01「QAnon」
- ■ ドナルド・トランプ米大統領の熱烈な支持者
- ■ 代表者がホワイトハウスで大統領と会談
過激な言動で世界から警戒の目を向けられているドナルド・トランプ米大統領。中間選挙に向け、その大統領を熱狂的に支持する『QAnon』という勢力が急成長している。
「QAnon(キュアナン)」とは、「Q」と名乗る、トランプを支持する匿名のネット投稿者たちを指す。主張としての特徴は、トランプ支持のほか、根拠の確認できない話や、被害者意識をもとにした、神がかり的な陰謀論が目立つ点。もともとトランプ氏は、グローバル化に伴い衰退した白人中間層を主な支持基盤として勢力を広げてきた。QAnonも、「グローバリズムの犠牲者」という自己認識を持っているといわれている。そのQAnonの代表者がホワイトハウスで大統領とともに撮影された写真がSNS上にアップされ、大きな物議を呼んでいるのだ。中間選挙にQAnonがどのような影響力を及ぼすのか、注視していきたい。
【参考URL】
https://www.newsweekjapan.jp/mutsuji/2018/08/qanon.php

02「ガツン、とみかん」
- ■ 20周年を迎える赤城乳業のアイス
- ■ 自虐プロモとして話題に
自社商品であるガリガリ君を10円値上げする際、ユニークな謝罪動画をあげて話題を呼んだ赤城乳業。その赤城乳業が、同じく自社製品である『ガツン、とみかん』のプロモーションで再度注目を集めている。
これは、「ガツン、とみかん」発売20周年を記念したプロモーションとなっている。ポジティブなトーンで20周年を祝うかと思いきや、その内容は「ガリガリ君より売れていない・存在感が薄い」という自虐的なもの。いかにガリガリ君に負けているかを、動画や漫画などさまざまなコンテンツでアピールする姿勢が「卑屈すぎて面白い」と、SNSを中心に拡散されたのである。ガリガリ君という強力な自社製品があるからこその戦略といえるが、プロモーションのひとつの新たな形として注目するべきだろう。
【参考URL】
https://www.akagi.com/brand/gatsun/index.html

03「CHAdeMO」
- ■ 電気自動車向けの急速充電器
- ■ 中国と規格統一を合意
ガソリン資源などの枯渇問題を前に、普及が急がれる電気自動車(EV)。そのEV向けの急速充電器『CHAdeMO』について、日本と中国で規格を統一することが決定し、話題を呼んでいる。
急速充電器の規格には、日本の「CHAdeMO」、中国の「GB/T」、欧米の「コンボ」などがあるが、これらには互換性がなかった。今回の日中規格統一によって、「CHAdeMO」の規格のシェアが9割を超えることから、国際競争において大きなアドバンテージを握ることになる。規格統一は2020年の実現に向け動いていくということで、このプロジェクトが世界において「CHAdeMO」の存在感を示していけるか、注視していきたい。
【参考URL】
https://response.jp/article/2018/08/23/313223.html

04「通れた道マップ」
- ■ 通行可能な道路がわかるマップ
- ■ 国交省、トヨタ、ホンダなどが公開
地震や大雨などの被災地では、生活に必要なものを車で調達しに行くのにも大渋滞が発生し、物資の流通にも影響が出ている。そんな中、トヨタが公開している通行可能な道を教えてくれるサービス『通れた道マップ』が注目されている。
このマップでは、車から収集された走行位置情報をもとに、ウェブサイトの地図で通行可能・不可能といった道路状況を公開している。通行止め情報は標識アイコンで表示され、パソコン用のブラウザやマートフォンなどで確認が可能だという。最近ではホンダや、国交省も独自のマップ作成し、提供している。このようなサービスがより多くの人に認知されることで、救助救援活動での活躍も期待できそうだ
【参考URL】
https://www.toyota.co.jp/jpn/auto/passable_route/map/

05「打ち言葉」
- ■ 「おk」「うp」など、ネット上の独特な表記
- ■ 文化庁も注目
若者言葉を多く生み出しているSNS。そんな中、文化庁がを『打ち言葉』と表現し、ネット上で話題になった。
文化庁が発表した代表的な「打ち言葉」の中には、OKを意味する”おk”やUPを意味する”うp”などのローマ字誤変換を由来とするネット俗語などがある。ネット上でのやり取りは、“文字に表すという点では書き言葉に入る”としながらも、一回のやり取りで交わされる情報量が少なく、“話し言葉の要素を多く含む”という。よって、これらのキー入力を伴う新しい書き言葉を「打ち言葉」と表現したのだ。若者言葉と言われるものは40年ほど前から存在するが、昨今はそのサイクルが非常にはやくなっている。時代に合わせて言葉が変化していく中で、今後は「打ち言葉」がもっと身近な存在となっていきそうだ
。
【参考URL】
https://withnews.jp/article/f0180828000qq000000000000000W05h10801qq000017802A

06「マイクロプラスチック」
- ■ 海に流れ出した細かなプラスチック片
- ■ 海洋生物の生態系に悪影響
プラスチック製品のゴミによる海洋汚染問題は、年々深刻さを増している。プラスチックの需要が高まる一方で、ほとんどが焼却や埋め立て処分、自然界へ投棄されているためだ。
投棄されたプラゴミの多くは、海へ流れ出し生態系に悪影響を及ぼしている。そんな海洋プラゴミの中で特に問題視されているのが、『マイクロプラスチック』だ。これは、自然界で分解できない細かなプラスチック片のこと。破片が生物の体内に蓄積されてしまうと、それを食べる人の健康も害する可能性があるという。「マイクロプラスチック」削減のため、世界の国や企業も具体的な施策に乗り出している。しかし日本では、法整備など具体的な対応はとられていない。環境保護のため、まずは各家庭でもリサイクルの意識を高めることから始めてみるべきだろう。
【参考URL】http://news.livedoor.com/article/detail/15208041/

07「池江璃花子」
- ■ 18歳の競泳女子日本代表
- ■ アジア大会で日本人初の6冠を達成
インドネシア・ジャカルタで、第18回アジア競技大会の競泳競技が行われた。そこで弱冠18歳の競泳女子日本代表『池江璃花子』選手が、日本人初となる6冠を達成した。
池江選手は、個人4種目と400メートルリレー2つで金メダルを計6個獲得。さらに、800メートルリレーと混合400メートルリレーで銀メダルを2つ獲得した。これは日本競泳選手最多の記録であり、すばらしい結果といえるだろう。2020年には東京オリンピックを控えているだけに、池江選手への期待感は高まっている。まだ高校生の池江選手がこれからどのような成長をみせるのか、引き続き注目していきたい。
【参考URL】
http://news.livedoor.com/article/detail/15129366/
