これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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01「ねとめし」

  • ■ ネットで人気のオリジナル簡単レシピ
  • ■ 新たな食トレンドの発信源に

インターネットが社会に定着したことによって、食文化にも新たな定番が加わった。
それは『ねとめし』という料理レシピだ。これは、インターネット上で生活者が個人ブログや投稿サイトに載せるレシピのこと。一風変わった食材の組み合わせやアレンジであることが多く、材料の購入が容易なことも流行の要因だろう。例えば、トマトを米と一緒に炊くだけの「トマト丸ごとごはん」など。日常生活の中で出てくる食材のアレンジレシピがインターネット上で拡散され、次第に世間的にも認知されるようになり、最近ではテレビのバラエティ番組などでも紹介された。生活者による斬新なアイデアが光るねとめしは、今後も日本の食文化に新たなトレンドを生み出し続けそうだ。

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02「はやぶさ2」

  • ■ 話題になった小惑星探査機の改良版
  • ■ 操作性の向上で、新事実発見なるか

今夏、小惑星探査機「はやぶさ」の後継機が完成した。その名も『はやぶさ2』。これは小惑星の地中から、太陽系の起源と進化、生命誕生の謎などについての情報をサンプリングすることを目的として開発された探査機。
初号機との違いは、操作性の大幅な向上にある。具体的には、ターゲットマーカーを複数使用することが想定されている。これによって着地の精度が増し、調査したいところを調査できるようになる。さらに、衝突装置(SCI)も追搭載。これは直径30cm程度の円筒形の装置で、内部には5kg近い爆薬を搭載している。これを爆発させることで装置部分を小惑星にぶつけて人工クレーターを作るため、露出した新鮮なサンプルを回収できる可能性が高まるという。発射は今年の年末で、2020年に帰還予定。初号機のような大きな成果を期待したい。

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03「遺伝子検査ビジネス」

  • ■ 遺伝子を検査し、発病リスクなどを通告
  • ■ 倫理性・信頼性には議論も

小さなサンプルを送るだけで、数週間後には自分の病気リスクから特定の才能の有無まで判明する。そんな『遺伝子検査ビジネス』が今、急速に広がっている。DeNAなどのIT大手が参入したことでも話題になったが、膨大なデータを組み合わせて解析する技術が発達したことにより、安価に遺伝子検査が受けられるようになったのだ。検査によって遺伝性の病気を予防できるため、医療費の削減にも役立つと言われている。
しかし、実際に発病するためには遺伝子以外の要因も重要であることや、差別につながるとの議論が続いていることから、待ったの声も多い。現状、はっきりとしたガイドラインが制定されていないこともその一因とされるため、さらなる議論と国内ガイドラインの整備が待たれている。

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04「たまねぎ氷」

  • ■ 1日2個摂るだけで血糖値を下げる
  • ■ 脅威の健康効果で話題に

今や、日本人の6人に1人は糖尿病予備軍と言われ、糖尿病は“国民病“と呼ばれている。そんな中、糖尿病で悩む人々のために考案された『たまねぎ氷』が話題となっている。
たまねぎ氷とは、たまねぎを加熱してピューレ状にし、それを凍らせたもの。糖尿病に対し、長く簡単に続けられる予防と改善の方法がないかと考案された。家庭でも簡単に作ることが可能で、料理にポンッと入れるだけで摂取できる。その健康効果は1日2個摂るだけで、血糖値を下げ、抗がん作用、血管の若返りが期待できるそうだ。摂りすぎても副作用がなく、実践しやすい上、血糖値改善につながったという声もあがっている。また、凍らせる前にたまねぎを過熱してあるため、たまねぎ氷には甘みがあり、どんな料理に加えてもぴったりだ。病気の予防と料理のアレンジとして、楽しんでみてはいかがだろうか。

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05「ユーグレナ食品」

  • ■ 生活に浸透しつつある“ミドリムシ”
  • ■ 活躍の場は宇宙へ…!?

藻の1種であり、ビタミンやミネラル、アミノ酸などの59種類の栄養素を含むことで“未来食品”として注目されているミドリムシ(学名:ユーグレナ)。そんなミドリムシを用いて開発された『ユーグレナ食品』の人気がじわじわと広がりつつある。
ミドリムシは、パンやクッキー限らず、スナック菓子やラーメンといったさまざまな食品に使用され、健康志向の女性や高齢者に人気だという。ユーグレナ食品が注目された背景には、ベンチャー企業の株式会社ユーグレナが、食用大量培養に成功し、その技術が東京都ベンチャー技術大賞を受賞したことがある。これをきっかけに、さまざまな企業による商品開発が進められ、現在はなんと、食以外にも宇宙ロケットのバイオ燃料としての活用も見込まれているという。健康食としてだけでなく、宇宙への希望をつなぐミドリムシの活躍からまだまだ目が離せない。

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06「MINISO
(メイソウ)」

  • ■ 日本の有名企業のイイところ取り
  • ■ 中国市場から日本に逆上陸!

ユニクロや無印良品、ダイソーの良いところだけを集めたような生活雑貨業態として話題を集めている『MINISO(メイソウ)』が、ついに国内出店を開始したと騒がれている。
MINISOとは、中国を拠点とする、日本人が設立したカジュアル雑貨ブランドのこと。世界的にカジュアル雑貨市場が多様化を見せている中、数々の有名企業を参考にした販売を行い、中国国内では短期間で多くの店舗を出店しているブランドとして話題になっている。日本では商標登録を申請済みで、今回、本店を東京・池袋にオープンした。中国で受け入れられたMINISOは、日本の消費者にどう受け入れられていくのかが注目される。

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07「まち・ひと・しごと
創生本部」

  • ■ 地方経済の活性化を目指す
  • ■ 具体的手法についてはまだ手探り

地方の活性化を目指す『まち・ひと・しごと創生本部』が、ついに動き出した。都市部に効果が集中していると批判されるアベノミクスだが、地方創生は新安倍内閣の大きな目玉だ。実は、この「まち・ひと・しごと創生本部」も、前体制時から名前は存在していたのだが、具体的には何も動いていなかった。しかし9月から有識者による会議が始まったため、今後は徐々に活動を進めていく予定だ。
活動対象は少子化対策、過疎化の是正、地方の雇用確保など多岐にわたっているが、有識者による会議でも、具体的手法については、地方の主権を拡大するか、政府の経済支援を厚くするか、意見が割れているという。地方経済の行く末を左右しかねないプロジェクトであるだけに、今後の動向に注目が集まる。

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