01「ゼブラ企業」
- ■ ユニコーン企業に対抗する考え
- ■ 社会貢献と利益追求を兼ね備えた企業
競争による自社利益と株主への還元を最優先とするユニコーン企業(評価額10億ドル以上で非上場)。そんなユニコーン企業に対抗する概念として、社会の持続的繁栄を目的とし、複数の企業と団体の協力により成し遂げようとする『ゼブラ企業』が注目を集めている。
ユニコーン企業は自由主義経済の華々しい成功例として注目を集めていたが、SDGsに代表されるサスティナビリティが重要さを増す今、その”破壊的な成功”のあり方に疑問や批判が出始めている。GAFAのようなシリコンバレーの巨塔だけではなく、共存共栄を軸とし継続的な価値創造を続ける企業にも、ゼブラは潜んでいるかもしれない。
【参考URL】
https://note.com/tokyozebrasunite/n/nc51fc137df55

02「エア・ウォッカ」
- ■ 飲めば飲むほど地球環境に貢献?
- ■ 二酸化炭素と水で作った醸造酒
通常は大麦など穀物を原料に作られるウォッカ。ところが二酸化炭素(CO2)と水(H2O)で作られる、アルコール度数40%のウォッカ『エア・ウォッカ』が登場し、大きな話題を呼んでいる。
「エア・ウォッカ」は700ml入りの1瓶あたり 、約500gのCO2を使用して作られる。この量は成長したアカシアの木8本が1日に吸収するのと同程度だという。飲めば飲むほど二酸化炭素の消費に貢献できるお酒として、注目されている。近い将来、お酒を飲むことが環境保全につながる時代が来るのかもしれない。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/21cbb485db3a15d0b62da6d72189e034a3b949a9

03「生ジョッキ缶」
- ■ 販売再開で争奪戦!?
- ■ “ジョッキで飲む生”を再現した缶ビール
外出自粛が続き、宅飲み需要が増加している。そんな中、想定を大きく上回る売れ行きで販売が一時休止となるほどの人気となっているのが 、アサヒビールの新商品『生ジョッキ缶』だ。
「生ジョッキ缶」は缶のふた上面が完全に外れ、内側の特殊塗料の凹凸によりきめ細かい泡が出ることで、ジョッキで生ビールを飲むような感覚を味わえる缶ビールだ。自宅でも居酒屋で飲むようなビールが楽しめることで注目を集め、4月の販売休止で話題となった。6月中旬から販売が再開される予定だが、夏に向けて気温も上がる時期のため、再び売り切れのニュースが聞こえてきそうだ。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/91393eac6d569e5f5473f095c44c6df534f35073

04「ファントークン」
- ■ スポーツファン向けの仮想通貨
- ■ ヨーロッパのサッカーチームが導入のさきがけ
新型コロナウイルス感染症の影響で多くのイベントが中止を余儀なくされ、大きな苦境に立たされているスポーツ業界。そんな状況を打破する試みのひとつとして、サッカーの世界で取り入れられ成功をおさめているのが『ファントークン』だ。
「ファントークン」とは、ファンが購入する、クラブチーム独自の仮想通貨(トークン)のこと 。所有することによって、選手との交流やチケットの先着購入などチーム独自の報酬や特別な体験を受けることができるという。スペインバルセロナやパリ・サンジェルマン、アトレティコ・マドリードなど、サッカーのクラブチームで導入され、いずれも数億円の売上を実現した。IoTとスポーツのコラボレーションによる成功例といえるだろう。
【参考URL】
https://www.coindeskjapan.com/106870/

05「QMONOS®」
- ■ タンパク質をベースとした次世代バイオ素材
- ■ 鉄鋼のように強靱かつ柔軟さを兼ね備える
環境問題に関心が高まる中、ものづくり業界では自然に優しい素材の需要が高まっている。そこで注目を集めているのが、クモの糸に着想を得た合成タンパク質素材『QMONOS®』だ。
「QMONOS®」は、しなやかで頑丈なクモの糸の構造を参考に生み出された。強度は鉄鋼の4倍かつ、ナイロンよりも伸縮性があり、耐熱性は300度を超えるという。大きな特徴は、タンパク質をベースに作られている点。化学繊維のように石油を使わないため、低エネルギーで生産が可能かつ自然にも優しいという。 自動車や飛行機などの輸送機器や電子機器、手術用の縫合糸や人工血管など、さまざまな化学製品に置き換えての利用が期待されている。サステナブルなものづくりを支えていく存在として、今後の展開に注目していきたい。
【参考URL】
https://www.projectdesign.jp/201411/pn-yamagata/001713.php

06「マッスル定食」
- ■ 大戸屋と東急スポーツオアシスが共同開発したメニュー
- ■ しっかり食べて体を動かしたい人向け
新型コロナ感染症の流行により、お家時間が増えた昨今。運動不足解消のため、フィットネスへの関心が高まっているという。そんな中、食事面からトレーニングのサポートをしようと『マッスル定食』が発売され、話題を呼んでいる。
これは大戸屋と東急スポーツオアシスが共同開発した、たんぱく質量に重きを置いたメニューのこと。トレーニングの効果を引き出すため、バランスよくたんぱく質が摂取できる食材が組み合わされているという。また、美味しく食べて痩せたい人向けのメニュー「ダイエット定食」も発売されている。これからの時代は、食べないダイエットではなく、しっかり食べて体を動かすダイエットが流行することが予想される。健康的な体を維持しながら、理想の体を手に入れられるように「マッスル定食」などを活用する人は増えていきそうだ。
【参考URL】
https://melos.media/news/74990/

07「ダイナミックプライシング」
- ■ 需要と供給に応じて価格を変える仕組み
- ■ 電車の混雑緩和に期待
新型コロナウイルス感染症対策のため、時差通勤が推奨されている。一方で、遅い時間の電車が混み合ってしまう事態が起きているという。そんな中、『ダイナミックプライシング』の導入による、電車の利用者の分散が期待されている。
「ダイナミックプライシング」とは、需要と供給に応じて価格を変える仕組みのこと。たとえば電車でこの仕組みが導入される場合、人 が多い時間帯の運賃は高く、人が少ない時間帯の運賃は安く設定される。これにより、日中の空いている時間帯に移動する人が増える可能性がある。電車の混雑が緩和することから、感染症対策としての有効性も期待されている。本格的な導入にはまだ時間がかかるものの、鉄道各社はピークを避けて電車を利用した人にポイントを還元するサービスも検討しているという。「ダイナミックプライシング」の導入で損をしないよう、各社の情報をチェックしておく必要がありそうだ。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/special/sakusakukeizai/articles/20210414.html
