これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

HOME

時流度チェック

01「ガラホ」

  • ■ スマートフォンと携帯電話の中間デバイス
  • ■ 携帯各社がシニア層に注目

昨今スマートフォンが幅広い層に普及し、国内のスマホ保有比率は8割にもなる。そんな中、大手携帯会社の新たなターゲットとしてシニア層が注目され、使いやすさに配慮したスマートフォンと従来の携帯電話の中間的デバイス(通称『ガラホ』)が次々とリリースされている。
「ガラホ」の特徴は、従来の携帯電話の形状や操作方法は維持しつつ、スマートフォンの高機能を備えている点にある。各社が乗り換えを促す背景には、第3世代通信(3G)がいずれ終了することや、クーポンなどを始めとした生活系サービスがスマートフォンの利用を前提にしたものとなりつつあることがあげられる。まだ3000万人が従来の携帯電話を使用しているとされるシニア層獲得のために、各社が「ガラホ」でどのようなアプローチを仕掛けるのか注目したい。
【参考URL】
https://boxil.jp/beyond/a6164/

ページTOPへ

02「大人ドリル」

  • ■ 18歳の成人向けの副読本
  • ■ 契約についてなどを解説

2018年に成立した改正民法で、2022年4月から「18歳成人」が始まることが決定した。そんな中、『大人ドリル』という本がインターネットを中心に話題を呼んでいる。
この本は、成人年齢が18歳に引き下げられることを受けて企画された新成人向けの副読本。「おとなの条件とは?」「ひとりでできる契約の楽しさと怖さ」といった6つのテーマを扱っている。親の同意がなければ自由にできなかった契約などが、2022年からは18歳でもできるようになることに伴い、若者狙いの詐欺が増えることを危惧して作られたという。新成人向けの本だが、契約やクーリングオフなどについては大人でも理解しづらいことが多く、「大人でもほしい」とSNSで話題となり、注目を集めている。18歳成人にフォーカスした商品やサービスの需要は、今後も高まっていくかもしれない。
【参考URL】
https://withnews.jp/article/f0190312005qq000000000000000W00o10101qq000018855A

ページTOPへ

03「スプリンターネット」

  • ■ 国によって制御され分断されたインターネット
  • ■ 中国やトルコなど世界に広がりつつある

どんな国、どんな情報でも、アドレスさえ入れれば閲覧できるインターネット。そのインターネットの常識が、今大きく揺らぎつつある。
一部のサイバー空間は、国家によって閲覧できる範囲が制限され、特定の国内では特定のサイトが閲覧できない『スプリンターネット』という状況になりつつあるのだ。有名な例として、中国でWikipediaを見ようとすると、政治絡みの一部のページにアクセスできず、TwitterやFacebookなどのも使えない。しかし中国だけではなく、特定のウェブサイトから外国人を締め出そうとするデジタル制御は、トルコやロシア、ドイツなど各国で広がりつつある。民主的と言われる国家の政府すら積極的に自国民のインターネットアクセスを制限する動きの危険性を指摘する声もあがっており、サイバースペースの自由は保たれるのか注視していきたい。
【参考URL】
https://www.newsweekjapan.jp/hatta/2019/03/post-6.php

ページTOPへ

04「アドレスホッパー」

  • ■ 定住せず転々と移動して生活する人
  • ■ シェア文化を使いこなすライフスタイル

近年、オンライン環境が整ったことで、働き方や暮らし方の多様化が進んでいる。そんな中、特定の住居を持たず転々と移動しながら生活する人々『アドレスホッパー』のライフスタイルに注目が集まっている。
「アドレスホッパー」は、民泊サービスやシェアハウス、宿泊できるスパなどを利用し生活している。このように、シェアサービスを使いこなすことで、固定費が削減し自分への投資費用を増やすことができる。様々な土地へ旅するアドレスホッパー達が、その地域の良さをSNSで発信することで、知名度の増加にも繋がっている。都心以外でもアドレスホッパー向けの新たなシェアサービスが広がり、今後地方経済に影響を与えていくことを期待したい。

【参考URL】
https://www.nhk.or.jp/ohayou/biz/20190311/index.html

ページTOPへ

05「ムーミンバレーパーク」

  • ■ 常設初のムーミンテーマパーク
  • ■ 地域経済循環に繋がる

日本でも馴染みのある、フィンランド生まれのキャラクター「ムーミン」。誕生から半世紀経った今でも根強い人気を誇っている。そんな中、フィンランド以外では世界初となる『ムーミンバレーパーク』が埼玉県飯能市にオープンし話題を呼んでいる。
「ムーミンバレーパーク」は、ムーミンの世界観を体験できる自然と共生したテーマパーク。このパークでは、北欧のライフスタイルに沿った様々な体験ができるという。日常の中の大切なことを再確認し、心の豊かさを養うことをコンセプトとしている。昨年、ひと足早く隣接するヴィレッジを開業して以来、来場者が市内まで回遊しているという。ムーミンバレーパークが完成したことで、更なる地域活性化へ繋がることに期待したい。

【参考URL】
https://metsa-hanno.com/moominvalleypark/

ページTOPへ

06「ゲノム編集食品」

  • ■ 最新の遺伝子操作技術を使用した食品
  • ■ 厚生労働省でも新ルールを協議

食中毒を起こさないジャガイモや、収穫量が増えるイネなど、最新の遺伝子操作技術を使って改良された食品『ゲノム編集食品』が注目を集めている。
「ゲノム編集食品」は世界各国で研究開発され、日本でも流通のため新ルールの取りまとめが行われているという。これまで、遺伝子組み換え技術が応用された食品については安全性の審査が必要だった。しかし現在開発が進んでいる、新たな遺伝子を組み込まず変異を起こさせる方法には安全性の審査が不要で、事前に国に届け出だけを求める方針だという。厚生労働省は夏にも新ルールの発表を行う見込みであるため、これによる「ゲノム編集食品」の市場拡大が期待できそうだ。

【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190318/amp/k10011851831000.html

ページTOPへ

07「らくらくミルク」

  • ■ スチール缶入りの液体ミルク
  • ■ 災害時の備蓄品として注目

厚生労働省の省令改正により、国内生産が可能になった液体ミルク。それを受け、明治から『らくらくミルク』が4月に発売される。
「らくらくミルク」とは、スチール缶入りの液体ミルクのこと。開封しなければ常温で1年間保存が可能で、災害時の備蓄品としても注目を集めている。また、哺乳瓶などに移し替えてすぐ授乳できることから、清潔な水やお湯が手に入りにくい状況でも乳幼児にミルクを与えられるという。江崎グリコからも紙パック入りの液体ミルクが販売されており、今後需要が高まっていくことだろう。

【参考URL】
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42400750T10C19A3XQH000/?n_cid=SPTMG002

ページTOPへ
ページTOPへ