01「点検商法」
- ■ 悪質リフォーム被害が過去最多
- ■ 無料の誘いにはご注意を
2024年に全国の警察が摘発した悪質リフォーム業者による『点検商法』事件が66件、検挙者は130人に達し、統計開始以来最多となった。突然家を訪問し、屋根や水道の無料点検を装って高額契約を結ばせる手法で、屋根を故意に破損させるような悪質な例も確認されている。
点検商法や訪問販売は特に高齢者をターゲットとして行われており、警察庁は「突然訪問した業者には無料と言われても点検をさせず、不安を感じたら警察に相談してほしい」と注意喚起している。また、訪問販売は契約をしてしまっても早期であればクーリングオフでの契約解除も可能なため、冷静な対応を心がけたい。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250306/k10014741301000.html

02「粉末味ぽん」
- ■ 食感を損なわないさっぱり味変
- ■ スパイシーさも加えた粉末調味料
ミツカンは自社の定番商品「味ぽん」を液体から粉へと変えた『粉末味ぽん』となる新商品、「無限さっぱりスパイスby味ぽん」をドン・キホーテなどでの期間限定の先行販売を行った。胡椒・ガーリック・唐辛子を加えたさっぱりとした味わいに加え、液体調味料の欠点だった「ベタつき」を克服してパリパリ・サクサクな揚げ物や焼き物に適した調味料とのこと。
粉末化の開発は「食感を損なわずに味ぽんを活用できる」点に着目し進められたが、ただ粉末になっただけでは商品としても弱いと考え、従来よりも幅広いメニューに使ってもらえる味を目指したという。今年60周年を迎える味ぽんブランドの、さらなる発展を目指した挑戦となっている。
【参考URL】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000517.000065533.html

03「メイドカフェ翻訳機」
- ■ 外国人でもメイドカフェを満喫
- ■ リアルタイム翻訳で言葉の壁を超える
メイドカフェを運営するインフィニアは、落合陽一氏が経営するピクシーダストテクノロジーズが提供する同時翻訳ディスプレイを活用した『メイドカフェ翻訳機』でインバウンド需要の獲得を狙う。秋葉原の「あっとほぉーむカフェ」で会話をリアルタイムで翻訳し字幕表示する仕組みを3月末まで実証実験中だ。
インフィニアは、訪日外国人への対応強化を目的にこれまでも翻訳デバイスを導入してきたが、会話のテンポが合わない問題を抱えていた。今回の実証実験では、翻訳精度や接客のしやすさを検証し今後の本格導入を検討するという。観光立国が進む中、訪日目的の一つが「メイド」になることもあるのかもしれない。
【参考URL】
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2502/25/news144.html

04「JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)」
- ■ 災害級大雪の原因に
- ■ 交通機関の混乱に要注意
冬場の天気予報で『JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)』という言葉を耳にすることがある。これは「Japan-sea Polar airmass Convergence Zone」の頭文字をとったもので、日本海で発生する雪雲が帯状に連なる現象を指す。新潟県や北陸地方、山陰地方といった日本海側の地域で発生しやすく、局地的な大雪をもたらす恐れがあるため、「ドカ雪のサイン」とも呼ばれることもある。 JPCZは、夏の大雨をもたらす線状降水帯のように、強い降雪を伴う「線状の降雪帯」を形成するのが特徴だ。これにより短時間で積雪が急増し、交通機関の混乱や大規模な停電といった雪害につながる可能性がある。生活エリアでJPCZが発生した際は、最新の気象情報をこまめに確認し、早めの雪対策を心がけよう。
【参考URL】
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/900018003.html

05「リファービッシュ品」
- ■ メーカー保証付きの再生製品
- ■ 環境負荷の軽減にも貢献
成長著しいリユース市場に、最近『リファービッシュ品』という新たな概念の中古商品が登場していることをご存知だろうか。リファービッシュ品とは、返品や初期不良で回収された製品を、メーカーや専門業者が修理・再整備し、新品同様に仕上げた再生製品のこと。一般的にパソコンやスマートフォン、家電製品などで多く扱われている。新品よりも価格が抑えられることに加え、メーカー保証が付くことが多いため、品質面でも安心感がある点が魅力だ。一方で、新品と比べると在庫が限られ、スペックやモデルの選択肢が少ない場合もあるため、購入時には注意が必要。とはいえ、高品質な製品を手頃な価格で手に入れたい人や、環境意識の高い消費者にとって、リファービッシュ品は賢い選択肢の一つと言えるだろう。
【参考URL】
https://business.ntt-east.co.jp/bizdrive/column/post_368.html

06「大人のキッザニア」
- ■ チケット即完売の人気イベント
- ■ 新たなキャリアを考えるきっかけにも
子ども向けの職業・社会体験施設として知られる「キッザニア」が、今年2月に約6年ぶりとなる大人向けイベント『大人のキッザニア』を開催し、大きな話題を呼んだ。チケットは即完売し、多くの参加者がゲーム開発やピザ作り、銀行業務などの“お仕事アクティビティ”に熱中した。人気の背景には、リスキリングや転職が一般化し、新たな職業を体験することへの関心が高まっているのでは、という見方もある。実際、普段の仕事では経験できない分野を試すことで、新たなキャリアの可能性を見出したり、自分に合った職業を探すきっかけになった人も多いそうだ。遊び感覚で仕事を学びながら、未来の働き方を考える。「大人のキッザニア」は、そんな貴重な機会を提供しているのかもしれない。
【参考URL】
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2502/23/news061.html

07「脱・旅行代理店」
- ■ 持続可能な観光地づくりに取り組む
- ■ 日本の観光の在り方を変えるか
旅行業界は今、大きな変革期を迎えている。大手旅行代理店のJTBが進める『脱・旅行代理店』は、単なるチケットや旅行パックの提供から、地域の観光開発そのものに関与する方向へとシフトする戦略だ。小豆島での自動運転ボートの実証実験や、ホテル・交通インフラの整備などの施策は、まさに「脱・旅行代理店」の象徴的な例と言える。この背景には、オーバーツーリズムの問題や地方の人手不足、宿泊施設の廃業といった、従来のビジネスモデルでは対応しきれない課題がある。企業が地域と連携し、交通・宿泊・観光体験を一体化した「観光地づくり」へシフトする流れは、今後も加速していくと考えられる。JTBの取り組みは、地域社会との共創による新たな価値創出の先駆けであり、観光業界全体の方向性を示すモデルケースになりそうだ。
【参考URL】
https://webmagazine-vamos.com/blog/2025/02/17/jtb-travel-myself/
