これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「社長チップス」

  • ■ 野球チップスの社長版
  • ■ ビジネスコミュニケーションに活用

情報爆発とも言われるこの時代、自社を埋もれさせず魅力をいかにアピールできるかが各企業の課題となっている。そんな中、会社の社長がプリントされたカード付きのポテトチップス『社長チップス』が話題を呼んでいるという。
この「社長チップス」は、かつてブームとなった「野球チップス」の企業版のようなもの。カードには、社長の顔写真はもちろん、プロフィールや経営の苦労話、自己採点による能力測定が数値化されており、遊び心も満載。名刺を渡すよりも、インパクトと親しみやすさを演出できることが好評だという。あらゆるもののデジタル化が進んでいるからこそ、あえてアナログならではの手法でインパクトを残す。その意味で「社長チップス」は、今の時代ならではのビジネスコミュニケーションツールの好例といえるだろう。
【参考URL】
http://shacho-chips.com/

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02「破壊的イノベーション」

  • ■ 業界の価値観を破壊し、新たな価値を創造すること
  • ■ 米経営学者クリステンセン氏が提唱

国際競争が激しさを増す中、従来のビジネスモデルでは立ち行かなくなる企業が増えている。そんな時代において、既存の秩序を破壊し、業界構造を劇的に変化させるビジネスモデル『破壊的イノベーション』が注目を集めているという。
この概念は、米ハーバード・ビジネススクールのクリステンセン氏が提唱した。新しいテクノロジーや、その業界とは全く無関係の業種のアイデアを取り入れ、既存の製品・サービスよりも低機能だが低価格、使い勝手が良い商品を生み出すことを指すという。具体例としては、デリバリーの形を激変させたUberEATSなどがあげられるだろう。日本企業が得意としてきた、性能を向上させるビジネスとは対極的な概念だが、既存市場以外の顧客をいかに取り込むかが鍵となるなか、業界を問わず重要なモデルとなっていくだろう。
【参考URL】
https://docoic.com/48488

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03「クッキー離れ」

  • ■ ネット広告の手法の多様化が進む
  • ■ 個人の閲覧データに頼らない広告の増加

今やテレビCMを上回り、最大の広告媒体となったネット広告。だがそのネット広告に、『クッキー離れ』という変調の兆しがあらわれているという。
ここでいう「クッキー」とは、サイトの閲覧履歴や、パスワードなどのログイン情報をブラウザごとに蓄積したデータ「Cookie」のこと。個人の趣味・嗜好を絞り込むターゲティング広告に使われてきたこの「クッキー」の利用を見直す動きが、広告主企業の間で広がっているという。広告主にとっては便利なクッキーだが、ユーザーにとっては知られたくない個人情報までたどられるリスクがあり、世界的に「クッキー規制」へ機運が傾いている。企業にとっては対応の負担が増すが、ユーザーに安心感を与えるためにも対応は必須だ。今後は、クッキーに頼らない、デジタル広告手法の多様化が進んでいくだろう。
【参考URL】
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54022810T00C20A1MM8000/

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04「デジタルシェルフ」

  • ■ 棚のデジタル化とともに、買い物が無意識化する定義
  • ■ 可処分時間や楽しい体験の増加につながる

5G時代が到来し、AIの進歩が進む現代では、買い物においてのプロセスが省略されつつある。そんな中、物理的な棚のデジタル化に加え、買い物が日常に組み込まれることで無意識化する定義『デジタルシェルフ』が注目を集めているという。
近年では、品揃えのよさに価値がなくなり、広告宣伝ではなく口コミやインフルエンサーを通じて購入することが多くなった。やがて、AIが欲しいものを提示してくれるか、人から勧められるものだけを購入する時代が訪れるという。逆説的にいえば、買い物に使っていた時間は「可処分時間」となり、人とのつながりで生まれる買い物で楽しい体験が増えるとも言われている。今後「デジタルシェルフ」の浸透により、ショッピングの多様化へ発展し、経済循環が加速していくことに期待したい。

【参考URL】
https://news.mynavi.jp/article/20191119-925274:amp/

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05「LINEヘルスケア」

  • ■ LINEを通じて医師に相談できるサービス
  • ■ 診療内容などのシーン別に利用可能

SNSの中で最も多くの世代から支持を受けるLINEから、新サービスがスタートし話題を呼んでいる。
それは、全国の医師にチャット形式でいつでも悩みを相談できるオンライン健康相談サービス『LINEヘルスケア』だ。近年、医療のIT化が進み、ネットやSNSでも医療や健康に関する情報が溢れている現状がある。そこで、医療と人を最適な距離に近づける第1歩としてスタートしたのがこのサービス。24時間365日診療可能なだけではなく、相談内容や緊急度合など個々のシーンに合わせて利用できるという。信頼度が高いLINEだからこそできるこのような取組みは、今後も多く業種やサービスに寄与していく可能性がありそうだ。

【参考URL】
https://linehealthcarecorp.com/ja

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06「ローカル5G」

  • ■ 企業などの限られた場所に張り巡らされる5Gの電波網
  • ■ 通信障害の影響を受けにくい

次世代通信規格「5G」。高速、大容量、低遅延、そして多くの端末が接続できるというだけに、各所からの期待を集めている。そんな中、5Gの新たな活用方法として『ローカル5G』が話題を呼んでいる。
これは、企業や自治体の建物や敷地内の限られたエリア、つまりローカルにはりめぐらされる5Gの通信網のこと。限られたエリアの通信網を設けることで、通信障害の影響を受けにくく、精密機械の導入などに役立つという。大手携帯各社の手がける5Gが普及するのに時間を要する一方で、「ローカル5G」は企業や自治体が整備するため、より早い浸透が期待できる。「ローカル5G」がこれからどのように活用されていくのか注目したい。

【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/special/sakusakukeizai/articles/20191217.html

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07「とうきょうママパパ応援事業」

  • ■ 東京都の子育て支援制度
  • ■ ベビーシッターなどの利用費用を補助

東京都は、都民が子育てしやすい環境を整えるため『とうきょうママパパ応援事業』の実施を決めた。これは、幼い子どもがいる家庭が、ベビーシッターや家事支援ヘルパーを利用する際の費用を補助する制度のこと。年間で、第1子は60時間、第2子以降は180時間を上限に、1時間当たり2700円までの補助が受けられるという。さらに、双子など子育てにかかる時間が増える場合は、0歳児で240時間、1歳児で180時間、2歳児では120時間まで補助を受けることができる。今後、都は子育て世帯の支援だけでなく、ヘルパーの育成などにも力を入れていくという。共働きの家庭も増える中、この支援制度が浸透していくのか注目していきたい。

【参考URL】
https://www.hataraku.metro.tokyo.jp/josei/katsuyaku/papamama/index.html

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