これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「ロングステイヤー」

  • ■ 長期間滞在する観光客に注目
  • ■ 観光産業回復のための戦略

コロナ禍によって最も深刻な打撃を受けた業界のひとつは、観光業だろう。特に観光業が主要産業となっている国々ではコロナ禍が原因の観光客の激減は死活問題で、新たなタイプの長期滞在する旅行者『ロングステイヤー』獲得への取り組みが進んでいるという。
「ロングステイヤー」にあたるのは、PCさえあればどこでも仕事ができるノマドワーカーや、経済的安定と時間の余裕を持つシルバー層だ。観光地に長く滞在し、観光地へ一定期間安定した収入をもたらしつづける「ロングステイヤー」が、観光収入が不安定な今、もっとも必要な観光客として注目を集めているそうだ。この「ロングステイヤー」獲得のため、エストニアでは専用のビザを発行するなどの施策が行われているという。この取り組みが、観光業回復の鍵となるか注視していきたい。
【参考URL】
https://www.yamatogokoro.jp/column/withcorona_10keywords/38999/

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02「感染症BCP」

  • ■ 感染を考慮した事業継続計画
  • ■ 従業員が感染した場合を前提に据える

収束の目処が見えない、新型コロナウイルス感染症。そんな状況から、感染症のリスクを考慮した事業継続計画『感染症BCP』を策定する企業が増えているという。
今までのBCPは、主に自然災害や火災などの緊急事態に備える意味合いが多かった。だが、コロナ禍の長期化に伴い、事業継続のためには感染症にも備える必要があると判断する経営者が増えてきたという。特に人手が少ない中小企業にとって、自社に感染者が出た場合の影響ははかりしれない。感染症を「新しいリスク」と捉えて対策することは、これからの経営を考えるうえで必須事項となっていくだろう。
【参考URL】
https://www.nhk.or.jp/ohayou/biz/20200630/index.html

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03「クリーンテック」

  • ■ 再生不能資源を利用しないサービスやプロセス
  • ■ 数多くのスタートアップ企業が立ち上がり、活躍している

地球温暖化や環境汚染などを背景に、世界的にSDGs(持続可能な開発目標)の達成が掲げられている中、再生不能資源を利用しない、もしくは利用量を抑え作られたサービスやプロセスである『グリーンテック』の推進が急務となっているという。
実施例としては太陽光発電やハイブリッド自動車などが有名だが、農業や資源の保護、建築など多岐にわたって「クリーンテック」が展開されている。シリコンバレーでは、「クリーンテック」を起点とした多くのスタートアップ企業が立ち上がり、大手企業と協力しながらサービス開発に力を入れているという。さらに、ビル・ゲイツなどの著名人が参加するSDGs推進団体が、有効な取組を行う企業に資金提供していることでも「クリーンテック」が重要視されていることが伺える。これらの市場の今後の展開に注視していきたい。
【参考URL】
https://www.sbbit.jp/article/cont1/36117

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04「ハピネス関係度」

  • ■ 幸福度を測る企業向けサービス
  • ■ 生産性の向上や離職率の低下にも貢献

職場におけるメンタルヘルスケアが重要視されるようになった昨今。そんな中、スマートフォンなどのデバイスで『ハピネス関係度』と呼ばれる幸福度を測ることができるサービスが注目を集めている。
これは、日立製作所が設立した新会社「ハピネスプラネット」がリリースする企業向けアプリ。スマートフォンなどの加速度センサーで計測した体の動きから、「ハピネス関係度」を割り出す仕組みだ。さらに、計測内容に沿ってマネジメント手法やチップスなどを提供してくれる。また、幸福度の高い組織は、生産性や離職率において優位性があるという研究が進んでおり、日立グループで試験導入した際も同様の結果が得られたという。コロナ禍における在宅勤務の拡大に伴い、このようなツールが人々の健康を保つために重要な役割を担っていくことだろう。
【参考URL】
https://happiness-planet.org/

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05「ところざわサクラタウン」

  • ■ 日本のカルチャーを発信する大型複合施設
  • ■ KADOKAWAと埼玉県所沢市の協働プロジェクト

近年、都心部だけではなく、都心へのアクセスが便利な郊外地域の再開発にも注目が集まっているという。大手出版社と埼玉県所沢市が協働建設した日本独自のカルチャーとその魅力を発信する大型複合施設『ところざわサクラタウン』もそのひとつだ。
「ところざわサクラタウン」は、イベントスペース、ホテル、ショップ、ミュージアム、オフィスや書籍製造工場、神社など、あらゆる日本のカルチャーを集めたコンテンツモール。施設内は、図書館・美術館・博物館を融合させた文化施設や、独自の書籍展開を行う未来型ブックストア、アニメの世界観を再現した宿泊施設など、クールジャパンを感じる要素が様々な箇所に盛り込まれているという。このような郊外だからこそできる大規模開発が、日本の経済循環に刺激を与えてくれることに期待したい。
【参考URL】
https://tokorozawa-sakuratown.jp/

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06「#お仕事図鑑」

  • ■ 企業の仕事内容をTikTokのショートムービーで紹介
  • ■ 業務内容の紹介や、インターンの選考も実施

Bytedance株式会社のショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」内に設けられた『#お仕事図鑑』が注目を集めている。
「#お仕事図鑑」とは、様々な企業の仕事内容を、15~30秒ほどのショートムービーで分かりやすく紹介する、TikTokアプリ内に設けられたサイトのこと。大手5社が参入し、各企業の業務内容やアピールポイント、社員情報などをわかりやすく発信している。たとえば株式会社ホリプロデジタルエンターテインメントでは、サイトの開設に合わせてインターン採用選考の「TikTok動画選考」を実施したという。10代から20代前半の若者に多く利用されている「TikTok」。今後「#お仕事図鑑」のようなサイトが増えていくことで、若者の就職活動や業界研究の一助となることに期待したい。
【参考URL】
https://u-note.me/note/64604

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07「富岳」

  • ■ 日本初のスーパーコンピューター
  • ■ 新型コロナウイルス感染症の治療薬をシミュレート

新型コロナウイルス感染症の拡大により、治療薬の開発が急がれている。そんな中活躍を期待されているのが、理化学研究所と富士通が開発したスーパーコンピューター(通称スパコン)『富岳』だ。
スパコンは大規模で高度な科学技術計算を高速に行うことができるため、主に研究機関や企業などで使われている。「富岳」は、高速コンピューターに関する国際専門家会議が今年6月に発表した世界ランキングで、計算速度1位などの4冠を獲得する快挙を達成。これからの活躍に、国内外の期待が高まっている。現在、新型コロナウイルス感染症に有効な治療薬を選別しているという「富岳」。スパコンによる治療薬開発が実現すれば、世界的に大きな関心を集めるはずだ。今後の動向に注目したい。
【参考URL】
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/18/08289/

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