これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「ICT」

  • ■ これからの主流は「技術×コミュニケーション」
  • ■ 高い技術で良質なサービスを生み出せるか

コンピューターによる通信技術が誕生してから現在まで、世界中でその技術は目覚ましい進化を遂げ、様々な形で私達の生活を支えてきた。そんな中、近年『ICT(Information and Communication Technology)』という言葉が広がりつつある。これは、IT(Information Technology)が通信技術そのものを指すのに対し、その技術を活用した施設やサービス(Communication)の総称とされ、総務省ではITに代わる表現として積極的に使用している。海外ではICTの呼び名は「技術×コミュニケーション」という意識とともにすでに定着しており、今後は「技術をいかに活用して新しいサービスを提供できるか」が重要になってきているという。高い技術力を持つ日本だからこそ、ICTという意識を持つことで、良質なサービスを生み出すことが可能になるのかもしれない。

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02「声かけ事案」

  • ■ 犯罪を予兆する不審者からの“声かけ”に注意を喚起
  • ■ 過剰な反応により挨拶や親切までも“事案”に…

「不審者に注意!!」。近所でこんな張り紙を目にすることはないだろうか。全国の警察では、こういった不審者による“声かけ”に対して注意を喚起するため、犯罪を予兆するような『声かけ事案』を取り締まり、発生情報をホームページで提供している。では、実際にどんなケースが“事案”に該当するのか。それは、卑猥な言葉を言ったり、「こっちにおいで」などと誘ったり、「キミ、可愛いね」と言ったりするケースも含まれるという。ただ、発表されている事案を見てみると、実際に不審者だったのかどうか…というものも。例えば、挨拶をしただけのものや、しまいには転んだ少女に「大丈夫?」と声をかけたことで事情聴取をされたということもあるという。もちろん、犯罪から身を守るためには、自己や周囲の注意が必要不可欠ではある。だが、警察や世間の過剰な反応によって、親切心やコミュニケーションまでもが抑圧されてしまうのは、いかがなものだろうか。

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03「iPad肩」

  • ■ 現代人に忍び寄る疾患!
  • ■ “便利”によって“不便”な身体にならないための対策とは

最近、電子書籍や動画などをタブレットで楽しむ人が増えてきた。だが、タブレットの代表格「iPad」になぞらえた『iPad肩』という疾患が、その人々を中心に広まりつつある。iPad肩とは、iPadをはじめとするタブレットを、誤った姿勢で長時間使用することによって引き起こされる肩や首の痛みの症状を指す。タブレット利用者の中には、片手で持つには重いタブレットを、肘を引いて肩上部の筋肉を使って持つ人も多い。これにより、肩上部の筋肉は緊張したまま癒着し、腕のしびれや肩こり、最悪の場合四十肩にまで発展してしまうケースがあるという。これらは、タブレットの後ろから手を回して抱えるように持ち、肩の筋肉を無理に使用しない持ち方をしたり、こまめにストレッチをしたりすることで防ぐことができる。便利なタブレットに夢中になるのはいいが、それによって不便な体にならないように注意が必要になってくるだろう。

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04「PANDA BLACK」

  • ■ 着古した衣服が黒染めにより生まれ変わる!
  • ■ 1着の衣服を大切にすれば、環境の保全にも

処分するのが難しいものといえば、筆頭に上がるのが衣服。お気に入りの服でも、長く着ていると、シミや傷がついたり色褪せたり、人前ではなかなか着られない状態になってしまう。そんなタンスの肥やしにスポットを当てたのが、衣服を黒染めすることで生まれ変わらせるプロジェクト『PANDA BLACK』。服の染替を手がけるのは、京黒紋付染を専門に行っている、京都紋付だ。WWFが主導するこのプロジェクトが目指すのは、黒染めによりシミや傷を目立たなくし、雰囲気も一新された服を大切に着続けてもらうこと。そしてさらに、環境への負荷を減らす目的もある。服をつくるためにはたくさんの自然資源が必要だ。つまり、1着を長く着続ければ、結果的に環境を守ることにつながる。大切なものに手を加えながら末永く付き合っていく考え方は、今後ますます必要とされるかもしれない。

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05「2025年問題」

  • ■ 来る超高齢社会
  • ■ 5人に1人が高齢者!

1947年~1949年の第一次ベビーブームに生まれた団塊世代。彼らの高齢化に伴い日本社会が受ける新たな影響が憂慮されている。それが『2025年問題』だ。2025年になると団塊世代が75歳を迎え、後期高齢者の数は2179万人以上に達する。まさに超高齢社会となるのだ。さらに、要介護者は755万人になるといわれ、老老介護や介護難民など、厳しい現実に直面するといわれている。加えて、医療従事者の高齢化や医師不足も懸念の1つだ。また、厚生年金の支給年齢引き上げに伴い、2025年には定年の延長が義務づけられる。継続して働く高齢者が増えれば、新規採用などに影響を及ぼし、若い世代の雇用を圧迫する可能性もある。必ず直面する、2025年問題。11年後、日本社会は一体どうなっているのか。山積みの問題について社会全体で危機感が持ち、早急に対策を練る必要があるだろう。

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06「フードポルノ」

  • ■ 料理や食事風景を撮影しSNSで投稿
  • ■ マナーの悪さや知的財産の侵害という問題も

お目当てのレストランやカフェなどで、出てきた料理をカメラでパシャパシャ。撮った写真や動画は、もちろんSNSやブログにアップ…。現代では、よくある日常の一幕である。だが、この行為が『フードポルノ』と揶揄されていることはご存知だろうか。美味しそうな料理の写真などが見る人の食欲を刺激することからそう呼ばれており、一部ではその言葉通り宣伝になるという意味で歓迎されている。ただその“一部”以外には、他のお客さんへの迷惑になるというマナー違反という面や、料理を作ったシェフへの知的財産の侵害といった面が問題視されているという。すでに、海外の一部のレストランでは、「料理の写真撮影厳禁」にするといった動きも。実際、料理の撮影・掲載は度を過ぎたものでない限りは知的財産の侵害に当たらないらしいが、せっかく美味しい料理を目の前にしたのなら、撮影するとしても作り手への感謝や周囲への配慮をしつつ…という心遣いが必要なのではないだろうか。

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07「民主党大学」

  • ■ 民主党発の政治スクール
  • ■ “候補者の卵”は集まるか!?

かつて国民の熱い期待を受けてスタートした民主党政権も、始まってみれば数々の公約を無効にし、あげくは震災対応に失敗。また、無責任とも思える原発収束宣言や消費増税で、現状民主党に対する国民の目は冷やかだろう。そこで民主党は、2015年4月に行われる統一地方選挙に向け、優秀な人材発掘と確保し、地方と中央の意見集約を目的にした政治スクール『民主党大学』の設立を決定。東京から地方への「Uターン出馬」の支援に党本部が積極的に関与することで、地方組織との連携を強化することが狙いだ。「いくら有望な若者を集めても、政治に対する基本姿勢や政策を変えない限り支持は得られないのでは」、と一部では厳しい声もあるようだが、一方ではこの政治スクールが党復活のきっかけになると期待する声も。この試みによって、日本の未来を担う人材を輩出することができるのか。その行方に注目していきたい。

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