これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「テンセント未来都市」

  • ■ 本社ビルではなく都市を建設
  • ■ ITを中心に広がる現代の企業城下町

中国のIT大手のテンセント(騰訊)が自社のグローバル本部となる『テンセント未来都市』の建設を6月にスタートした。約5500億円を投じて、人の暮らしをベースとした「互いにつながり合う大都会」をコンセプトに200万平方メートルを都市開発する世紀の大プロジェクトとなる。
未来都市構想として、人と自動車・バスは異なる階層で移動するスマート交通や、暮らし・仕事・娯楽が一体化した都市機能、そして太陽光エネルギー活用や森林や湿地などの緑地・自然環境を含めたサスティナビリティを備える。日本では豊田市を代表とするような製造業を中心とした企業城下町が点在するが、今後世界ではITを中心とした企業都市が生まれていきそうだ。
【参考URL】
https://36kr.jp/140087/

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02「行った気分を味わえる「佐藤可士和展」」

  • ■ 誰でも見られる今がチャンス
  • ■ 企画展をそのまま3Dミュージアムとして公開

日本を代表するデザイナー・アートディレクターである佐藤可士和氏の30年にわたる活動を紹介する「佐藤可士和展」が新国立美術館で開催されていた。しかし、新型コロナウイ ルスによる入場制限や緊急事態宣言による予定を切り上げての展示終了などもあり、展示会場をgoogle mapのストリートビューの様に見ることができる3Dミュージアム『行った気分を味わえる「佐藤可士和展」』がSAMURAIの公式サイトで公開されている。
作品をただ見るだけでなく、要所ではその作品の解説や本人が登場する対談が動画で再生されるなど、ウェブコンテンツとして最適化されている。公開期間などは明示されておらずいずれ終了となる可能性もあるため、誰でも自由に見ることができる今見ておきたいコンテンツだ。
【参考URL】
https://kashiwasato.com/project/12684

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03「デジタルコロナ証明書」

  • ■ スマホでワクチン接種や陰性を証明
  • ■ コロナ禍の新たなパスポート

7月1日からEUで新型コロナウイルスのワクチン接種歴や、PCR検査の陰性を証明する『デジタルコロナ証明書』の運用が本格的にスタートした。証明書には「いつ」「どんな種類のワクチンを」「何回」摂取したかの他、PCR検査の陰性結果がQRコードを読み込むだけで簡単に表示され証明することができる。
これまで飛行機の利用のため空港では大量の書類が必要とされていたが、手軽かつ確実な証明が可能となることで、感染リスク を最低限に抑えた人の移動が可能になる見込みで、経済や観光の回復が期待されている。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210702/k10013114841000.html

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04「越境ワーカー」

  • ■ 海外に住みながらテレワークで日本企業で働く
  • ■ 海外赴任の家族に同行した女性のキャリア継続などで活用

コロナ禍によって爆発的に普及したテレワーク。その影響で、新しいスタイルで働く『越境ワーカー』が増え始めている。
「越境ワーカー」とは、海外に住みながらテレワークを使って日本企業で働く人のこと。海外赴任の家族に同行した女性が多く、積み上げたキャリアを継続させたい働き手と、優秀な人材を確保したい企業の双方にメリットがある形となっている。これまで共働き世帯のどちらかが海外赴任になる場合、多くのケースで妻が仕事を諦めて夫についていくことを選んでいた。しかし、「越境ワーカー」という新しい働き方によって、仕事も家庭を両立することが可能になった。テクノロジーの普及が人生の可能性を広げた好例と言えるだろう。
【参考URL】
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC0955J0Z00C21A4000000/

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05「教え魔」

  • ■ 頼んでいないのにあれこれ教えてくる人
  • ■ ボウリング場の張り紙から話題に

とある1枚の注意喚起のポスターをきっかけに、『教え魔』という存在に注目が集まっている。
「教え魔」とは、おもにボウリング場などのレジャー施設で、頼まれてもいないのに他の利用客へプレイ方法などを教えてくる利用者のこと。このポスターが貼り出されたのは神奈川のとあるボウリング場。かねてからこうした利用者が居ることに他の利用者から苦情の声が寄せられたため、ポスターを張り出すことになったという。このポスターを撮影したSNSの投稿が反響を呼び、「教え魔」の存在について議論されるようになっている。ボウリング場に限らず、ゴルフ場やゲームセンター、スポーツジムなどさまざまなレジャー施設に「教え魔」が居るという声も上がっており、レジャー施設を利用する際のマナーについて、一人ひとりが改めて考えて行く必要があるだろう。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210407/k10012959031000.html

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06「電子図書館」

  • ■ 自治体が運営するネット上の図書館
  • ■ 図書館にとっても書籍の管理がしやすい仕組み

新型コロナウイルス感染症の影響で『電子図書館』を導入する自治体が増えている。これは、自治体が運営するネット上で本を借りられる図書館のこと。
スマートフォンなどの端末があれば、24時間365日本を借りることができ、期限がきたら自動で返却される仕組み。文字の拡大や、本によっては多言語で読めるなど、電子書籍ならではのメリットがある。書籍を借りる手順も簡単で、たとえば東京都千代田区立図書館では、来館して利用登録し貸出券を作れば、そこに記載されたIDと設定したパスワードでログインできるという。利用できるのは、区内に在住・在勤・在学の人のみだ。本の汚れや紛失、スペース確保の心配がいらないため、図書館にとってもメリットのある「電子図書館」。どの自治体にとっても当たり前の存在になるのか、今後に期待したい。
【参考URL】
https://www.asahi.com/articles/ASP6H3QJSP64ULEI004.html?iref=sp_tectop_feature5_list_n

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07「アーバンループ」

  • ■ 温室効果ガスを排出しない次世代の乗り物
  • ■ 中規模の都市への導入を目指す

東京オリンピックの次となる2024年のパリオリンピックでお披露目される予定の『アーバンループ』が注目を浴びている。これは、線路に流れる電気を動力源とするため、走行中に温室効果ガスを排出しない次世代の乗り物のこと。
車両は2人乗りで、座席が向き合うコンパクトなつくりになっている。自動運転で最高時速は60キロ。車両には、1センチ単位の精密さで位置情報を割り出す装置が搭載され、車両どうしの間隔を安全に保てる。これにより、5キロの区間で同時に150台を走らせ、1時間に最大3000人の輸送が可能になるという。大都市ではなく、財政や技術的に地下鉄を建設できない中規模の都市への導入を目指している「アーバンループ」。環境や財政に優しい公共交通機関として浸透していくのか、今後に注目したい。
【参考URL】
https://www.nhk.jp/p/ohayou/ts/QLP4RZ8ZY3/blog/bl/pX6P8EQjK4/bp/p6WEyL2kdb/

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