これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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01「炎と怒り」

  • ■ トランプ大統領暴露本
  • ■ 1週間で100万冊のベストセラーに

1月20日で就任1周年を迎えたトランプ米大統領。そのトランプ政権運営の混乱ぶりやトランプ大統領自身の精神的な問題について暴露した書籍『炎と怒り』が、先日出版された。
この暴露本は、米国のジャーナリスト、マイケル・ウォルフ氏が、トランプ氏周辺の関係者200人以上への取材をもとに執筆された。トランプ大統領自身が書籍出版の差止請求をTwitterアカウントで行ったことなども話題を呼び、発売から1週間で100万冊を売り上げるベストセラーとなったという。混迷するトランプ政権への失望が、この書籍のベストセラーにつながったという見方もある。日本語版も2月に出版されることが決まっており、日本での影響についても注視していきたい。
【参考URL】http://www.huffingtonpost.jp/foresight/fire-and-fury_a_23337535/

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02「ジャパニーズ・ウイスキー」

  • ■ 日本産ウイスキー
  • ■ 国産酒類輸出額が過去最高に

国税庁によると、昨年度の国産酒類輸出額は6年連続で増加し、過去最多となったという。好調の理由のひとつとして、『ジャパニーズ・ウイスキ-』と称される日本産ウイスキーの世界的な人気が挙げられるだろう。
昨今、日本産ウイスキーは、世界の酒類競技会で数々の賞を獲得しており、海外で日本産の品質全体への評価が高まりつつある。また、海外での和食店の増加に応じ、国産酒類が飲まれる傾向も強まっているという。国内では、酒蔵や蒸留所をめぐる訪日外国人向けのツアーも多数企画されており、それをきっかけに国産酒類のファンが増えたことも輸出が増加した理由だろう。品質が認められ、世界中の人に愛されはじめたジャパニーズ・ウイスキー。今後もこの風潮が末永く続くことを期待したい。
【参考URL】
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1801/10/news032.html

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03「ゲーム障害」

  • ■ ゲームのやり過ぎで日常生活が困難になる症状
  • ■ WHOが国際疾病分類に加える方針を表明

スマートフォンなど各種デバイスの普及に伴い、ゲーム依存は世界中で問題となっている。そこで世界保健機構(WHO)は、オンラインゲームやテレビゲームのやり過ぎにより日常生活が困難になる症状を、『ゲーム障害』として定義し、「国際疾病分類」に加える見通しだと明らかにした。
国際疾病分類とは、世界中の医療従事者や研究者が診断や調査に用いる、病気や死因の統計に使われる分類法のこと。これまでゲーム依存は統一した定義がなかったが、「ゲーム障害」が新たにこの分類に加われば、各国政府が予防や治療、患者の社会復帰などの対策を決める際に考慮できるようになる。また、この草案により依存状態が「ゲーム障害」と名付けられることで、多くの人が自身のゲームに対する依存度を見直すきっかけにもなるだろう。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/byline/mamoruichikawa/20180107-00080186/

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04「スマートホスピタル」

  • ■ 建物から診療まで
  • ■ 医療市場に経済効果も

テクノロジーの進化は、医療にもイノベーションを起こしている。中でも、『スマートホスピタル』と呼ばれる、病院の照明から医師の診察まで、あらゆる医療場面にIoTやAIシステムが導入されていく状態への進化は目覚しい。
数年前までは、照明の調整や、入院患者の移動アラートなど、医療現場で用いられるシステムはセンサー式のものが主流だった。しかし、技術の発展と普及により、遠隔医療や、医療アプリケーションによる診察日以外のヘルスチェックなども可能となってきた。また、ウェアラブルデバイスの台頭により、自宅で心電図検査ができるなど、医療のスマート化は拡大している。今後はAIの発展により、自動でリスク要因を分析し、予防措置も可能となる。これらの発展は、医療の充実だけでなく高い経済効果も期待できるだろう。
【参考URL】https://forbesjapan.com/articles/detail/15611/1/1/1

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05「HOKUTO」

  • ■ 日本の民間宇宙開発団体
  • ■ Google Lunar XPRIZEに日本から唯一参戦

近年世界各国が力を入れている宇宙開発事業。『HAKUTO』は、日本の民間団体による宇宙開発チームである。
その組織形態は独特で、リーダーの袴田氏が代表を務めるispace、東北大学の吉田研究室、そしてプロボノと呼ばれるボランティアで形成されている。プロボノは、宇宙開発に関わりたいが、仕事の就業規則の関係で100%参加できない人たちの、経験や専門性を活かすための枠だ。その結果、業界の内外から、あらゆるプロを迎え、走行機の開発や資金調達、WebサイトPRなどを、国の支援を一切受けずに行なうことが出来る。今回、Googleがスポンサーの月面探査レースGoogle Lunar XPRIZEに、唯一の日本チームとして参加するという。「HAKUTO」の合言葉は「『夢みたい』を現実に。」だが、民間団体としての参加も夢のような挑戦と言える。今後の活躍を見守りたい。

【参考URL】https://au-hakuto.jp/about/hakutojapan/

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06「伝統医療」

  • ■ WHOで正式に認定
  • ■ 西洋医学との情報格差を埋める

日本や中国など、アジアで伝えられている東洋医学『伝統医療』が、世界保健機関(WHO)の総会で正式に認定され、「国際疾病分類」に追加されることとなった。
これまで、WHOで扱う医療統計は西洋に偏り、アジアなどではほぼ統計が取られていなかった。そのため今回、伝統医療の疾病分類を設けることで、西洋医学と東洋医学の情報格差を埋めることを目的としているという。このように伝統医療が正式に認定されることで、世界の医療基準が転換していくとともに、独自に発展してきた日本の医療が再評価されることを期待したい。

【参考URL】http://www.sankei.com/life/news/180109/lif1801090004-n1.html

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07「オープンイノベーション」

  • ■ 企業・自治体と提携した技術開発
  • ■ 研究開発の効率化を目指す

近年、企業は競合との差別化のため、新たな技術の開発が求められている。そんな中、社外の企業・自治体などと提携して新たなビジネスを生み出す『オープンイノベーション』に注目が集まっている。
たとえば自動車メーカーは、自動運転などの技術開発のため、異業種との連携が不可欠だ。そこで各自動車メーカーは、オープンイノベーションを視野に入れた提携戦略を加速させているという。これにより、単独の企業で進めていた研究開発が効率的に進むことが期待される。今後は、これまで自社の努力だけでは解決できなかった課題に対して、オープンイノベーションを取り入れて研究開発を効率化する動きが広がっていくことだろう。

【参考URL】http://www.sankei.com/economy/news/180110/ecn1801100043-n1.html

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