01「Nintendo TOKYO」
- ■ 任天堂初のリアル直営店舗
- ■ キャラクタービジネスに注目が集まる
渋谷のパルコといえばファッションの中心地。そんなファッションの中心地に、任天堂のキャラクターグッズが購入できる初のリアル直営店舗『Nintendo TOKYO』がオープンし、連日多くの人で賑わっているという。
かつてゲームと言えば、子どもの玩具、あるいは一部のマニアのものというイメージが強かった。しかし、近年ではフィットネスや脳トレが楽しめるゲームも登場し、ゲーム人口は大きく拡大している。「Nintendo TOKYO」には若男女幅広い層が訪れ、とりわけ海外観光客が多いという。数多くの任天堂のキャラクターが、ゲームを飛び出しグッズとなって国内外から消費を呼び込んでいるというのだ。魅力的なキャラクターは、ゲームとは異なるかたちでも大きな商品価値を持つことがわかると同時に、キャラクタービジネスの強力さも感じさせる事例といえるだろう。
【参考URL】
https://news.livedoor.com/article/detail/17546775/

02「イエナカ消費」
- ■ 外ではなく家の中で贅沢を楽しむ
- ■ 消費のデジタル化も大きく影響
日本人のライフスタイルや家族構成の変化に伴い、従来とは異なる消費のあり方が生まれつつある。そのひとつとして注目されているのが、かつては外出しないと楽しめなかった商品やサービスを家の中で楽しむ『イエナカ消費』だ。
近年、UberEatsを始めとするデリバリーサービスが一気に充実し、わざわざ外出しなくてもレストランの味を楽しめる機会が増えた。また映画なども、劇場へ足を運ばなくてもネット配信で楽しめるようになった。その他さまざまな商品やサービスが家に居ながらネットで購入可能になり、消費者にとってもインターネットショッピングは当然の物となった。こうした背景や、混雑を避けたい消費者心理などから、「イエナカ消費」の機運が高まっているというのだ。今後も、「イエナカ消費」を焦点に当てたサービスや商品は増えてゆくだろう。
【参考URL】
https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=63241&pno=2?site=nli

03「ブレグジット疲れ」
- ■ イギリスから企業や市民が流出
- ■ 総選挙でEU離脱へ踏み出すか
かつてイギリス国民が熱狂とともに選択したEU離脱(ブレグジット)。しかし、EU離脱期限が設定されては覆される状況が続き、企業や国民が疲弊する『ブレグジット疲れ』が広がりつつあるという。
イギリスがEUを離脱することになれば、EU加盟国とのカネ・モノの行き来は従来より難しくなる。そのため、企業はブレグジットの動向に注目し、都度対応に追われてきた。在庫や関連コストが膨らむ中、こうした状況に見切りをつけ海外へ流出する企業が出始めているという。また、医療制度や治安の問題も置き去りにされ、不安を覚えた労働者や研究者など人材も流出しているそうだ。混迷深まるイギリスだが、昨年12月に行われた総選挙で、ブレグジットを公約として掲げる保守党が勝利した。これにより、離脱への動きが進むのか、今後の動向を注目したい。
【参考URL】
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4363/index.html

04「42Tokyo」
- ■ フランス発のITエンジニア養成機関
- ■ 日本人エンジニアの育成に期待
東京・六本木に設立された教育機関、『42Tokyo』が注目を浴びている。「42Tokyo」とは、フランスの実業家が共同で設立したITエンジニア養成機関のこと。「挑戦したい全ての人に高い教育を」を理念に、世界12カ国で展開されている。
18歳以上であれば学歴や性別に関係なく、学費無料でプログラミングなどを学ぶことができる。Web上でオンラインテストに合格後、入学試験に合格すると在籍資格が得られるという。世界各地のIT先端企業から提供される課題を解き、学生同士で学び合える環境も整えられている「42Tokyo」。日本からもヤフーやJALなどの企業が協賛を表明している。このように日本のITエンジニアが学べる場所が増えていくことで、世界で戦える人材が多く育つことに期待したい。
【参考URL】
https://42tokyo.jp/

05「ALFA‐X」
- ■ JR東日本が開発した次世代型新幹線
- ■ 時速360キロを実現
JR東日本が開発した次世代型新幹線、『ALFA‐X』(アルファエックス)が話題を呼んでいる。これは、2030年度までの完成を目指し約100億円をかけて開発された試験車両のこと。
1番の特長は、鼻に当たる部分の長さにある。車両の長さ25メートルのうち、鼻の部分だけで22メートルを占めているのだ。鼻を長くして空気抵抗を少なくすることで、騒音防止や速度アップが実現するという。同社管内で走る新幹線の最高時速は320キロだが、「ALFA‐X」を導入することで360キロもの速さに到達する見込みだ。東京~札幌間の移動は、飛行機を利用する人が多いのが現状。今後「ALFA‐X」のように新幹線の高速化が進み、飛行機と引けを取らない交通手段として利用されるようになるか注目していきたい。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191219/k10012220821000.html?utm_int=news_contents_tokushu_003

06「こども六法」
- ■ 六法全書の内容を容易に解説した書籍
- ■ 教育現場にも大きな影響をもたらす
教育現場においていじめ問題は常に重要視され、様々な対策が打ち出されてきた。しかし、いじめに悩む子どもは後を絶たない。そんな中、困っている子どもに届ける書籍として発売されたのが、児童向け法律書『こども六法』だ。
起こりうるトラブルを、キャラクターを交えてユーモラスに描き、六法全書の内容を子ども向けに解説した本作。幼少期にいじめの被害にあっていた著者が自主出版した原型をもとに、いじめは犯罪だと子どもでも理解できるような工夫が施されている。教育現場への影響は大きく、1クラスに1冊配布した学校もあるという。「こども六法」を通じて、個々人の権利への理解が深まり、SOSを伝え易い環境作りが整備されていくことに期待したい。
【参考URL】
https://www.kodomoroppo.com/

07「生理バッジ」
- ■ スタッフが生理中であることを知らせる取組み
- ■ 女性の働き方改革の一助となることに期待
近年、女性の働き方改革を行う企業は増加傾向にある。そんな中、大丸梅田店の女性向け売り場で斬新な施策が行われた。
それは、任意で『生理バッジ』を付けることで、女性従業員が生理中であることを示す試み。名札下の告知札を裏返すと、人気コミックのキャラクター「生理ちゃん」が現れる仕組みだ。生理に対する理解を深める目的で、若手女性社員から発案されたことが導入のきっかけだという。SNS上では賛否両論があるものの、この施策がポジティブな方向に向かうことを期待する意見も多くある。今後は、従業員同士の意思表示ツールとして、形を変えて継続されていく模様だ。これは、女性の職場ならではの働き方改革の事例といえるだろう。
【参考URL】
https://www.wwdjapan.com/articles/985814
