これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「新型QRホームドア」

  • ■ ホームドア開閉制御システム
  • ■ ホームドアの開閉時間を短縮

度々指摘されているにもかかわらず解決しない電車遅延問題。そんな遅延対策として、『新型QRホームドア』の実用化が進められている。
これは、「QRコード」を用いたホームドアの開閉制御システムだ。車両の扉に貼られたQRコードラベルを、ホーム上部に設置されたスキャナーが読み取り、車両扉の状態を検出するというもの。ホームドア制御のための機器を車両に搭載する必要がないため、安価で、かつ車両の改修も必要がない。車掌は、車両扉の開閉操作のみでホームドアの連動開閉が可能なため、ホームドアを別途操作することで駅停車時間が延びることを抑制するメリットもある。現在は都営浅草線で実証実験が進められているが、このQRホームドアが実用化されれば、遅延対策の有効打になりうるかもしれない。
【参考URL】https://japan.cnet.com/article/35137319/

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02「SNSコーチング」

  • ■ SNS上で受けられるコーチング
  • ■ 社外に相談役を持ちたい若者の増加

企業やスポーツチームが若手や選手の指導に取り入れてきたコーチング。このコーチングをSNS経由で受ける『SNSコーチング』が若者を中心に人気を集めているという。
コーチングとは、相談者の悩みを引き出し、本人の思考を整理した上で本人に解決方法を導き出してもらう指導法。若い世代にこのコーチングが広がっているのは、時代の変化に伴い、若者が年上世代の助言に解決策を見いだせなくなっているから。上司には相談できない内容も話せることもSNSコーチングの魅力だ。働き方や人生に戸惑う若手のニーズを満たそうと、新たにコーチング事業に乗り出す企業も登場しており、若者向けコーチング事業は今後も広まっていきそうだ。
【参考URL】
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44965470X10C19A5H11A00/

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03「MMT」

  • ■ 注目を浴びている現代貨幣理論
  • ■ 財政赤字の拡大を容認

2020年の大統領選を控えたアメリカで、いま急激に注目を集めている経済理論がある。それが、『MMT』(Modern Monetary Theory=現在貨幣理論)だ。
これは、自国の通貨で借金できる国は、貨幣を刷りさえすればそれを借金返済にあてることができるため、急激な金利の上昇が起きないかぎり破綻はしないという、財政赤字の拡大を容認する経済理論だ。この理論が注目を集めている背景が、アメリカ経済を覆っている閉塞感だという。リーマン・ショック後に行われたさまざまな金融政策が成果を上げず、行き詰まりを感じたアメリカ社会がMMTに救いを求めているとの指摘がある。MMTは日本をモデルに作られた理論のため、アメリカでの盛り上がりに伴い日本でも注目が集まっている。膨れ続ける財政赤字の是非についての理論は、日本でも活発化しそうだ。
【参考URL】
https://www.fnn.jp/posts/00046497HDK

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04「超人図鑑」

  • ■ キン肉マンの超人を紹介した図鑑
  • ■ 初刷部数10万部と異例の売れ行き

漫画「キン肉マン」と「学研の図鑑」シリーズがコラボレーションした、『超人図鑑』の売れ行きが好調だ。
これはキン肉マンに登場する超人、約700体の属性や必殺技、形状や大きさを網羅した図鑑のこと。ハイクオリティなイラストで超人を紹介しており、マイナーなキャラクターまでしっかりと図鑑タッチで描かれているという。キン肉マンに登場する超人たちをできるだけ多く載せることで、学研の図鑑シリーズの中で最もページ数の多い図鑑となった。その結果、熱狂的なファンの支持を得て発売前からインターネット上で予約が殺到。初刷部数は10万部におよび、図鑑ジャンルだけでなく出版業界全体としても異例の事態を引き起こしている。「超人図鑑」のヒットは、個性的な企画とそこにかける情熱の大切さ、そしてキャラクタービジネスの可能性を物語っている一例と言えるだろう。
【参考URL】
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1905/22/news133.html

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05「All-in PASTA」

  • ■ 1日に必要な栄養素の1/3を摂取できるパスタ
  • ■ 栄養ホールドプレス製法で健康と美味しさを両立

日清食品から、1日に必要な栄養素の1/3を摂取できるインスタント麺『All-in PASTA』が発売され話題を呼んでいる。
最大の特徴は、日清が開発した「栄養ホールドプレス製法」だ。栄養成分を麺の中心部分に配合し、小麦ベースの外層で包むことで栄養素の劣化や酸化、流出を最小限におさえられる。また苦みやえぐみが軽減されるため、食べやすく美味しいパスタを味わえるという。パスタとソースのセットだけでなく、別売りも行っているため、消費者の好みに合わせて選択することも可能。「All-in PASTA」のような商品が増えていくことで、今より簡単に栄養バランスの取れた食事ができるようになるだろう。食品業界の今後に期待したい。

【参考URL】
https://www.nissin.com/jp/news/7716

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06「Google Travel」

  • ■ 旅行プロセス全般をひとつのサービスに集約
  • ■ 他社旅行サービスの予約メールも自動で整理

大手検索エンジンのGoogleが、PC版の旅行プランニングツール『Google Travel』のリリースを発表した。「Google Travel」とは、フライト検索やホテル予約などの旅行関連サービスを1つに集約した旅行プランニングツールのこと。
Googleアカウントを保持していれば、旅行に必要な全ての情報を網羅することが可能になる。また、おすすめスポット情報の確認や旅行後のレビュー投稿ができるのも特徴だ。さらに、Booking.comやExpediaなどで行った旅行予約のメールを、必要な情報だけ整理しひとつのプランとして自動でまとめてくれるという。
この利便性に対し、旅行サービス各社がどのような差別化戦略を生み出していくのか注目していきたい。
【参考URL】
https://airstair.jp/google-travel/

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07「脱プラ」

  • ■ プラスチック削減運動
  • ■ ファッション業界やコンビニでも導入開始

地球温暖化問題が深刻化する中、環境省は2020年以降レジ袋の有料化を義務付ける方針を発表した。それに伴い、『脱プラ』と呼ばれる企業によるプラスチック削減運動が加速している。
日本でゴミとして出されるレジ袋は、年間300億枚と推定されている。そこで、大手スーパー各社では数年前からレジ袋の有料化を実施。ファッション業界も紙の買い物袋にシフトするなど、プラスチック削減のための施策を始めた。また、ローソンでは全店舗で今夏までにアイスコーヒーを紙製容器で提供予定だという。「脱プラ」の波が押し寄せる中で企業の取り組みだけに頼らず、今後は個人が自然環境を意識して生活していくことも必要になってくるだろう。

【参考URL】
https://www.wwdjapan.com/851386

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