これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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01「レッドチーミング」

  • ■ AIのリスクを攻撃して検証
  • ■ 指針整備による進む安全性の確保

日本政府は10月、G7(主要7ヵ国)が生成AI利用によるリスクへの対応策となる、国際指針と開発者向けの行動指針について合意に至ったと発表した。国際指針には「AIシステムの公表による透明性確保」「脆弱性や誤作動などの情報共有」などが盛り込まれる一方、行動指針には「AIにより生成されたコンテンツと判別がつく電子透かしの導入」に加え、『レッドチーミング』の実施が推奨されている。レッドチーミング(レッドチーム演習)は、専門家がそのシステムを実際に攻撃することで、システム面および運用面での脆弱性が無いかを検証する手法。AIが今後の社会で重要な役割を担うのは間違いなく、社会での役割が大きければ大きいほど、AIへの攻撃は甚大な被害を生み出すこととなる。そのリスクを少しでも減らすためにも、初期のガイドラインづくりはとても重要な役割を果たしそうだ。
【参考URL】
https://www.asahi.com/articles/ASRBZ7500RBZULFA015.html

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02「副知事 島耕作」

  • ■ 島耕作がついに政界進出
  • ■ なんと現実世界で副知事に就任

弘兼憲史氏が生み出した日本を代表するビジネスマンガ「島耕作シリーズ」。社長、会長、そして相談役を歴任し、現在は会社を離れ別会社での社外取締役を務める「社外取締役島耕作」が連載中だ。そんな島耕作が11月14日(いい上司・リーダーの日)に、佐賀県の副知事に就任する、『副知事 島耕作』のタイアッププロモーションが発表された。佐賀県は2015年から継続して実施する情報発信プロジェクト「サガサプライズ!」の一環として、シリーズ40周年を迎えた島耕作シリーズとコラボ。原作者弘兼憲史氏によるオリジナル漫画の公開の他、副知事として業務を遂行する島耕作の執務室の公開など、多様なプロモーションを展開予定だ。作品誕生から40年を過ぎても、いまだ根強いコンテンツ力を示すコラボとなりそうだ。
【参考URL】
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2311/14/news119.html

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03「老いパーク」

  • ■ 必ず訪れる老化を疑似体験
  • ■ 高齢社会の今と未来を考える

最新の科学技術や社会の中でどのように科学が活用されているかなどの体験ができる、東京お台場の「日本科学未来館」。新たな常設展示として、老化による目・耳・運動器・脳の変化を疑似体験、そしてそれらをサポートする技術について知ることができる『老いパーク』が11月22日にスタートした。両親や祖父母、身近な高齢者は世界をどのように感じているかを学ぶだけでなく、自分自身にもやがて訪れる老いについて考えるきっかけとなることが狙いの展示だ。人生100年時代というワードも定着し、老いを感じてからの人生のほうが長い時代が訪れた。若年層〜現役世代の老い体験が、老いても、そして誰にとっても過ごしやすい社会の実現につながれば素晴らしい。
【参考URL】
https://www.miraikan.jst.go.jp/exhibitions/future/oipark/

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04「ジャングリア」

  • ■ 沖縄に開業予定のテーマーパーク
  • ■ アトラクション以外にスパの設計も想定

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の経営を立て直し、数々のテーマパークを手掛けてきた森岡毅氏が新たに手掛けるプロジェクトがある。それは、沖縄北部に開業予定のテーマパーク『ジャングリア』だ。ジャングリアは、沖縄北部の「やんばる」エリアに、ゴルフ場跡地の60ha程の土地を使い建設予定。Power Vacance!!(パワーバカンス)をコンセプトに、大自然のエネルギーと、最先端技術を活用したエンターテイメントを感じられるパークを目指すという。数十のアトラクションが想定されており、気球に乗って大自然を360度で体感できる遊覧体験や、ジャングルの絶景の上を飛ぶジップラインなど、都心では味わえない体験型のものが多いようだ。この計画が起因となり、観光産業の発展とともに、インバウンド動線が活発化していくことに期待したい。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/5480ea21b86d5c1e21c0d6a62f35008b033b89b6

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05「360度評価」

  • ■ 複数人で評価する制度
  • ■ 公平さやモチベーション向上に繋がる

近年、働き方改革推進の影響もあり、離職率の低下や従業員の信頼を勝ち取るために、ユニークな人事制度を設ける企業が増えてきた。そんな中、評価対象者の上司や同僚、部下などさまざまな立場の人が多角的に評価する手法『360度評価』が話題を呼んでいる。360度評価では、従来の上司から部下への一方向的な評価と異なり、複数人から意見を集めるため、公平さ、客観性、多角的観点などを付与することができる。人材育成やモチベーション向上を目的に導入する企業も増えているという。実例としては、アイリスオーヤマ株式会社、トヨタ自動車株式会社などが人事制度に取り入れている。導入する際は普段の業務や人間関係に影響がでないよう、ガイドライン周知を正しく行い、事前学習などを行うなど、万全な準備体制が必要となりそうだ。
【参考URL】
https://mag.smarthr.jp/hr-management/evaluation/360dohyouka/

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06「ライドシェア」

  • ■ 自家用車を使用した配車サービス
  • ■ ライドシェア解禁に向け、政府の動きが活発化

全国のタクシードライバー数は、コロナ禍前の4年間で2割程減少しているという。この問題に対する政府の危機感は深刻であり、解決に向けた対応を急いでいる。そこで議論されているのが、一般のドライバーが自家用車を使い、有料で人を運ぶサービス『ライドシェア』だ。ライドシェアは車の座席を活用し、交通費などが節約できるため、欧米では安価な交通手段として浸透しているが、日本では「白タク行為」として原則禁止されている。そんな中で、ライドシェア解禁へ向けた新法制度を検討するような政府の動きが見られるようだ。インバウンド需要の回復に対するタクシー共有が追いついていないのが、根幹にあるのだろう。ライドシェアが安全性の確保されたサービスとして拡大すれば、経済循環を牽引するものとなっていくかもしれない。
【参考URL】
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/103324.html

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07「ハサミを持たない美容室」

  • ■ シャンプーブローの専門店
  • ■ 大分を起点に東京にも展開

コロナ禍を経て、来店間隔が長くなったとされる美容業界。そんな中、来店頻度が年平均190回と、高実績を実現する美容室がある。それは、カット・パーマを行わない、シャンプーブロー&ヘアセットの専門店『ハサミを持たない美容室』Lecture(リクレ)だ。大分県出身の美容師、狩生氏が設立したLectureは、子育てに追われた自身の経験をもとに創業したという。利用客の滞在時間は約30分、客単価は4000円程度と、気軽に利用できるため、お喋りも楽しめるサードプレイスとして来店する方が多いようだ。また、同社が運営するuruu(ウルー)ブランドでは、福岡市の店舗をモデルとし、東京の恵比寿、自由が丘、銀座にも店舗を構え、今後も積極的な多店化展開を視野に入れている。女性の活躍を後押しするこのようなサービスは、さらに拡大していくことだろう。
【参考URL】
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOJC220Q00S3A021C2000000/

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