これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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01「スクールロイヤー」

  • ■ 学校内の問題を法的に解決
  • ■ 教師の負担を減らす目的も

いじめなどに真摯に対応しなければならない一方、過剰な要求をする親への対応に追われ疲弊する日本の教育現場。そんな現状を改善するべく、学校内で起こる諸問題を解決する弁護士『スクールロイヤー』の導入に注目が集まっている。
学校では、教員による体罰、子どもの事故、保護者からの不当なクレームなど、教員だけで対処しきれないさまざまな問題が起こる。これらの問題について、法律の知識や経験を活かし、予防や解決をするのがスクールロイヤーだ。日本ではなじみが薄いが、アメリカでは教育現場に法律家がいるのは一般的。文科省は、2018年からスクールロイヤーを日本でも広げるべく、予算の増額などに取り組んでいる。上記の問題対処に追われ本来の仕事ができない教員の負担削減も期待されており、この制度がどこまで普及するか注目していきたい。
【参考URL】
https://www.houdoukyoku.jp/posts/18029

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02「動画認識AI」

  • ■ AIが動画学習も可能に
  • ■ 見守りサービスや防犯システムの開発などに

深層学習(ディープラーニング)の登場で画像認識の精度が高まるAI。近年では、動画を認識できるAIである『動画認識AI』にまで進化し、各方面へのさらなる影響が予測されている。
AIは、瞬間的な画像ではなく一連の動作をうつした動画を見なければ、日常生活の行動の判別は難しい。そのため、動画を認識できるようになったことで、歯磨きや料理など人の生活での日常動作の学習が可能になった。日常動作の学習が進めば、ロボットなどによる見守りサービスや防犯システムの開発などに役立つとされている。AIの動画学習用のデータ集を無償で公開する研究室なども現れ、画像認識の開発で米中に出遅れた日本において、AI開発の環境を整えられるか注目していきたい。
【参考URL】
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39489900Y8A221C1TJM000/

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03「DuckDuckGo」

  • ■ 個人情報を収集しない検索エンジン
  • ■ 2018年からユーザー数が急上昇

昨年世間を大きく揺るがしたFacebookの個人情報流出問題や、昨年よりヨーロッパで始まった「GDPR(一般データ保護規則)」。ネットユーザーの個人情報保護に関する意識が高まる中、『DuckDuckGo』(ダックダックゴー)というユーザーの個人情報、検索履歴を記録・保存しない検索エンジンが注目されている。
通常の検索エンジンやECサイトでは、パソコンやスマートフォンに「クッキー(Cookie)」と呼ばれるファイルにユーザーの情報を記録する。だが「DuckDuckGo」はCookieを保存せず、検索ワードを企業のサーバーで記録もしない。企業から行動履歴などを常時追跡される状況に拒否感を示す層から支持を得て、近年ユーザー数を増やしているという。これに関連し、個人情報を収集しないスマートスピーカーをリリースする企業もあり、今後こうしたサービスには注目が集まっていきそうだ。
【参考URL】
http://news.livedoor.com/article/detail/14469336/

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04「100億円キャンペーン」

  • ■ PayPayによる還元キャンペーン第2弾
  • ■ 少額でのQRコード決済の利用を促す狙い

前回、好評によりわずか10日間でキャンペーンが終了してしまったPayPay『100億円キャンペーン』。その第2弾が今日(2月12日)から5月末まで行われる。
「100億円キャンペーン」は、QRコード決済サービスPayPayを使用すると、抽選で支払額の最大20%を還元するキャッシュバックキャンペーンだ。昨年行われた第1弾は、還元率が高く、上限も月5万円までと大きかったため利用者が殺到。結果として、開始からわずか10日で100億円に達した。今回は1回あたり1千円までと還元に上限を設けることでキャンペーンを長続きさせ、少額でのQRコード決済の利用を促す狙いだという。こういった大規模なキャンペーンで知名度が急上昇し、登録者数が400万人を突破したPayPay。2度のキャンペーンを終えた後、QRコード決済の更なる拡がり具合に刮目したい。
【参考URL】
https://japanese.engadget.com/2019/02/11/paypay-100-2/

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05「非認知能力」

  • ■ 数値化できない人間力
  • ■ 早期教育で注目

現在、教育分野では「思考力・判断力・表現力」がより重視されるようになり、豊かな人間性の育成と心の教育の充実が求められている。そんな中、注目されているのが『非認知能力』というワードだ。
「非認知能力」とは、主体性、想像力、自制心、自己肯定感、自信、回復力、社会性、共感力など、正解のない問題に、自分らしく立ち向かって解決していく力のこと。2000年にノーベル経済学賞を受賞した、シカゴ大学のジェームズ・ヘックマン教授の幼児教育の研究がきっかけで注目されるようになった。従来の暗記や詰め込み型教育の見直しが進む日本で、世界で競える人材育成のため、「非認知能力」への注目は今後さらに高まっていくだろう。
【参考URL】
https://www.sankei.com/west/news/181224/wst1812240005-n1.html

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06「スマホ就活」

  • ■ 面接以外の採用工程をスマホ上で行う
  • ■ 企業の採用戦略にも変化

大学生の就職活動といえば、説明会に参加し、エントリー後採用試験を受けるという流れが一般的だ。しかし近年、学生たちの情報収集の方法が変化したことで、『スマホ就活』が定着しつつあるという。
「スマホ就活」とは、説明会やエントリー、面接以外の試験をスマートフォン上で行う就職活動のこと。企業によっては、学生の行動をインターネット上で分析し、会社への興味・関心を点数化して採用に活かしている場合もあるという。最終的には面接でのやりとりで判断されるものの、今後は企業と学生がいかにインターネット上で接点を持てるかが重要になるだろう。

【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190204/k10011802531000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_113

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07「マイタイムライン」

  • ■ 住民1人ひとりがつくる避難計画
  • ■ 被災時の行動を時系列順に整理

近年、大雨や台風などの自然災害によって、大規模な被害が多発している。そんな現状を改善しようと国土交通省が打ち出したのが、『マイタイムライン』だ。
これは水害や洪水から逃げ遅れないように、住民1人ひとりが作成する避難計画のこと。いざという時に備えて、自身がとる行動を時系列順に整理しとりまとめるという。時間的な制約厳しい被災時に、あらかじめ避難行動のチェックリストを用意しておくことで、逃げ遅れる人を減らす効果が期待されている。今後「マイタイムライン」が浸透していくことで、防災への関心も高まっていくことだろう。

【参考URL】
http://www.ktr.mlit.go.jp/shimodate/shimodate00285.html

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