01「ワークマンプラス」
- ■ 作業着専門店がカジュアルウェアに進出
- ■ 安価で丈夫な製品が人気を呼ぶ
建設現場で活躍する作業員などの作業着・作業用品専門店として知られ、全国展開している「ワークマン」。この「ワークマン」のカジュアルウェアブランド『ワークマンプラス』がアパレル業界の台風の目となっている。
以前は男性の職人や屋外作業員などがメインの客層だったが、現在は女性客が徐々に増えてきているという。その理由は、2~3年前に立ち上げたアウトドアウェア、スポーツウェア、レインスーツの3つのプライベートブランド。このプライベートブランドから一般客の支持が集まり始め、売り切れが続出するまでの人気になっているそうだ。大量生産が可能にした低価格で高品質の製品に加え、デザイン性も高いウェアが続々と登場しているとの事で、ワークマンプラスの人気は今後も過熱しそうだ。
【参考URL】
https://biz-journal.jp/2018/11/post_25619.html

02「Z世代」
- ■ 1990年代後半~2000年生まれの世代
- ■ ネットを使った情報取得力・発信力が極めて高い
活躍する若手経営者が該当するとして、「ミレニアル世代」という言葉を聞く機会が増えてきた。そして近年、ミレニアル世代のなかでも1990年代後半以降生まれの世代を『Z世代』と呼ぶ動きが広がっている。
この呼称は、1960年~1974年生まれを「X世代」と呼ぶようになったことから始まる。これに続き1975~1990年代前半生まれを「Y世代」(ミレニアル世代)、さらに派生してZ世代ということになる。ミレニアル世代の特徴である、デジタルネイティブでだという点に加え、インターネットを使った情報取得能力と発信能力が極めて高いのがZ世代だ。マーケティングを考えるにあたり、いかにZ世代の購買欲をコントロールするのかは今後ますます重要になっていくだろう。
【参考URL】
https://www.spinno.com/blog/archives/4488

03「情報銀行」
- ■ 個人情報を蓄積・管理・提供する事業者
- ■ パーソナルデータの活用が活発化
IoTなどの技術発展により、拡大し続けているビッグデータ市場。データのうちでも個人から預かったパーソナルデータを蓄積・管理・提供する事業者『情報銀行』が誕生し、注目されている。
情報銀行は預かったパーソナルデータを他の事業者に提供して利益を獲得し、獲得した利益はパーソナルデータを提供した個人に“利子”として還元する。情報銀行から個人情報を得た事業者は、それをもとに市場調査や商品開発などに利用することが可能になる。これまでも各企業が自社の顧客情報を独自に運用する例はあったが、「情報銀行」から既存顧客以外のデータを入手できれば、更なる商品開発やプロモーションが可能になる。すでに大手銀行や広告代理店は「情報銀行」の利用に積極的な姿勢を見せており、パーソナルデータを活用した商品展開が活発化しそうだ。
【参考URL】
https://markezine.jp/article/detail/29709

04「パワーカップル」
- ■ 共働き高収入夫婦
- ■ キーワードは「時短」と「外注」
女性管理職が増えつつある昨今、マーケティング市場において、妻が夫と同様に稼ぐ『パワーカップル』層が注目されている。
「パワーカップル」とは、高収入な共働きの夫婦を指す言葉。新しいものへの感度の高さやSNSを使いこなす情報発信力を持ち、さまざまな企業から有力なターゲットとして注目されている。パワーカップルを示すキーワードとしては「時短」「外注」があげられる。日々の忙しい生活をやりくりしつつも、オフの日は家族や友人と過ごす時間を重視し、将来も見据えた“賢い消費”をしているのがその特徴だという。今後ますます世間への影響力が増すと思われるパワーカップルに対し、どのようなアプロ―チをしていくかが企業にとって重要となるだろう。
【参考URL】
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1811/16/news042.html

05「オーバーツーリズム」
- ■ 観光客の急増が地域の悪影響に
- ■ 世界各地で対策すすむ
インバウンド施策をすすめる日本では、今後も観光客が増え続けると言われている。そんな中、観光客の急増が地域の市民生活や自然環境に影響を及ぼし、結果として旅行者の満足度も低下させる観光公害『オーバーツーリズム』が顕在化している。
オーバーツーリズムの代表的な例は、交通渋滞や混雑、マナー違反、違法民泊、住民とのトラブルなどが挙げられる。これがエスカレートした海外の観光地では、地元の文化の変容や環境問題なども報告されている。日本の京都市観光協会は、観光快適度の見える化などの対策を実施するという。オーバーツーリズムは、観光産業が成長を続けていくために解決しなければならない重要な課題だ。持続可能なツーリズムを促進するために、今後どのような施策を打ち出していくのかに注目したい。
【参考URL】
https://www.digima-news.com/20181108_40591

06「宇宙部隊」
- ■ 防衛省に新設される宇宙専門部隊
- ■ 宇宙ゴミや他国の衛星などを監視
2022年度を目途に、防衛省が新たに『宇宙部隊』を新設すると発表し、話題を呼んでいる。
これは、陸海空の各自衛隊が統合運用する宇宙専門の部隊のこと。「宇宙ゴミ」と呼ばれる人工衛星やロケットの残骸、他国の不審な衛星などの監視を行うという。今後防衛相は、サイバーや宇宙、電磁波など新たな領域の防衛力強化に力を入れていく。中国は他国の人工衛星を攻撃する兵器の開発を進めているとされており、今後の宇宙における安全のカギを握るのは「宇宙部隊」といっても過言ではないだろう。
【参考URL】http://news.livedoor.com/article/detail/15619206/

07「100円おせち」
- ■ 低価格で少しずつ購入できるおせち
- ■ ライフスタイルの変化に合わせ発案
ローソンストア100から、『100円おせち』が発表され話題を呼んでいる。
これは100円という低価格だからこそ、好きなものを必要なぶんだけ購入できるおせちのこと。現在の日本は、高齢化や核家族化、単身世帯の増加など、ライフスタイルが多様化している。そのため、家庭でたくさんのおせちをつくるのではなく、各々のライフスタイルに合わせて購入できる100円おせちが注目されている。ローソンは他にも、「ワンプレートおせち」や「インスタ映えおせち」など、時代に即した商品を数多く提案している。日本の伝統的な行事も、時代の変化とともに新たな展開をしていくのか、今後に注目したい。
【参考URL】http://store100.lawson.co.jp/newentry/topics/detail/1352092_5006.html
