これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「不適切にもほどがある!」

  • ■ 昭和ネタの宮藤官九郎脚本ドラマが人気
  • ■ 昭和世代に受けたかと思いきや…

1月〜3月に放送していた宮藤官九郎オリジナル脚本のドラマ『不適切にもほどがある!』は、視聴率が同クールTOP3に入る人気ドラマとなった。阿部サダヲ演じる主人公の小川市郎は、スパルタ教育の体育教師として1986年を生きているが、ひょんなことから2024年にタイムスリップ。(昭和から比べれば)窮屈なコンプラ時代となった現代に物申すという構図だ。作品の設定から予想される通り、当初SNS上では昭和世代からの反応が良く、反対にZ世代はやや冷ややかな受け止められ方をされていたようだったが、実はF1層(20〜34歳女性)の視聴率が高かったという。しかし、そこには昭和的価値観への共感というよりは、自分が生きていない時代の価値観をファンタジーとして楽しむ視点が強くありそうだ。市郎よりも更に大幅な価値観の適応を求められる時代の到来は、すでに他人事とは言えないかも!?
【参考URL】
https://toyokeizai.net/articles/-/732580

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02「YoKIRIN(ヨキリン)」

  • ■ クリエイターの犠牲で成り立たないように
  • ■ ジャパニメーションの健全化に企業が参入

近年世界的にさらにその地位を高めている日本のアニメ作品とアニメ文化。しかし、その一方で制作現場では薄給での長時間労働などクリエイターの待遇問題が噴出している。そんな中、キリンホールディングスはアニメファンが作品を作るクリエイターの心と体の健康が維持する、新たなプラットフォーム事業『YoKIRIN(ヨキリン)』を発表した。アニメファンは月額1口2200円からサポートに参加し、制作過程やその舞台裏といった限定コンテンツを閲覧することができる。一方クリエイターは集まったサポート額を基にポイントが配分され、健康に関する商品やサービスを受け取ることができるという仕組みだ。クラウドファンディングのような流通や小売を介さずに、消費者が直接生産者を応援する仕組みは大きく広がっており、今後は企業もその流れに加わっていくことになりそうだ。
【参考URL】
https://newswitch.jp/p/40425

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03「歩くサッカー」

  • ■ 多様性対応型サッカー
  • ■ 安全に楽しく健康と社会性を強化

走ることや相手選手への接触を禁じ、極力運動能力の差が無く誰もが楽しめる『歩くサッカー』、ウオーキングフットボールの人気が着実に広まっている。サッカー経験や年齢、性別、そして障害の有無にかかわらず多くの人がプレーできるダイバーシティ型スポーツとして、健康増進や地域住民の関係性の強化策としても期待されている。Jリーグに所属するジェフ千葉は2022年9月からウオーキングフットボールの大会を開催。多様性が主題となるイベントでは、そのテーマに関心のある人だけが参加することとなるが、ウオーキングフットボールのような運動のイベントを通して、多様性への気付きも得ることができるという。感度の高い層には浸透した感もある多様性だが、今後さらに広い層に浸透させるためにはこういった活動も重要になりそうだ。
【参考URL】
https://newswitch.jp/p/40530

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04「ハグトラトプス」

  • ■ 屋外アスレチックが日野市にオープン
  • ■ 年齢を問わず遊べるアスレチック施設が人気

千葉県の「ターザニア」をはじめ、今屋外アスレチック施設がファミリー層を中心に人気を集めている。自然の中で体を動かすことができ、かつ達成感が得られやすいアスレチックは、親世代にとって理想のレジャースポットのようだ。そんななか今年3月、東京都日野市に都内初となる屋外アスレチックタワーと日本最大のキッズコーナーからなる施設『HUGTRATOPS(ハグトラトプス)』がオープンした。アスレチックタワーは六角形が3層に積みあがった構造で、全37種類のアスレチックアイテムを設置。キッズコースは全3コースで構成されていて、ハーネスを装着して高さ1メートル強のコースを進む。どちらも年齢や体力に合わせて、難易度を調整しながら遊ぶことができる。大人も子どもも本気で遊べる新スポットはゴールデンウィークのお出かけにもおすすめだ。
【参考URL】
https://bit.ly/4aWdbtS

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05「反アマゾン法」

  • ■ 本の無料配送を禁止する法案がフランスで可決
  • ■ 文化や町の書店の保護が目的

Amazonをはじめとするインターネット書店の登場により、かつて書店でしか手に入らなかった「本」が、自宅にいながら買えるようになった。一方でそのあおりを受け、町の本屋など店舗を構える書店は軒並み縮小。今や書店が壊滅状態になっている地域も少なくない。こうした状況をめぐり、フランスでは本の無料配送サービスを禁止する法案、通称『反アマゾン法』を導入。表面上は文化の保護が目的だが、実質は町の本屋を守るためだと言われている。この法案について、今年3月に斎藤健経済産業相が「研究する価値はある」と発言。日本でも導入されるのではとインターネットを中心に話題になった。さて日本でこの法律が検討された場合、あなたは「書店の保護」と「利便性」のどちらを重視するだろうか。
【参考URL】
https://bit.ly/49I2Gcm

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06「アンダーツーリズム」

  • ■ 旅行客を分散して混雑を緩和
  • ■ これからの観光ビジネスのヒントに

2023年の訪日外国人数(推計値)は、前年から6.5倍増の2506万6100人で、観光立国の実現に向けて兆しが見え始めたところだ。一方で観光地にキャパシティ以上の旅行客が訪れることによる「オーバーツーリズム」の問題が顕在化。その改善策の一つとして期待されているのが『アンダーツーリズム』だ。あまり認知度が高くないローカルな場所を訪れたり、早朝や平日など人が少ない時間帯を狙ったりすることで、密を避ける観光を指す言葉で、観光地にとっては混雑の緩和が、旅行者にとっては落ち着いて観光を楽しめるという利点がある。たとえばオーバーツーリズムが深刻な京都は、旅行客の分散を促進するべく「隠れた名所」を積極的に発信しているそう。アンダーツーリズムは、これからの観光ビジネスを考えるうえでの重要なキーワードになりそうだ。
【参考URL】
https://transformation-showcase.com/articles/495/index.html

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07「お店で作るスムージー」

  • ■ フレッシュなスムージーが手軽に味わえる
  • ■ フードロス低減の取り組みも

野菜や果物の栄養を手軽にとれるスムージー。少し前までは自宅で作るのが一般的だったが、今はコンビニでサクッと飲めるものに進化しているという。その代表的な商品が、セブンイレブンの『お店で作るスムージー』だ。こちらは店内の冷凍ケースから、急速冷凍した野菜や果物などが入ったカップを取り出し、レジで精算。その後、専用マシンミックスすると、ひんやりとしたおいしいスムージーが出来上がるというもの。これまで廃棄されていた食材を活用しているため、飲むことで食品ロスの低減に貢献できるのも消費者にとってはうれしいポイントだ。ベリーベリーヨーグルトスムージーやグリーンスムージーなど種類も豊富。栄養不足が気になる人は一度飲んでみては。
【参考URL】
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2303/30/news119.html

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