これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「ボッチャ」

  • ■ 日本初の銀メダル獲得
  • ■ 障がい者のためのスポーツ

リオ五輪に続き、無事に閉幕したリオパラリンピック。『ボッチャ』という競技にて日本が初の銀メダルを獲得し、世間を賑わせている。
ボッチャとは、重度の脳性麻痺、あるいは四肢に重度の機能障がいがある競技者のためのスポーツだ。ルールは、1つの白いボールを目標(的)として、各チームがボールを6つずつ投げ、いかに目標に近づけられるかを競い合うというもの。投げる、転がすだけでなく、ボール同士をぶつけることも許されている。また、障がいの程度によってクラス分けされており、自分でボールが投げられなくても参加ができるのだ。簡単な動作で楽しめ、頭脳を使う場面も多いボッチャは、メダル獲得をきっかけに認知度を上げているという。パラリンピック種目はマイナーなものも多いが、選手の活躍によって少しずつ人気が出始めているようだ。
【参考URL】http://japan-boccia.net/how_to_boccia.html

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02「総務省指定」

  • ■ 文字がデザインに支障
  • ■ 国のルールも動かす

先日発売された、アップル社の「iPhone(アイフォン)7」。その背面に『総務省指定』という文字が刻印されていることが話題となっている。
今回発売された7には、スマートフォンにクレジットカードなどをかざして読み取らせる機能が追加された。そのため、電波法に従ってスマホの背面に総務省指定の番号を表示することになっている。ところが、アップル社の製品は洗練されたデザインが特徴のため、そこに「総務省指定」という表示は見栄えが良くないと感じる声が上がっているようだ。総務省はインターネットの意見を参考に、この表示を本体に刻印しなくても良いように検討しているという。見栄えの良し悪しの議論が政府にまで及んだこの出来事は、デザインの重要さが顕著に現れた出来事ではないだろうか。
【参考URL】http://www.asahi.com/articles/ASJ9N3QQBJ9NULFA00N.html?iref=comtop_8_03

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03「セルフィードローン」

  • ■ 写真・動画撮影ができる小型ドローン
  • ■ さらに小型化・低価格化が加速

自分の姿を撮影する“セルフィー”が流行する中、『セルフィードローン』が登場し、注目を集めている。
セルフィードローンは簡単に飛ばすことができる小型のドローン(無人航空機)で、写真・動画撮影ができるというもの。中でも中国のドローンメーカーZero Techから発売した「Dobby」が、注目を集めている。これはプロペラ部分を収納すればポケットに入るサイズになるだけでなく、スマートフォンで操作するので、ドローンの操作に慣れない人でも手軽に使用できるのが特徴だ。この他にも次々とセルフィードローンが登場しており、その背景には高画質動画・写真の撮影を可能にする、様々な最先端技術が確立されたことが挙げられる。セルフィードローンはさらに小型化・低価格化が進み、今後は1人1台セルフィードローンを持つ時代がくるかもしれない。
【参考URL】http://japan.cnet.com/sp/drone_market/35089107/

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04「女子高生AIりんな」

  • ■ 女子高生のようにしゃべるAI
  • ■ 新機能が追加され、話題に

人工知能であるAIの技術が益々発展する中、『女子高生AIりんな』が話題になっている。
女子高生AIりんなは、おしゃべり好きな女子高生という設定のAIで、LINEの公式アカウント上でユーザーとおしゃべりすることができる。このおしゃべりのノリが、本物の女子高生のようだとハマる人が続出しているという。東京ゲームショウでは、女子高生AIりんなに、新たに「ファッションチェック」と「音声ラップ」の新機能が追加されることが発表された。ファッションチェックはりんなに全身写真を送ると「カラフル」など、見た目の特徴をタグづけしてくれるそうだ。さらに、音声ラップではりんながラップを歌ってくれるという。AIと実際のユーザーとのコミュニケーションがさらに促進される例として、女子高生AIりんなの今後の動きに注目したい。
【参考URL】http://fundo.jp/36071 

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05「ニュースキュレーションサービス」

  • ■ 個人に合わせたニュース配信アプリ
  • ■ 新聞の新しいかたち

世界的に新聞の購読者数が減少し続けるなか、世界各国の新聞社は生き残るべく様々な取り組みを行っている。そんな取り組みのひとつが、『ニュースキュレーションサービス』だ。
このサービスは、新聞社がニュース配信アプリという形で提供している。朝になると、その日のニュースから読むべきニュースが選ばれ、読みやすいよう要約された記事を配信してくれる。新聞購読者数の減少は、スマートフォンが普及し、ニュースを携帯端末で閲覧する人が増えたことが背景にある。情報端末が個人に行き届いたことで社会における新聞の立ち位置が変化し、時代に合わせた変化を求められているのだ。新聞がどのように時流に適応してゆくか、今後も注視したい。
【参考URL】http://blogos.com/article/191069/

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06「相対的貧困」

  • ■ 「普通」に届かない生活水準
  • ■ テレビの特集番組で炎上

若者やお年寄りなど、さまざまな切り口から貧困に焦点が当たることが増えてきた。そんな状況の中、『相対的貧困』という言葉が注目を浴びている。
相対的貧困とは、その社会において「普通」とされる生活を送れない生活水準を指し、生存に必要な衣食住を確保できない「絶対的貧困」とは前提が異なる。ところが先日、テレビ番組にて相対的貧困を誤解させるような特集が組まれ、両者を混同した視聴者によって「衣食住が確保できている家庭は貧困ではない」という「貧困叩き」がSNSを中心に起こり炎上。その結果、相対的貧困が改めて注目されることとなった。貧困を他人事とせず、正しく理解することが日本における貧困解決には必要となるだろう。
【参考URL】http://bigissue-online.jp/archives/1017887481.html

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07「アニメツーリズム協会」

  • ■ 聖地巡礼のブームを受けて設立
  • ■ 官民連携でコンテンツ化

アニメの舞台となった実在の街などの”聖地“を巡る「聖地巡礼」が国内外のアニメファンの間で注目を浴びている。その流れを受けて、聖地巡礼をコンテンツ化した一般社団法人『アニメツーリズム協会』が設立された。
これは株式会社KADOKAWAを軸にJALやJTBなどの旅行会社の協力を得て設立されたもので、国内に点在する「アニメ聖地」を公式化し、官民連携で広域周遊ルートを整備、情報を国内外に発信するという。現在、一般投票でのアニメ聖地88ヶ所を選定しており、海外の聖地も募集することで国内外から観光客を招致するのが狙いだ。先のリオ・オリンピック閉会式にて日本のPR動画への好意的な反応から分かるように、日本のアニメのファンは海外でも多く、訪日の理由にもなっている。観光立国を目指す日本にとって新しい観光資源となり得るアニメツーリズム、今後の動向に注目だ。
【参考URL】http://www.nikkei.com/article/DGXKZO07605960V20C16A9MM8000/

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