これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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01「ピクセロット(AIカメラ)」

  • ■ AIが制御する動画撮影カメラ
  • ■ 安価でプロ並みの撮影が可能

地方の小さなスポーツ大会などの試合では、関係者が手持ちのビデオカメラで撮影することが通例だ。だが『ピクセロット』というAI搭載カメラによる動画撮影サービスが、その常識を覆すかもしれない。
「ピクセロット」は、イスラエルのIT企業が開発した動画撮影用カメラ。4台のカメラが、AI制御によって自動でボールや選手の動きを検知し、最善の場面を映し出すという。プロ並みのクオリティの動画が撮影できるほか、プロのカメラマンに依頼するよりもかなり安価に利用できることも魅力となっている。日本のベンチャー企業が「ピクセロット」を活用した動画撮影サービスをアマチュアスポーツ現場向けに展開しており、利用者数を伸ばしているという。身近なスポーツ大会の動画が、高品質高画質で楽しめる未来はそう遠くないかもしれない。
【参考URL】https://www.asahi.com/articles/ASN8746B9N7NUTQP00X.html

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02「クアッド・プラス」

  • ■ 中国牽制を目的とするインド太平洋地域構想
  • ■ 米日豪印の4カ国が中心

経済成長を続け世界市場での存在感を強めるとともに、国際政治の場でも積極的に強気な姿勢を取り始めてきた中国。そんな中国に対抗するため、国家の枠組みを超えインド太平洋地域の安全を保証する体制『クアッド・プラス』の構築が活発化している。
「クアッド・プラス」は、アメリカが主導となり結成した、アメリカ、日本、オーストラリア、インドの「4カ国安全保障対話」(クアッド)が原型となっている。米中対立が激化する中で、この体制をさらに盤石にするため、先の4国以外のアジア諸国を加える構想が「クアッド・プラス」だ。すでにアメリカはオーストラリアやインドと合同で軍事演習を行っているほか、韓国などにも加入を呼びかけているという。今後「クアッド・プラス」が、インド太平洋地域の安全保障のカギとなることは間違いないだろう。
【参考URL】https://news.yahoo.co.jp/articles/da572f7b8c7804cc0efb7f6be3d1f141f73eed9e

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03「脱はんこ」

  • ■ 押印廃止を前提とした行政手続きの見直し
  • ■ 2021年を目処に実施開始予定

諸外国から日本独特の文化とまで言われる、書類へ押印するビジネス慣習。そんなはんこ文化が、『脱はんこ』という大きな変化の局面を迎えようとしている。
今秋から首相に就任した菅氏が、押印の廃止を前提としたすみやかな行政手続きの見直しを全省庁に要請した。以前より行政手続きの省コスト化の一環として、押印廃止は検討されていた。さらに、コロナ禍がきっかけの非対面形式の手続き需要の高まりが後押しをした形になる。首相は民間での手続き緩和に取り組む意向も示しているという。各省庁ではすでに2021年を目処にはんこ廃止へ動き始めており、近い未来に日本の書類文化は大きく変わるかもしれない。
【参考URL】https://www.yomiuri.co.jp/politics/20201007-OYT1T50137/

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04「#集まらないハロウィン」

  • ■ デジタルとリアルを融合したハロウィン
  • ■ 仮装マスクの売上げは、渋谷区の美化活動資金に

新型コロナウイルスの影響により新しい生活様式が余儀なくされている中、人気イベントであるハロウィンも自粛モードに移行している。たとえばハロウィン当日は、路上トラブルやゴミの散乱などが目立つ渋谷区でも、地元企業と行政がタッグを組んだプロジェクトが発足。3密を避け、デジタルとリアルを融合したハロウィンスタイル『#集まらないハロウィン』が拡散されていた。
具体的には10月1日から1か月間、仮装気分を楽しめるマスクを販売し、その売り上げの一部を街の美化活動資金として渋谷区へ寄附するというもの。さらに、渋谷区公認の配信プラットフォーム「バーチャル渋谷」では、仮装したアバターを使って街を散策したり、オンラインイベントを楽しめるというのだ。新しい生活様式が、街の秩序を保つための一助となった好例といえるだろう。
【参考URL】https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000066312.html

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05「ポケボール」

  • ■ モンスターボール型のICカード
  • ■ 型破りな形状から、生産が追い付かないほど人気に

日本では公共交通機関を利用する際、カード型ICカードを自動改札機にタッチするスタイルが主流になっている。その一方、台湾で主に使用されているICカード、EasyCardの形状が話題を呼んでいるという。
EasyCardは、さまざまな大きさや形から選ぶことができ、多くのキャラクターとのコラボが行われている。その中で最も人気があるのが、モンスターボール型のEasyCard『ポケボール』だ。まるで本物のモンスターボールのような球形で、決済する瞬間に光る仕組みとなっている。初回発売の3,000個が即完売するのほどの人気ぶりで、累計14,000個以上も売り上げており、現在も需要に追いつけず予約販売中だという。交通系ICカードの概念を破ったこのような事例が、当たり前に使用される時代はそう遠くないだろう。
【参考URL】https://www.gizmodo.jp/2020/10/taiwan-poke-ball.html

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06「アンモニア発電」

  • ■ アンモニアを燃料とした発電方法
  • ■ CO2を排出しないクリーンエネルギー

近年、火力発電から出る二酸化炭素(CO2)を減らすための取り組みが行われる中で、『アンモニア発電』が注目を浴びている。
これは、アンモニアを燃料とすることで、CO2を排出しない発電方法のこと。サウジアラビアの工場で天然ガスから水素を取り出し、それを元にしてアンモニアをつくり出すのだという。水素を運搬しようとする場合、本来なら、新たな技術開発が必要になる。しかしアンモニア用のタンカーであればすでに日本で利用されているため、より簡単にサウジアラビアから日本へ運搬できるという。現在は、大手企業の工場で石炭や天然ガスと一緒に燃やしたり、アンモニアだけで燃やしたりと実験が行われている。実用化が決まれば、大幅なCO2削減に貢献できる。今後「アンモニア発電」が、クリーンな火力発電として世界に浸透することに期待したい。
【参考URL】https://www.nhk.or.jp/ohayou/biz/20201023/index.html

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07「スマートカート」

  • ■ セルフレジ機能のついたカート
  • ■ 商品をスキャンしてかごにいれるだけで購入できる

千葉県にオープンしたスーパー「TRIAL」で利用されている、『スマートカート』が話題を呼んでいる。
これは、セルフレジ機能がついており、スキャンしてかごに入れるだけで会計ができるカートのこと。あらかじめ購入しておいたプリペイドカードに住所や氏名などの個人情報を登録し、かごのスキャナーに読み込ませる。あとは選んだ商品のバーコードをかざすだけで、会計をカート内で済ませることができるという。客はレジに並ぶことがないため、人との接触が最低限で済む。また、店舗が顧客のデータを収集し、AIで解析することにより新たな売り方を模索できるという利点もある。客と店舗の両者にメリットのある「スマートカート」が全国的に拡大していくのか、今後の動きに注視したい。
【参考URL】https://www.nhk.or.jp/ohayou/biz/20201026/index.html

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