01「ビットコイン給与」
- ■ 給与の一部をビットコインで支払い
- ■ GMOインターネットが導入
2017年初頭と比べおよそ10倍近くに暴騰し、大きな注目を集めているビットコイン。そのビットコインを給与の一部として受け取れる『ビットコイン給与』制度を、IT大手のGMOインターネットが導入することが話題となっている。
社員は希望すれば、給与の手取り支給額の一部(10万円まで)を円の手取り支給額から天引きし、その分がビットコインで支給される。同社は仮想通貨取引所を運営するほか、18年1月からビットコインの採掘(マイニング)事業に参入予定など、仮想通貨事業を推し進めている。従業員にビットコインになじんでもらうことで、事業をより強力に後押しすることが狙いだ。暴騰が続きバブル崩壊の懸念の声も根強いビットコインが、支払い手段としてどこまで受け入れられるか今後に注目していきたい。
【参考URL】http://www.sankei.com/economy/news/171212/ecn1712120033-n1.html

02「30・10運動」
- ■ 食品ロス削減の取組み
- ■ 全国の自治体で広がる
農林水産省によると去年1年間で、日本の「食品ロス」は632万トンに及んだ。これは世界全体の食料援助量の2倍にあたるという。そんな中、全国各地の自治体を中心に『30・10(さんまる・いちまる)運動』という取り組みが広がっている。
「30・10運動」とは、2011年に長野県松本市で始まった運動で、宴会の乾杯後の30分と終了前の10分は、食べることに集中して食品ロスをなくそうという運動。同市でも100店舗を超える事業者が啓蒙活動に参加。2年後の、2013年にはこの運動に参加したお店での食べ残しは半分に減少したという。資源の無駄や処理にかかる環境への負担を考えれば、食品ロスを減らすことは私たちにとって重要な課題だ。外食や宴会の機会が多いこの時期に、食べ物を無駄なく消費できるように「30・10運動」の呼びかけ・実践してみてはいかがだろうか。
【参考URL】
hhttps://www.city.matsumoto.nagano.jp/shisei/kankyojoho/haikibutu/syokuhin_loss/3010unndou.html

03「ロボ旅」
- ■ ロボットを活用したJTBの旅行商品
- ■ 観光人材不足の解消をねらう
日本各地で地域の観光振興に力を入れている今、観光事業の担い手不足は常に悩みの種だ。そんな中、JTB西日本とシャープが協業し、モバイル型ロボット電話「RoBoHoN(ロボホン)」を使用した観光サービス「RoBoHoNと行く『ロボ旅』(京都)」の販売を開始した。
「ロボ旅」は、ロボホンを旅行者に貸し出し、一緒に街歩きを楽しめるJTBオリジナルの旅行商品。ロボホンが施設に設置された電波発信器を感知すると、観光箇所や店舗の説明、順路、付加情報を旅行者に教えてくれる仕組みだ。これは期間限定の実証事業で、まずは京都でロボットを活用した環境整備を行うことにより、観光人材不足の緩和を目指すという。ロボットによるおもてなしが観光の付加価値になると検証されれば、地域活性化のために活躍するロボットが今後、各地で急速に導入されていくだろう。
【参考URL】https://robotstart.info/2017/12/08/robotabi-jtb.html

04「治療アプリ」
- ■ 日常生活で治療をサポート
- ■ 治療器具として処方
スマートフォンの普及は、医療業界にも新たな風をもたらしている。ニコチン依存症のための『治療アプリ』である「CureApp(キュア・アップ)禁煙」は、2017年10月に日本初となるアプリの治験を開始した。
これは、スマートフォンを通じて得られる生活データから、医学的な知見をもとに治療経過を解析し、1人ひとりに最適な治療のガイダンスを行うアプリだ。これにより、病院での診察時だけではケアできなかった、日常生活での意識や行動のサポートを可能とする。その結果、従来の服薬と診察だけの治療よりも、高い効果を期待できるという。すでにアメリカでは、保険の対象となる処方箋として治療アプリが導入されており、「CureApp禁煙」も2019年内の発売を目指している。治療アプリが1人ひとりのかかりつけ医のような存在になる日も近いかもしれない。
【参考URL】https://www.projectdesign.jp/201801/100years-of-life/004324.php

05「バターコーヒー」
- ■ 別名「完全無欠コーヒー」
- ■ ファミリーマートで販売中
近年ビジネスマンの間では、よりよく働くための健康管理に注目が集まっている。そんな中、話題となっているのが、現在ファミリーマートが販売している『バタ—コーヒー』だ。
これは、牧草のみで育った牛から取れるグラスフェッドバターと、一般的な油より速くエネルギーに転換するMCTオイルを使用したコーヒー。元は、シリコンバレーの起業家デイヴ・アスプリー氏が、自身の食事方法をまとめ17万部のベストセラーとなった「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」の中で紹介し、世界中で流行したものだ。日本では「完全無欠コーヒー」と称され、バターとオイルを合わせる人が急増したという。空腹軽減効果があり、高い集中力の維持にもよいとされるバターコーヒー。コンビニで手軽に購入可能となり、今再び注目されている。皆さんも一度試してみてはいかがだろうか。
【参考URL】http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1712/12/news053.html

06「小平奈緒」
- ■ スピードスケート女子で世界新記録
- ■ 平昌五輪出場にも期待
スピードスケート女子選手の『小平奈緒』が、ワールドカップ第4戦の1000メートルで自己最高記録を更新、さらに世界新記録を出し優勝した。
個人種目での日本勢の世界記録は、男子500メートルでマークした加藤条治以来。さらに、女子の日本勢が個人の五輪種目で世界記録を出したのは史上初だという。小平は来年2月の平昌五輪の代表選考基準を既に満たしており、今月下旬の代表選考会に出場すれば、五輪代表に決定する。東京五輪・パラリンピックに向けスポーツ界が盛り上がるなか、今後新たな火付け役として注目を浴びるだろう。
【参考URL】https://www.nikkansports.com/sports/news/201712110000004.html

07「被爆ピアノ」
- ■ 広島で被爆後したピアノ
- ■ 平和の象徴として演奏
「核兵器廃絶国際キャンペーン」のノーベル平和賞受賞を記念したコンサートで、広島から運ばれた『被爆ピアノ』が米人気歌手によって演奏された。
これは、広島の民家で被爆し、幸い原爆による焼失を免れたピアノだ。現在も被爆当時の状態を保ちつつ、演奏できるよう修復・メンテナンスが続けられているという。R&Bの米人気歌手ジョン・レジェンドが被爆ピアノを弾き、スウェーデンの女性歌手ザラ・ラーソンとデュエットを披露、会場を盛り上げた。世界的には核廃絶を提唱しているものの、核保有国は実行に踏み切れていない。被爆ピアノを「平和の象徴」として演奏会を行うことで、今後より核廃絶への意識が高まっていくことを期待したい。
【参考URL】http://www.news24.jp/articles/2017/12/16/10380705.html
