これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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01「O2O2O」

  • ■ O2Oの進化系
  • ■ メディアとネットを連携し顧客を実店舗へ

マーケティングにおいて、オンラインから実店舗への顧客誘導施策O2O(オンライン・トゥー・オフライン)が浸透して久しい。そして近年、TVCMや番組、屋外広告や交通広告などのマスメディアとO2Oを連携した『O2O2O』(オンエアー・トゥー・オンライン・トゥー・オフライン)が注目されている。
一例が、視聴者がアプリでクイズに参加できるテレビ番組。正解者には割引クーポンがスマートフォンに配信され、対象商品が購入できる店舗に近づくと通知が送られる。従来の広告は興味を持っても店舗訪問に結び付かないことも多かった。だがO2O2Oなら、大勢が同時に見るマスメディアの長所と、パーソナライズされた体験ができるというオンラインの長所を組み合わせることで、視聴者を店舗へ誘導できる。マスメディアならではの戦略として、今後広がっていくかもしれない。
【参考URL】https://www.tosho.co.jp/1970/

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02「展示試着専門店」

  • ■ ファストファッションブランドのZARAが展開
  • ■ 商品の展示と試着に特化した店舗

大手ファストファッションブランドのZARA。そのZARAが期間限定で六本木ヒルズ内にオープンした『展示試着専門店』が話題となっている。
これは、商品の展示と試着に特化した店舗で、専用のアプリで商品のバーコードをスキャンすると希望サイズのアイテムが試着室に用意される。気に入った服は、アプリ内のオンラインストアでそのまま購入する。そのため商品はEC倉庫から出荷され、試着商品を持ち帰ることはできない。商品は、ZARAの店舗や自宅などで受け取れるという。店舗側は店舗ごとに在庫を抱える必要がなく、客側は試着室まちをせずに試着に専念できるという双方にメリットのあるシステムとなっている。この店舗は実験的な期間限定なかたちとのことだが、ファッション業界の店舗のありかたに大きな影響を与えるかもしれない。
【参考URL】https://www.ryutsuu.biz/ec/k050850.html

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03「クロネコスタンド」

  • ■ セルフ型宅配店舗
  • ■ 再配達問題などの解決に

ネットの利用者が年々増加する一方、物流業界の慢性的な人手不足が問題になっている。そんななか、クロネコヤマトが新たにオープンした『クロネコスタンド』が注目を集めている。
これは、設置されたロッカーへ、受取人が自ら荷物を取りに行く受け取り専用宅配店舗だ。配達予定や不在連絡を受けたときに、受け取り場所にクロネコスタンドを選択すると、荷物がスタンド内のロッカーに収められ、好きな時間に受け取ることができる。さらに受けとった時の空き箱や梱包材をその場で処分できる資材回収ボックスも設置されている。人手不足の最大の原因である再配達対策として宅配ボックスの設置が進められているが、設置が難しい住宅も多い。このセルフ型受け取り店舗が広まれば、運送業界の人手不足問題の大きな有効打となるかもしれない。
【参考URL】http://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/pressrelease/2019/news_190529.html

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04「Robot Smart Plan」

  • ■ ロボット掃除機の定額制サービス
  • ■ 高価格帯の商品を手軽に体験できる

近年、日常生活の様々な場面でサブスクリプション(定額制)サービスが活躍している。そんな中話題を呼んでいるのが、ロボット掃除機「ルンバ」の定額制サービス『Robot Smart Plan』だ。
高性能のロボット掃除機「ルンバ」は、価格がネックとなり購入をためらう人も多い。だが月額制プランの提供により、一般家庭でも手軽にロボット掃除機を体験することが可能になった。また、3年間の無償保証・無償修理も対象となり、フィルターなどの消耗品を除く自然故障に対応してくれるという。このルンバの新サービスには、多くの人に質の高い生活を送ってほしいと意味が込められている。日常生活の中に定額制サービスが広がっていくことで、個々人の暮らしの質の向上につながっていくことに期待したい。
【参考URL】https://www.irobot-jp.com/robotsmartplan/

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05「竹ストロー」

  • ■ 竹を使用した植物由来のストロー
  • ■ 廃ストロー化が海洋汚染を改善

近年、プラスチックごみによる海洋汚染が社会問題となる中、各社でプラスチックストローを廃止する動きがすすんでいる。外食事業を展開するワタミでは、ストローの希望があったときの代替品として、間伐材の竹から作られたストローである『竹ストロー』を全店舗に導入したという。
竹の食物繊維や植物由来の天然樹脂を成分とする「竹ストロー」は、土壌、海洋どちらにしても3カ月から半年で生分解する。万が一海の生物が誤飲しても、餌として消化されるという。植物由来のため、燃焼時に有害物質の発生を防ぐこともできる。さらに、発熱量が高いこともあり、燃料としての利用も検討されているという。今後も、循環型社会の実現に向けて、各社が打ち出していく代替素材を利用した施策に注目していきたい。
【参考URL】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000166.000009215.html

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06「セブンティーンアイスじはんき」

  • ■ 学習雜誌「幼稚園」の付録
  • ■ セブンティーンアイス自販機とコラボレーション

学習雑誌「幼稚園」の7月号が、発売からわずか5日で重版となり話題を呼んでいる。その理由は、江崎グリコとのコラボレーション付録『セブンティーンアイスじはんき』。
これは、セブンティーンアイス自販機そっくりに再現された組み立て式付録で、ボタンを押すとミニチュアのアイスがでてくるというもの。さらに、本物のアイス棒を使用した実物大の紙製セブンティーンアイスもついてくるという。子どもだけでなく、大人も楽しめる付録となっている「セブンティーンアイスじはんき」。出版業界では電子書籍が躍進しているが、このような体験型の仕掛けで読者の興味を引きつけた、紙の書籍の成功例といえるだろう。
【参考URL】https://hon-hikidashi.jp/enjoy/85521/

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07「チケット不正転売禁止法」

  • ■ チケットの不正転売を禁止
  • ■ 公式のチケットリセールに期待

近年、演劇やコンサートなどのチケットを元の値段より高額で転売し、トラブルに発展する不正転売が多発している。そこで6月から、興行主の同意がないチケットの、有償譲渡を禁止する法律『チケット不正転売禁止法』が施工された。
この法律により、チケットの譲渡だけでなく受け取りも禁止される。違反者には、1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金が科されるという。万が一公演に行けなくなってしまった場合は、興行主の許可を受けた公式チケットリセールの利用が推奨されている。正式なルートでやり取りが行われるため、高額な転売などのトラブルを防止できるためだ。法律で不正販売が規制されることで、これまでよりもチケットを手に入れやすい環境が整うことに期待したい。
【参考URL】http://www.bunka.go.jp/seisaku/bunka_gyosei/ticket_resale_ban/index.html

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