これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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01「オレンジリボン」

  • ■ 児童虐待防止運動のシンボル
  • ■ 全国でイベントが開催されている

ピンクリボンという言葉は聞いたことがある人も多いだろう。しかし、「オレンジリボン」という言葉はご存知だろうか。オレンジリボンとはNPO法人によって決められた児童虐待防止運動のシンボルである。児童虐待の摘発件数は年々増加しており、2012年には前年比1.6倍になるなど、大きな問題となっている。厚生労働省は11月を児童虐待防止推進月間と定め、各自治体が親子参加型のイベントやセミナーなどを行い、オレンジリボンの認知拡大に努めている。特に神奈川では他のNPO法人とも協力して、11月から3月までイベントを実施。子供の笑顔の写真を貼った傘を持って、親子がウォーキングを行うなど、勢力的にイベントを開催している。手探りで始まったこのオレンジリボン運動は、子ども虐待の現状に直面する児童福祉の関係者をはじめ、各種団体・企業・個人へと全国に拡がりつつある。

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02「着地型観光」

  • ■ 地元が運営する地域密着型の旅
  • ■ 旅行でディープな体験をしたい人に

近年、たとえば地ビールや地酒など、地域の特色を活かした地域密着型の旅がヒットしている。ただ観光をするだけでは物足りなくなった人たちに、地域の魅力をより深く伝えることで人気を集めているそうだ。その地域密着型の旅の一つとして注目されているのが「着地型観光」だ。特徴は、旅行会社ではなく、地元の人や自治体が企画・運営を行っていること。大手旅行会社が扱いづらい少人数ツアーが可能で、かつ個人旅行では味わえないような魅力を体験できるという。たとえば「高知の夜をたのしむ街遊びツアー」は、高知市内で「箸拳」「菊の花」などのローカルなお座敷遊びを体験でき、人気の屋台餃子へハシゴするというプラン。他にも、香川県の讃岐うどん店をハシゴする「うどんタクシー」も着地型観光の一種だ。旅行先で、よりディープな体験を楽しみたい方はぜひチェックしてみて欲しい。

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03「南海トラフ」

  • ■ 東日本大震災の10倍規模の被害想定
  • ■ 高まる防災・復旧に対する準備の意識

たとえ千年に1度のリスクであっても、その備えを忘れてはいけない。四国の南方にある、静岡から九州近辺まで伸びる「南海トラフ」。そこで最大級の地震と津波が起こった場合の被害想定が先日発表された。その規模はなんと東日本大震災の10倍、被害想定額は220兆円、死者は32万人に達するらしい。もちろんこれは最悪のケースであるが、東日本大震災が「想定外」の連続であったことを思えば、決してあなどることはできない。住宅の耐震化など個人レベルで防災の準備を進めるのはもちろんのこと、企業レベルでも震災後における復旧の道筋、BCP(事業継続計画)を考えておく必要があるだろう。

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04「アウトオブキッザニア」

  • ■ 実社会の仕事を体験できるプログラム
  • ■ 企業だけでなく自治体とも連携

世界で展開されている子供向けの職業体験型テーマパーク「キッザニア」。企業とタイアップして、様々な職業を疑似体験できるもので、東京では2006年にオープンして以来、人気を集めている。そのキッザニアが、施設外の実社会で様々な仕事を体験できる「アウトオブキッザニア」というプログラムを実施していることをご存知だろうか。墨田区では時計職人や屏風職人など、色々な職人の技術を体験。また千葉県では田植えから収穫までの米作りの一連の流れを体験。と、このように地域の特色を生かした内容が特徴だ。また、プログラムを体験するにあたり、JTBがツアーを企画するなど、そこから派生したビジネスも生まれている。進む少子化を背景に、子供一人当たりの教育費も高額になっている。今後は、子供をターゲットとしたビジネスのさらなる多様化が進むだろう。

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05「la farfa(ラ・ファーファ)」

  • ■ ぽっちゃり女子のおしゃれスタイル誌
  • ■ 注目される“ぽちゃかわ”ファッション

“ぽっちゃりさんのぽっちゃりさんによるぽっちゃりさんのための雑誌”。こんなコンセプトをもとに、身体の大きな女性がメインターゲットのファッション誌「la farfa(ラ・ファーファ)」が発行された。日本で初めて本格的に“ぽっちゃりさん”のファッションにスポットを当てる雑誌で、第1号のイメージモデルはお笑いタレントの渡辺直美が担当。気になる内容は、ベーシックからカジュアル、フォーマルまで幅広い着こなしテクニックやコーディネート術など、旬の“ぽちゃかわ”ファッションが紹介されている。読者モデルは、18歳~40歳の服のサイズがLL~8Lの女性のみ。「大きいサイズ」の市場が注目を集めるなか、各企業が続々と需要の開拓を進めている。一方、この“ぽっちゃり市場”を果たして認めていいのか、という疑問の声も…。

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06「自転車ナビライン」

  • ■ 自転車専用の車道通行路
  • ■ 実際の導入に向けて課題解決へ

本来、自転車は道路交通法上“軽車両”に位置付けられ、道路標識に従って車道の脇を走らなければならない。しかし実際の自転車走行位置は各々で異なり、予測のつかない自転車の動きは、ドライバーにとって事故を招く危険な存在となっている。そんな問題を改善すべく、警視庁は、車道に自転車専用の通行路を表示する「自転車ナビライン」を試験導入した。自転車の走行位置を特定することで、事故を減らそうという試みだが、実際は、ナビラインをはみ出して横断する人や、“車道の走行は怖い”という意見から、今まで通り横断歩道を渡ってしまう自転車が多いのだとか。さらに、夜はナビラインが見えにくいという問題も。まだまだ課題点も多いが、是非課題を解決して、事故減少につなげてほしいものだ。

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07「KITTE」

  • ■ 東京中央郵便局が生まれ変わる!
  • ■ 郵便局が初めて手がける商業施設

日本最大級の東京中央郵便局が、東京駅丸の内口前に建設されたのは1931年。建設から82年経った今、当時の姿を可能な限り残しながら、日本郵便が初めて手がける商業施設「KITTE」として生まれ変わった。「KITTE」のコンセプトは、「Feel JAPAN」。1通の手紙に切手を貼ると、たちまち“郵便”となり、誰かのもとに“想い”として届く。そんな郵便事業が掲げる想いをコンセプトに込めているのだとか。館内では、北海道から沖縄まで、全国各地の名産品を販売するショップや、地元で愛される味を提供するレストランなど、東京初出店47店舗を含めた全98店舗を展開している。手紙とは違った形で地域の想いを東京へ届ける、粋な商業施設「KITTE」。今後、注目の地域体験スポットとして、人気を博すことは間違いないだろう。

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