これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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01「すみっコぐらし」

  • ■ サンエックスの展開するキャラクター
  • ■ 映画が大きな話題に

「君の名は」をはじめ、近年日本アニメーション映画が好調だ。そんな中、サンエックスの「ちょっとネガティブ」なキャラクターコンテンツ『すみっコぐらし』のアニメ映画が異例の大ヒットを飛ばし、大きな話題を呼んでいる。
「すみっコぐらし」は、食べられなかった “エビフライのしっぽ”、飲み残された“たぴおか”など、独特なモチーフからキャラクターがつくられている。小学生がメインターゲットと思いきや、大人の男性にも人気が広がっている。かわいくも少しネガティブな姿が、仕事に疲れた大人の心に寄り添ってくれているように感じるという。映画の内容も、ほのぼのとしながらも現実のシビアさも感じさせるシナリオが高評価を得ている。ネガティブを優しく肯定してくれるキャラクターは、大人こそが求めているものなのかもしれない。
【参考URL】
https://withnews.jp/article/f0190801003qq000000000000000W07z10301qq000019421A

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02「能作」

  • ■ 富山県の鋳物工場
  • ■ 医療用リングとテーブルウェアで有名に

日本の伝統産業などを引き継ぐ中小の工場などが、近年次々と廃業に追い込まれるなど苦境に立たされている。そして、富山県の鋳物工場『能作』は、そんな中でも大きく業績を改善して注目されている。
「能作」は、おもに仏具、茶道具、花器といった、芸術性の高い製品をこれまで制作してきた。だが、華道や茶道をたしなむ日本人が減り、仏具の販売数も減り続けるという厳しい状況にあった。そこで能作が活路を見出したのが、デザイン性の高い「折り曲げられる錫のかご」をはじめとする生活に密着したテーブルウェア。そして、指の関節が曲がってしまう病気の人がはめるための医療用リングだ。この2つの商品で能作の業績は上向きに、売り上げを伸ばし続けているという。伝統工芸を継ぐ工場が、時代に柔軟に適応した例として着目すべきだろう。
【参考URL】
https://www.nousaku.co.jp/

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03「トイサブ!」

  • ■ おもちゃのサブスクリプションサービス
  • ■ 子供の成長に合わせておもちゃを貸し出し

音楽や動画だけでなく、さまざまなサブスクリプションサービスが近年生まれている。そんな中、優れたサブスクリプションビジネスを表彰する「日本サブスクリプション大賞2019」において、『トイサブ!』がグランプリを受賞した。
これは、0〜3歳の乳幼児向け知育玩具・おもちゃのサブスクリプションレンタルサービス。子どもは成長が早く、年齢に応じて頻繁に買い替えが必要な玩具は家計にとって大きな負担。これを解消するために生まれたのが「トイサブ!」だ。「トイサブ!」では、子供の年齢に合わせた玩具の貸し出しのほか、顧客の利用履歴などのデータから、子供の知育に適した玩具の提案などのサービスが受けられる。子育て世代のニーズを上手にビジネスにつなげた一例としても、子育て負担を減らす社会的意義のある事業としても、着目すべきサービスだろう。
【参考URL】
https://toysub.net/

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04「代替医療」

  • ■ 標準医療とは異なる治療法
  • ■ 原則、健康保険は適用しない

先日SNSで話題になった「血液クレンジング」という治療法。100ミリリットルほどの血液を体外に取り出し、殺菌や漂白に使われる酸素の同素体「オゾン」を入れて体に戻すというものだ。
このような標準の医療とは全く異なり、健康保険の効かない治療法は『代替医療』と呼ばれている。「代替医療」には一部、保険適用されているものもあるというが、多くは全額自費負担の「自由診療」となる。国が科学的な根拠に基づいて安全性と効果を確認している「標準治療」とは異なり、「代替医療」は、医師の裁量に基づいて行われているという。標準治療では治癒が難しい患者やその家族は、「代替医療」を心の支えにする場合もある。治療を必要としたはずが症状を悪化させてしまうことにならないよう、厚生労働省が情報発信しているサイトなどを参考に判断する必要がありそうだ。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191205/k10012201491000.html?utm_int=news-life_contents_list-items_012

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05「東京ユアコイン」

  • ■ 東京都独自のモデル事業
  • ■ 「SDGs」とキャッシュレス化を同時に推進

国連の開発目標として掲げられ、近年注目を浴びている「SDGs(持続可能な開発目標)」。そんな中、東京都から「SDGs」とキャッシュレス化を同時に推進するためのモデル事業『東京ユアコイン』が発表された。
これは、環境に優しい活動などに参加し、費用を指定のキャッシュレス決済で支払った人に都独自のポイントを付与する事業のこと。混雑時を避けて出勤する「オフピーク通勤」や、マイバッグを持参しての買い物など、SDGsの実現に貢献した人が対象となる。1ポイントを1円相当として民間の決済サービスポイントと交換できるという。来年1月から2月の期間限定で行われ、都内の東急電鉄沿線地域や、その他の対象エリアで行われる「東京ユアコイン」。「SDGs」の活動を通じてキャッシュレス化が浸透していくのか、今後の展開に注目だ。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191206/k10012205081000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_022

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06「抱っこ牡蠣」

  • ■ 牡蠣をリアルに再現した、愛らしいクッション
  • ■ SNSで2万RTを記録し話題を呼ぶ

近年、SNSで人気を集め、急速に売上がアップした商品が多数存在する。牡蠣をリアルに再現したクッション『抱っこ牡蠣』もそのひとつだ。
大手EC会社の社員が牡蠣身の可愛さに気づき、開発に至ったこの商品は、僅か1日の間にSNSで2万RTを記録し話題を呼んだ。「抱っこ牡蠣」のぷっくりとした下ぶくれの形が、抱っこをするのに程良いボリュームで、ひだのフリルに愛らしさを感じることが人気の理由だという。クッションの他にも、牡蠣バックや牡蠣コンパクトなどインパクトのある商品が発売されている。「抱っこ牡蠣」は、現代において消費者の動向を追うために、SNS施策が最も重要だと示す一例と言えるだろう。
【参考URL】
https://www.felissimo.co.jp/youmore/blog/main01/deepfish/post-238/

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07「アイカサ」

  • ■ 傘のシェアリングサービス
  • ■ 設置店舗は雨の日の集客を見込める

日本では毎年ビニール傘が大量消費され、プラスチックゴミが増加することが問題視されている。そんな中、傘のシェアリングサービス『アイカサ』が登場し注目を集めている。
「アイカサ」とは、設置店舗でLINEアプリを使いQRコードを読み取ることで、傘を1日70円でレンタルできるサービス。月内の上限は420円のため、コンビニで購入するよりも安価で利用可能だ。さらに、返却時は借りた店舗ではなく、近くのスポットへ返却できるという利便性もある。また、設置店舗としては雨の日の集客ツールとなるメリットもあり、他店舗との差別化を図れるという。このようなシェアリングサービスの広がりが、個々人の環境保護への意識向上に繋がっていくことに期待したい。
【参考URL】
https://i-kasa.com/

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