01「塩バナナ」
- ■ 医師が考案した熱中症対策
- ■ 建設現場でも実践
今年の夏も猛暑日が続き、熱中症対策は日常の備えになりつつある。梅干しやみそ汁、経口補水液など食事での予防策が増える中、新たに注目されているのが『塩バナナ』だ。考案者は、山梨県の医師であり、日本トレイルランニング協会会長の福田六花医師。トレイルラン・レースの現場で、塩とバナナを別々に補給していた経験から「一緒に摂れたら効率的」と思い立ち、バナナに塩をふって提供したところ熱中症が減少したという。これはカリウムやマグネシウムを含むバナナに、塩でナトリウムを加えることで、水分がしっかり体に保たれるのが理由だと考えられている。建設現場でもすでに導入されており、厚労省の好事例としても紹介。まだ暑さが続く今夏、スポーツや外作業前に、手軽でおいしい塩バナナを試してみてはいかが。
【参考URL】
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2001951?display=1

02「相乗りアプリ」
- ■ タクシーのシェア乗りサービスが拡大中
- ■ 終電後の移動を安心・快適に
終電後の移動課題を解決する策として、近年『相乗りアプリ』が注目を集めている。その先駆けが、ソーシャルデザインカンパニー・株式会社NearMe(ニアミー)が2025年6月に始めた新サービス「ミッドナイトシャトル三鷹」だ。東京の三鷹駅を起点に、深夜0時〜1時半の間、最大3名までの“シェア乗り”で通常のタクシーより手頃に帰宅できるのが特長。発車時間(5分おきに運行)に合わせてスマホで予約し、同じ方向へ向かう他ユーザーとマッチングすれば、シェア乗りが成立する仕組みだ。現在は金・土曜限定で運行しており、料金はクレジットカード決済に対応している。三鷹でのトライアルは9月27日(土)まで。この機会に深夜移動の新しい可能性を体験してみてはいかがだろう。
【参考URL】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000187.000031733.html

03「ガリウム」
- ■ 半導体の生産に欠かせない重要鉱物
- ■ 脱・中国依存で独自の調達体制を構築
『ガリウム』は電気自動車に欠かせないパワー半導体やLED(発光ダイオード)など幅広い製品に使われているレアメタルの一種。このガリウムの安定調達に向け日本が動き出した。世界生産の約96%を中国が占める中、輸出規制の影響で日本の輸入量も大幅に減少。これを受け、経済産業省や大手商社の双日、米アルミ大手アルコアなどが連携し、豪州に新たな生産設備を設置する計画を発表したのだ。アルミ精錬過程で抽出できる特性を活かし、2026年から本格稼働を目指すという。将来的には日本の対中輸入分と同量にあたる年55トン超の生産を視野に入れており、経済安全保障の要としての期待が高まる。資源確保が国家戦略となる今、脱・中国依存の動きがより現実味を帯びてきた。安定調達を実現するための大きな一歩として国際的にも関心が寄せられている。
【参考URL】
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20250802-OYT1T50172/

04「松太郎」
- ■ 「松屋」がラーメン専門店をオープン
- ■ 餃子などサイドメニューも充実
牛丼チェーン「松屋」で知られる松屋フーズが、ラーメン専門店『松太郎』の1号店を新宿・小滝橋通りにオープンした。松太郎は「お手頃価格で、何回食べても飽きの来ない!『みんなの食卓でありたい』」をコンセプトにした店舗。醤油と塩ラーメンはいずれも税込680円とリーズナブルながら、北海道産小麦を使った自家製麺や、厳選素材で仕上げた本格スープを提供する。また青森県産の米と有明海産ののりを使ったおにぎりのほか、餃子やアルコールといったサイドメニューも充実。客席はパーテーションで区切られ、一人でも立ち寄りやすい設計にもこだわりが光る。“ラーメン激戦区”である小滝橋通りで松太郎がどう存在感を放っていくのか、今後の展開に注目が集まる。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4fbf538ebbe311f4b8e42361996c4ad6bfd9b14

05「みのまわりの謎大全」
- ■ そういえばなんでだろう?の宝庫
- ■ 作者が5年かけて調べた渾身の一冊
「ハトはなぜ首をふって歩く?」「ビルの入口の定礎とは?」といった身近な疑問51本を、濃密なビジュアルと合わせて読み解く書籍、『大人も知らないみのまわりの謎大全』が1500円という定価ながら、「むしろ安すぎる」とも評価され発売5日で5万部を超えるヒットとなった。
制作には5年がかけられ、300ページを超える大ボリューム。編集担当者がSNSに投稿した動画が拡散され、児童書カテゴリではあるが大人から人気が広がった。「世界を見る目が変わる」という謳い文句通り、身の回りで見落としている不思議を普段と違う角度から面白く見せてくれる一冊となっている。
【参考URL】
https://diamond.jp/articles/-/363968

06「AIボイスレコーダー」
- ■ 録音と同時に自動で文字起こし
- ■ 新人の恒例業務はAIの仕事へ
議事録作成や会議・商談の証跡のために活用されてきたボイスレコーダーにAIが搭載され、『AIボイスレコーダー』として飛躍的に進化。ノイズ除去などの録音品質の向上だけでなく、自動で「誰が話した言葉か」まで判別して文字起こしをしてくれる機種もある。
これだけ高機能に進化しながら、スマホにマグネット接着可能なカード型などサイズも小さく携帯性にも優れており、今後ビジネスパーソンの必須アイテムとなる気配が強い。議事録作成は新人が業務を覚える第一歩。なんていう習慣も、もはや過去の遺産となっていきそうだ。
【参考URL】
https://miralab.co.jp/media/ai_voice_recorders_transcription_top10/

07「ネット恋みくじ」
- ■ 女子中高生に大人気
- ■ 恋と占いをSNSがブースト
自分のニックネームと性別、現在のパートナー状況などを入力しておみくじを選ぶことで、自分の恋愛占いをしてくれる『ネット恋みくじ』が女子中高生を中心にブームとなっている。2024年12月に発表された「JC・JK流行語大賞2024」では、モノ部門の1位に輝いた。
過去どの世代でも恋愛や占いは大人気のコンテンツだったが、ネット恋みくじはその手軽さと、結果をSNSでシェアしてみんなで楽しめるという特性から一気に利用が広まった。一過性の流行り廃りではなく、今後も末永く楽しまれていくコンテンツ形式となりそうだ。
【参考URL】
https://koi-mikuji.omikuji-do.com/draw/
