01「データサイエンス」
- ■ ネットの膨大なデータをビジネスに活かす
- ■ 専門知識の保持者の需要が急増中
インターネット空間のデータは日々膨大に増加し続けている。そんなデータを活かすため、データ分析そのものや、その分析手法に関する学問『データサイエンス』に注目が集まっている。
企業において、データサイエンスは事業戦略の策定やビジネスソリューションの提案などに活用される。活用できる分野は、自然科学、人文科学、社会科学、応用化学など多岐に渡る。さらに細かく言えば、医学や薬学、心理学、教育学、スポーツ科学、金融、工学などに応用できるという。ビジネスだけでなく私達の生活に深く根付いたものに活用されるデータサイエンスは、どの業界の企業にとっても重要となってくるだろう。
【参考URL】
https://udemy.benesse.co.jp/ai/data-science.html

02「D2C」
- ■ 店舗を持たない小売店のビジネスモデル
- ■ 自社ECサイトで消費者と直接的な関係を築く
店舗数削減に踏み切るアパレルブランドが相次ぐ昨今。厳しい状況にあるアパレル業界で今大きな注目を集めているのが、自ら企画、製造した商品をどこの店舗にも介さず販売する新しいビジネスモデル『D2C』だ。
D2Cとは、Direct to Direct to Consumerの頭文字をとったもの。その名前の通り特徴的なのが、店舗を持たず自社運営のECサイト上でのみ商品を販売している点だ。中間業者を極力省き、店舗運営のコストも削減できるメリットがある。こうすることで、質の高い商品を更にリーズナブルな値段で売ることが可能になり、スタートアップ企業にとって有力な選択肢のひとつになりつつある。実際、D2Cを採用するブランドがアメリカで急増しているとのことで、実店舗を持たないアパレルショップで服を買うことが当たり前になる時代が来るかもしれない。
【参考URL】
https://trend.nikkeibp.co.jp/atcl/contents/18/00144/00001/

03「ネットコンビニ」
- ■ リアル店舗の商品在庫をネットで注文可能に
- ■ セブンイレブンが業界初でモデル導入
ネットで注文した商品が1日で手元に届くことが当然になりつつある現在。この状況において、コンビニ大手セブンイレブンが、スマホから注文されたリアル店舗の在庫を、スピーディーにユーザーのもとへ配達するサービス『ネットコンビニ』を展開する。
同様のサービスとしては、すでにアマゾンの「Amazon Prime NOW(プライム・ナウ)」がある。しかし、アマゾンはこのサービス展開において、専用の物流拠点を新たに用意する必要がある。これに対しセブンイレブンは、全国約2万店を数える日本一の店舗網をそのまま使うことができる。この取り組みは、17年に北海道内の数店から始まり、2020年からは順次、全国展開を始める予定だという。このネットコンビニが、コンビニ業界の勢力図にどんな影響を及ぼすのか、注視していきたい。
【参考URL】
https://trend.nikkeibp.co.jp/atcl/contents/18/00137/00005/?i_cid=nbpnxr_index

04「おわりのないえほん」
- ■ 子どもたちの想像力を養う絵本
- ■ 最後のページに好きな結末を描ける
本田技研工業株式会社が、子どもたちの夢を描く力を養うため『おわりのないえほん』を制作した。
これは、太陽の向きに合わせて動くひまわり型の家を発明するなどのストーリーが展開され、最後のページが白紙になっている絵本だ。好きなように結末を描けるため、十人十色のストーリーが生まれるという。また、ストーリーの大筋は「子どもアイデアコンテスト」の公募から選ばれた2案をもとに構成されている。プロジェクトのHPでは、子どもたちによる様々なアイデアを見ることもできる。今後、「おわりのないえほん」のように、子どもたちの未来を豊かにするための取り組みが増えていくことに期待したい。
【参考URL】
https://www.honda.co.jp/ehon/

05「LINEノベル」
- ■ WEB小説のプラットフォーム
- ■ 複数の出版社からオファーがくる可能性も
LINEから、新たなサービス『LINEノベル』が発表され話題を呼んでいる。
これは出版社の枠組みを超えた、WEB小説のプラットフォームサービスのこと。これまで、作家の投稿作品は各出版社により独占されていた。これに対して「LINEノベル」は、講談社や集英社など様々な出版社と投稿者の間に立ち、新たな才能の共有・発掘を行っていくという。1つの作品に対し各社からオファーがくる可能性もあるため、投稿者はその条件を踏まえて書籍化を進めることができる。これまでの仕組みとは一線を画す「LINEノベル」の登場によって、出版業界に新たな風が吹くことだろう。
【参考URL】
https://novel.line.me/

06「マー活」
- ■ しびれる辛さの香辛料を楽しむ
- ■ 麻辣味の商品が続々登場
激辛麺やパクチーなど少し癖のある調味料やフレーバーが流行する中、舌がしびれるような辛さの香辛料を好んで食べる『マー活』に注目が集まっている。
「花椒(ホワジャオ)」という四川料理に使われる香辛料を、中国語では「麻辣(マーラー)」と表現する。この味に魅了され「花椒」を常備する人も増えているという。また、大手コンビニや外食チェーン店でも「麻辣」味の商品が続々と登場し、麻辣火鍋や麻辣春雨など、健康・美容志向が高い女性から支持を集めている。過去2回の開催で10万人以上来場したビッグイベント「四川フェス」では、麻辣味を中心に料理を展開。味覚だけでなく記憶に残る食体験が広がりをみせる中、「マー活」ブームにより市場が活発化し経済循環に影響を与える過程に注目していきたい。
【参考URL】
https://www.dailyshincho.jp/article/2019/04170731/?all=1&page=1

07「CPAP」
- ■ 睡眠時無呼吸を防ぐ治療法
- ■ 治療が必要な患者は300万人以上
近年、睡眠が健康に与える影響の大きさが話題になる中で、睡眠時に呼吸が停止してしまう「睡眠時無呼吸症候群」に注目が集まっている。その治療法として、欧米や日本国内で普及しているのが『CPAP』療法だ。
これは、無呼吸を防ぐために装置から空気を送り続け、気道を開存させる治療法。専用装置からエアチューブを伝い、鼻に装着したマスクから気道へと空気を送る。研究結果によると「CPAP」療法を行った患者の寿命は延びる傾向にあるという。また、1998年に健康保険が適用されたため、医療機関でのレンタルを容易に行える環境が整っている。日本では、「睡眠時無呼吸症候群」の治療が必要とされる患者は300万人以上と推計されている。今後、「CPAP」療法が広がることで、睡眠の質を改善し健康的で有意義な生活を送る人が増えていくことに期待したい。
【参考URL】
https://www.jrs.or.jp/modules/citizen/index.php?content_id=141
