01「カマラ・ハリス」
- ■ バイデン氏が指名した副大統領候補
- ■ 確定すれば、女性・黒人系・アジア系初の副大統領に
米大統領選で、当選確実といわれているジョー・バイデン氏とともに注目されている人がいる。それは、バイデン氏が副大統候補として指名した『カマラ・ハリス』氏だ。
バイデン氏の当選が確定すれば、女性初の副大統領に就任する。さらに、ハリス氏の父はジャマイカ、母はインドから米国へ移民してきたことから、黒人系・アジア系初の副大統領になり得ることでも話題を呼んでいるという。現在米国では、#Me Too運動やBlack Lives Matter運動などが活発に行われている中で、女性かつ黒人系の人物が副大統領になるということは、国に大きな変化をもたらすということだ。米大統領選の行方とともに、ハリス氏の今後の動向にも注視していきたい。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/fbeff677e465ad953176919be5bb224fc5209cd8

02「G空間情報」
- ■ 地理空間情報技術の愛称
- ■ 三大重要科学技術分野のひとつ
近年、スマートフォンなどで自分の位置情報を活用することで機能するサービスが充実してきた。それに伴い、『G空間情報』を用いて暮らしを豊かにする社会の実現が近づいているという。
「G空間情報」とは、地理空間情報技術(Geotechnology)の頭文字Gを用いた地理空間情報のこと。将来が期待される三大重要科学技術分野のひとつとされている。位置情報や空からの映像、測位衛星などから得られる情報に様々な情報を組み合わせることで、便利で安心なサービスを誰でも受けられる社会を目指し、政府が先陣を切って実証実験に取り組んできた。今後、「G空間情報」が新たな産業を生み出す社会の仕組みとしての役割を果たしていくことに期待したい。
【参考URL】
https://www.g-expo.jp/2020/gspace/gspace/index.html

03「バス隊列走行」
- ■ 一般道での隊列走行の実証実験
- ■ バスのドライバー不足解消にもつながる
近年、目まぐるしい進歩を遂げている自動車の磁土運転技術。そんな中、注目を集めているのが、埼玉県熊谷市で行われた一般道での『バス隊列走行』の実証実験だ。
「バス隊列走行」は、システムで連結させた複数のバスの最前列車両に乗っているドライバーが運転の操作をし、後続車はそれに連なって走行するというもの。後続車のドライバーが不在でも走行可能になれば、ドライバー不足の解消にもつながるというのだ。また、自動運転に適した環境である高速道路での隊列走行の実証実験は国内外で行われてきたが、一般道では世界初の試みだという。一般道の法整備や走行環境が万全に整えば、隊列走行が実用化されるのもそう遠くはないであろう。
【参考URL】
https://response.jp/article/2020/11/24/340578.html

04「Bodygram」
- ■ スマホだけで採寸が可能な技術
- ■ 感染症対策などにも活用の可能性
洋服の採寸といえば、販売店などに直接赴き、店員などと対面して行う方法が一般的だった。だが、スマートフォンで写真を撮るだけで、全身の採寸ができるサービス『Bodygram』が登場し、採寸の常識が大きく変わるかもしれない。
「Bodygram」は、人工知能の学習機能を駆使して身体サイズを採寸するテクノロジーだ。年齢・身長・体重などを入力し、服を着たまま、スマートフォンで正面と側面の2枚の写真を撮影するだけで、腹囲・肩幅・手足の長さなど全身のサイズが測定できる。店舗での採寸と異なり、待ち時間が発生しないなどのメリットに加え、「3密」を避けた新型コロナウイルス感染拡大予防の観点からも注目されている。アパレルだけでなく、ヘルスケア業界でも導入され始めており、今後も活躍のシーンは広まっていきそうだ。
【参考URL】
https://bodygram.com/jp/

05「コールドチェーン」
- ■ 超低温で物を運ぶ物流方式
- ■ ワクチン輸送における鍵
未だ世界的に流行している新型コロナウイルス感染症だが、ついに有効性が高いワクチンが開発された。それに伴い、超低温で物品を輸送する物流方式『コールドチェーン』の整備が急務となっている。
今回開発されたワクチンは、マイナス70度以下の超低温で管理をする必要がある。その空輸態勢とインフラの整備には、180億ドル以上がかかるとみられている。資源の乏しい地方や貧しい国では、ワクチンを入手できる時期や場所に影響が出る可能性があるという。可能な限り公平で迅速なワクチン分配のためにも、「コールドチェーン」の早急な構築が求められるだろう。
【参考URL】
https://answers.ten-navi.com/pharmanews/19723/

06「伊勢丹ネット接客」
- ■ 伊勢丹新宿店の全商品をネットで接客・販売
- ■ 実店舗の店員が商品を紹介してくれる
新型コロナウイルス感染症により、百貨店などの店舗販売は低迷しているという。そんな中、注目されているのが『伊勢丹ネット接客』だ。
これは、三越伊勢丹ホールディングスが伊勢丹新宿店の全商品をネットで接客・販売する試みのこと。専用アプリを使い、2021年度にも全部で約100万品目を扱うという。洋服だけでなく、家具や食品なども対象となる。また、専用のアプリをダウンロードし、クレジットカード情報を登録すれば、実店舗の店員にチャット上で相談し、商品を購入することも可能になる。ネット通販大手との差別化を図るため、どの百貨店も「伊勢丹ネット接客」のような新しい取り組みを検討する必要がありそうだ。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/special/sakusakukeizai/articles/20201029.html

07「withコロナオフィス」
- ■ コロナ対策がされた新しいオフィスの形
- ■ 社員が足を運びたくなる工夫を
新型コロナウイルス感染症の影響が依然として続く中、『withコロナオフィス』に注目が集まっている。これは、コロナ対策を念頭に置きつつ、社員が足を運びたくなるように工夫されたオフィスのこと。
テレワークが定着しつつある一方で、対面での会話や、社員間の議論が少なくなることが危惧されている。そこで「withコロナオフィス」では、ガラス板で区切られた対面のデスクや、会話の際に出る飛沫を吸収する機器などが導入されているという。また、新規事業を生み出すきっかけとなるよう、共有スペースを多く設けるなど、様々な企業で新しい取り組みが行われている。社員が働きやすい職場をつくるために、これからも模索は続きそうだ。
【参考URL】
https://www.nhk.or.jp/ohayou/biz/20201117/index.html
