDZY

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07「こどもでぱーと」

  • ■ 利便性向上を狙う
  • ■ 子育て施設のコンパクト化

不動産デベロッパーのヒューリックは2025年春、中野区と横浜市で、学習塾や体操教室、親子向けカフェなどを一つのビルに集約し、子供の教育と保護者の利便性を高めることを目的とした商業施設『こどもでぱーと』の開業計画を発表した。事業にはリソー教育、コナミスポーツも共同で参画する。2029年までに首都圏で約20棟の開発を予定しており、子供教育分野を新たな収益の柱に位置づけるという。子どもにとって楽しく使いやすい施設であることはもちろん、習い事の掛け持ちでの送迎負担の増加など、親が担う子育ての負担の軽減も狙っている。出生数の減少が止まらない中、子ども向けの事業は大きな変革と淘汰の時代を迎えていきそうだ。
【参考URL】
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC284VJ0Y3A420C2000000/

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