01「置き配バッグ」
- ■ 再配達の負担を減らす試み
- ■ 玄関先に「置き配」バッグを設置
近年、ネットショッピングの利用者増加により再配達の多さが問題視されている。その状況を受け、日本郵便による『置き配バッグ』の実証実験が始まった。
これは、日本郵便が2019年春から開始を予定している、不在時に指定場所に荷物を置くための、鍵付きバッグのこと。サービス開始に先立ち、杉並区限定で実証実験が行われている。これまでは宅配ボックスがなければ不在時の荷物受け取りは不可能だったが、バッグを設置するだけで受け取りが可能になることで、ユーザーからも歓迎の声が上がっている。今回の実験は、盗難のリスクなど「置き配」実施時の問題点を見極めることが目的だという。大きな課題となっている配送問題の有効な解決策になるか、今後に期待したい。
【参考URL】
https://www.fnn.jp/posts/00406892CX

02「ハラミ会」
- ■ ハラスメントを未然に防ぐ会
- ■ 漫画をきっかけに話題に
SNSを中心に巻き起こった♯ME TOO運動など、ハラスメントを巡る議論が活発化している。そんな中、ハラスメントが起きないようあえて女性を参加させない飲み会『ハラミ会』が話題となっている。
発端となったのは、瀧波ユカリ氏執筆の漫画「モトカレマニア」のワンシーンを紹介したtwitterの投稿。この投稿に対して賛否両論が巻き起こり、社会学者などからもコメントが寄せられるなどの大きな反響が巻き起こった。著者の瀧波氏はハラミ会をフィクションと主張するも、アメリカでは実際にそのような動きもあるということに言及している。飲み会シーズンが近づく中、この話題がどのような影響を及ぼすか注視したい。
【参考URL】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181205-00010028-abema-soci

03「0円タクシー by 日清のどん兵衛」
- ■ タクシー配車アプリと日清のコラボ企画
- ■ 都内を無料タクシーが走る
近年SNSでの「バズり」などを目的に、ユニークなプロモーションを展開する企業が増えている。そして、年末のプロモーション戦略として大きく注目を集めているのが、利用料金無料の期間限定タクシー『0円タクシー by 日清のどん兵衛』だ。
これは、「どん兵衛」を提案する「日清のどん兵衛」と、DeNAが提供する次世代タクシー配車アプリ「MOV(モブ)」がコラボレーションして実現した企画だ。利用範囲は都内限定、配車されるのは50台のみだが、配車アプリをダウンロードすれば誰でも利用が可能だ。タクシーの車両には、スポンサーである「日清のどん兵衛 天ぷらそば」専用のラッピングと内装が施されている。インスタント食品業者とタクシー配車アプリによる異業種の思い切ったコラボがどんな効果を上げるか、注目していきたい。
【参考URL】
https://news.nifty.com/article/item/neta/12238-140316/

04「学生to手帳」
- ■ 中高生向けスケジュール手帳
- ■ 学生のライフスタイルに合わせた仕様で人気
現在、SNSで勉強の進捗具合を報告・共有することが高校生の間で盛んだ。そんな中、ロフトと学研ステイフルが中高生向けに開発・発売したスケジュール手帳『学生to手帳』が人気を呼んでいる。
「学生to手帳」は、1日を時間軸で管理するタイプの手帳。ただし、通常とは異なり、中高生にとって授業時間に当たる平日の9時から16時までが、短縮されているのが特徴。時間軸は朝の6時から夜中の25時までで、授業時間のスペースが圧縮されている分、朝と放課後の時間帯に沢山書き込めるようになっている。また、マンスリーページには、月ごとに目標を設定し、振り返りや改善点を書き込む欄が用意されている。自分で時間を管理する癖をつけられるこの手帳が、学生に上手く使用され好影響を与えることに期待したい。
【参考URL】
https://www.loft.co.jp/kotokiji/detail.php?id=68133

05「エシカル消費」
- ■ 良心から発生する倫理的な消費
- ■ ミレニアル世代を中心に活動拡がる
現在、世界的な緊急課題として、貧困・人権・気候変動の3つが挙げられる。そんな中、これらを同時に解決していくために、人や社会、地球環境に配慮した倫理的に正しい消費『エシカル消費』が拡がっている。
「エシカル消費」の間口は広く、適正価格による取引で貧しい産地の自立を支援するフェアトレードやオーガニックなど環境や人、社会に配慮した商品やサービスを選んで使うこともその一環だ。世界最大の消費者層となったミレニアル世代(1980年~1995年生まれ)が、自分のお金を払って購入するプロダクトの製造プロセス自体を、商品そのものの価値と同じくらい重要視する傾向が強いことも注目される理由だと言える。誰にでもできる社会貢献として、この「エシカル消費」が日本で今後さらに拡がっていくことに期待したい。
【参考URL】
https://ethicaljapan.org/ethical-consumption

06「聴覚AR」
- ■ バーチャルと現実の世界を「音」でつなぐ
- ■ より深い没入感を得られる仕様
再びブームになりつつある「Pokemon GO」。そんな中、六本木ヒルズで「Pokemon GO」と『聴覚AR』を組み合わせた期間限定のイベントが開催された。
「聴覚AR」とはバーチャルの世界で聞こえる音を、現実世界で仮想的に拡張させるというもの。これを利用して、六本木ヒルズの毛利庭園に潜むポケモンを「音」を頼りに捕まえることができる。イベントでは、園内にポケモンが潜んでいるという状況を、鳴き声や物音だけで表現することに挑んだ。プレーヤーが声や音を聴き分けられるように左右で別々の音を鳴らし、動き回ったり体の向きを変えたりしても、同じ場所から音が聴こえてくる。これにより、ゲームの世界が現実であるかのような没入感を得ることができるのだ。このように、幅広いビジネスでの展開が期待できる「聴覚AR」。これからの広がりに期待したい。
【参考URL】
https://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/pickup/15/1003590/112001999/?ref=nbptrn_else

07「高輪ゲートウェイ」
- ■ JR東日本の田町-品川間の新駅名
- ■ 評価は賛否両論
JR東日本は>山手線・京浜東北線に開業する、田町-品川間の新駅名
「高輪ゲートウェイ」は、公募された駅名案のなかで13,218案中130位。募集はあくまで参考として考慮され、最多票を集めた「高輪」と、未来を感じさせる「ゲートウェイ」を組み合わせた駅名を採用したという。カタカナの単語を使用した駅名は、両線ともにはじめて。駅名に対する評価は、「駅名が長い」「旅行客に伝わりやすい」など賛否両論。評価は分かれているものの、話題を呼んでいる「高輪ゲートウェイ」の今後に注目したい。
【参考URL】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201812/CK2018120502000118.html
