01「Sakurako」
- ■ 日本の伝統的なお菓子を定期便でお届け
- ■ 伝統や文化も世界に発信
日本のお菓子を楽しみたいという海外ユーザーに向けて、毎月中身が変わる“お菓子の詰め合わせ”を届けるサブスクサービスが注目を集めている。なかでも話題なのが、2021年にスタートした『Sakuraco(サクラコ)』。コンビニ菓子ではなく、毎月、選び抜いた伝統的な日本の和菓子やお茶の詰め合わせを丁寧に届けるのが特長だ。ふろしきや箸といった伝統工芸品も添えられ、各アイテムに関する情報を載せた冊子も同封。単なるグルメ体験で終わらず、日本文化への理解を深める工夫が好評を得ている。地方発のサービスが、世界中にニッポンの魅力を届ける時代。次にヒットする海外向けサブスクサービスは何なのか。各企業が知恵とアイデアを出し合うべきテーマだろう。
【参考URL】
https://ysandpartners.com/jp/blog/japanese-snackbox-subscription-services/

02「ユーズド・イン・ジャパン」
- ■ 日本の中品がタイで争奪戦に
- ■ 世界からバイヤーが続々
高い品質や丁寧な扱いが感じられるとして、日本で使われていた中古品、すなわち『ユーズド・イン・ジャパン』が、いまタイを中心に各国で注目されている。再販業者によれば、海外バイヤーに人気なのはブランド品や時計といった高級品に限らないという。実は、タイでは日本食ブームの影響で和食店が急増中。インテリアとして日本のリユース品が重宝され、たぬきの置物や道路標識、仏壇といったユニークな品々にも思わぬ需要があるそうだ。こうした背景を受けて、日本のリユース店による海外出店も加速。ブックオフグループなどが次々と販路を広げ、現地でも人気を集めている。世界が注目する日本のリユース品。あなたの家の不用品も、海外ではお宝になるかもしれない。
【参考URL】
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/900005696.html

03「人間認証サービス」
- ■ 瞳の虹彩を読み取りIDを発行
- ■ ベーシックインカム構想が背景に
AIが生成したコンテンツがあふれる今、「これは本当に人の手によるものか」が問われる場面が増えている。そんな未来を見据えて、OpenAIのサム・アルトマン氏が進めているのが『人間認証サービス』の「World ID」だ。ユーザーの瞳の虹彩を読み取って「本物の人間かどうか」を認証し、IDを発行する仕組みで、専用アプリでは暗号資産のやりとりも可能になる。背景には、AIが労働を代替する未来に備えた「ユニバーサル・ベーシック・インカム(UBI)」の構想があるという。本人性を証明できることが、給付対象として認められるための前提条件になるからだ。すでに日本を含む160の国や地域でサービスを展開しており、2600万人がアプリを入手し、そのうちの1200万人が認証済み。いよいよ「人であること」そのものに価値が生まれる時代が来ているのかもしれない。
【参考URL】
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00109/00205/?n_cid=nbpnxr_mled_new

04「風邪5類」
- ■ 新たな感染症発生への備え
- ■ 出席・出勤停止期間などの定めはなし
2025年4月から急性呼吸器感染症、いわゆる「風邪」もインフルエンザや新型コロナウイルス感染症と同じく、感染症法上の「5類感染症」に分類されるようになり、全国約3000の定点医療機関で患者数の報告がスタートした。これは、新たな感染症の流行を早期に察知し、迅速に対応するための仕組みづくりの一環。検体分析や情報の集約体制も強化され、新たな流行を見据えた備えが進められている。『風邪5類』と聞いて戸惑う声もあるが、今回の変更はあくまで見守りの目を増やすためのものであり、私たちの生活に大きな影響があるわけではない。インフルエンザや新型コロナのように出勤や登校が制限されることはなく、医療費負担も今まで通り。誤解が広がらないよう、制度の背景や目的について、わかりやすい説明が求められる。
【参考URL】
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20250419-OYT1T50157/

05「嵐ロス」
- ■ 平成を代表するアイドルグループが解散
- ■ 悲喜こもごものファンがSNSで心境を吐露
2020年から活動を休止していた人気グループの嵐が、約4年半ぶりにメンバー5人揃って動画に登場。2026年春のコンサートツアーをもって活動を終了することを発表した。発表直後からSNSでは「活動終了」や「私の青春」などのワードがトレンド入りし、『嵐ロス』の声が広まった。
発表の翌日には、電車内で突然泣き出してしまうファンや、ファンたちがよく訪れるという埼玉県の大野神社を訪れるファンの姿も見られた。「フェードアウトせずに最後まで誠実な姿を見せてくれた」と嵐の対応に感謝する声もあり、5人の「嵐でした!」という言葉に多くのファンが喜びと悲しみを同時に感じるなど、その影響力の大きさが改めて明らかになった。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/8dcb7c07ddafe1431b33daa263bbbd1cf9346141

06「コンクラーベ」
- ■ 新ローマ教皇に初のアメリカ出身者
- ■ 分断が進む世界の融和のきっかけとなるか
次のローマ教皇を決める選挙『コンクラーベ』が5月7日からバチカンで開始され、133人の枢機卿が新教皇選出に臨んだ。フランシスコ教皇の改革路線継承か、保守派の巻き返しかが焦点とされたが、4回目の投票でアメリカ出身のロバート・フランシス・プレヴォスト枢機卿が選出され、「教皇レオ14世」を名乗ることとなった。アメリカ出身の教皇は史上初となる。
レオ14世は保守寄りではあるが改革とのバランスを取れる人物と評価され、教会内の融和を重視した選択と言われている。教皇として初めて臨んだ祈りの集いでは、ウクライナやガザ地区の停戦と人道支援、人質解放を呼びかけ、「二度と戦争を起こしてはならない」と世界の指導者たちに訴えた。様々な分断が叫ばれる昨今の世界で、融和を象徴する存在としての期待が集まることになりそうだ。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250506/k10014797751000.html

07「大沢たかお祭り」
- ■ 女性あるあるを王騎将軍がユーモラスに昇華
- ■ SNSで大ブームのネットミーム
映画「キングダム」で大沢たかおが演じた王騎将軍の画像を使い、家事や育児のあるあるをユーモラスにSNSに投稿する『大沢たかお祭り』が大バズリ中。本人も認知してInstagramで反応を示し、芸人のキンタロー。もモノマネ投稿するなど、さらに話題が広がっている。
多くの人が楽しめるミームとなっている一方で、映画の画像をスクリーンショットして投稿する行為に著作権上の懸念も指摘されている。大沢たかお自身は肯定的な態度を示しているものの、映画の権利者がいつまでも黙認しているとは限らないため、「言われなければ大丈夫」という綱渡りの状態でもある。気軽に情報発信ができるSNSを利用する際は、権利についても留意が必要だ。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/41926f661f438d63a34276cb0652039b0f8752a9
