これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「Dispo」

  • ■ 現像をのんびりと待つ写真アプリ
  • ■ “今”を楽しむための不便さで人気

Instagramのような写真SNSでありながら、撮影した写真が毎日午前9時まで現像中で見ることができないアプリ『Dispo』 が話題になっている。リリース当初は招待制だったが、現在ではiOSユーザーはストアからダウンロードすれば、誰でも使用可能だ。
Dispoで撮影した写真は、世界的に根強い人気がある「写ルンです」などの使い捨てカメラのようにノスタルジックで” エモさ”を感じさせる仕上がりになるのが特徴。さらに現像が完了するまでは撮った写真を確認することができず、SNSで反響を得るための撮影や加工、そしてSNSに釘付けになってしまうことを防ぐことになる。SNSでありながら、リアルとネットを明確に切り分けるユニークな設計は、「ネット疲れ」「SNS疲れ」を感じる人にも受け入れられるかもしれない。
【参考URL】
https://japan.cnet.com/article/35167169/

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02「西武園ゆうえんち」

  • ■ 新しいのに懐かしい
  • ■ 昭和情緒を満喫できるテーマパーク登場

1950年に開業し近年では入場者数の減少が問題になっていた『西武園ゆうえんち』 で、2020年の70周年記念事業として100億円が投じられた大規模改修が完了し、5月19日にリニューアルオープンした。
新たな西武園ゆうえんちは1960年代をイメージした「昭和レトロ」を舞台として、「心あたたまる幸福感」をコンセプトに設計されている。昭和の商店街を再現した新エリア「夕日の丘商店街」や「ゴジラ」「鉄腕アトム」「ジャングル大帝レオ」など昭和を彩ったキャラクターのアトラクションも新設。大人には懐かしく、子どもも過去にタイムスリップしたような感覚を味わえる、世界観の作り込まれた人気テーマパークになりそうだ。
【参考URL】
https://www.seibu-leisure.co.jp/amusementpark/index.html

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03「肌の色に合うバンドエイド」

  • ■ 肌の色はひとつじゃない
  • ■ 日常の些細な瞬間にも多様性を

ジョンソン・エンド・ジョンソンが、多様な人種の肌の色に合わせたバンドエイド『肌の色に合うバンドエイド』 を3月に発売 した。2020年、黒人に対する人種差別抗議運動(BLM)が広がりを見せる中、同社が6月に「多様な肌の色に合わせた新製品を発売する」との声明を出していたが、それが9ヶ月を経て実現された。実はジョンソン・エンド・ジョンソンでは2005年にも同様の商品を発売したが、当時は関心が低く売れ行きも伸びず、廃番となっていたとのこと。
日本での販売には至っていないが、多様性に配慮した取り組みは国内でも進んでいる。例えば20代以上の人であれば使っていたであろう、色鉛筆や絵の具の「肌色」という色の名称は現在 使われていない。日常の些細な疎外の積み重ねが差別につながり兼ねないからこそ、多様性を様々な場面に浸透させる活動は今後も広がっていきそうだ。
【参考URL】
https://www.cnn.co.jp/business/35155256.html

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04「この指とめよう」

  • ■ ツイッター上の誹謗中傷を防ぐ一般社団法人
  • ■ 投稿者に啓発バナーを送る

SNSは、沢山の人と交流し、様々な情報を得られるというメリットがある。一方で、顔の見えない相手から誹謗中傷され、嫌な思いをする人も後をたたない。そんな中、ツイッターの投稿を監視したり啓発したりする一般社団法人『この指とめよう』が発足した。
「この指とめよう」は、風評被害や中傷への対策を企業に提供しているシエンプレ社と提携し、ツイッターの監視を行う団体だ。監視チームが差別的な投稿を精査し、大学教員やジャーナリスト、NPO代表などと協議を行う。その結果、誹謗中傷に当たると判断されれば、投稿者に啓発のバナー広告を送るという。バナーには「#この指とめよう」と記載されており、投稿を思いとどまらせるようなメッセージが込められている。「この指とめよう」の活動が誹謗中傷の抑止力となるのか、今後に注目したい。
【参考URL】
https://www.asahi.com/articles/ASP5T528ZP5SUTIL028.html

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05「ワクチン休暇」

  • ■ ワクチン接種をする人に向けた特別有給休暇
  • ■ 平日にワクチンを接種することも可能に

新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が開始したことで、企業の間で『ワクチン休暇』の導入が進んでいるという。
これは、新型コロナウイルス感染症のワクチンを接種した人がとれる特別有給休暇のこと。これにより、企業の従業員が平日にもワクチンを接種できるようになる。また、接種当日や翌日に発熱などの副反応が出る恐れがあるため、休暇をとることで安心して体を休めることができるという。有給休暇が減る心配もないことから、接種が円滑に進むことが予想される。とはいえ、ワクチンを受けたくない人との公平性を保ったり、既存の制度で対応できるという理由で導入していない企業も多い。全体のワクチン接種が始まる前に、ワクチン接種に対応できる休暇があるのか、確認をしておいたほうがよいだろう。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/special/sakusakukeizai/articles/20210521.html

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06「主婦休みの日」

  • ■ 年3回の、主婦がリフレッシュできる記念日
  • ■ サンケイリビング新聞社が提唱

コロナ禍で家族の在宅率が高まり、家で食事を作る回数が増えるなど、主婦の負担は重くなっている。そんな中、主婦が主婦業をお休みしてリフレッシュする記念日『主婦休みの日』が注目されているという。
この記念日は年3回、年末年始の忙しさが一段落する1月25日、ゴールデンウィーク後の5月25日、シルバーウィークの直後9月25日に制定されている。サンケイリビング新聞社によって2009年より提唱されているが、コロナ禍で改めてスポットが当たっているそうだ。近年、主婦にかかる負担を見直す動きもあり、全国のお母さんが休める記念日が当たり前になることもあるかもしれない。
【参考URL】
https://www.ssnp.co.jp/news/etc/2021/05/2021-0525-0946-16.html

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07「リスペクト・トレーニング」

  • ■ Netflixの制作現場で行われている研修
  • ■ 座学とディスカッションでハラスメントについて学ぶ

全世界で展開されているサブスクリプション動画サービスのNetflix。Netflixではオリジナルの動画作品も制作しており、制作現場で起こりうる ハラスメントに関する研修『リスペクト トレーニング』が行われているという。
「リスペクト トレーニング」では、講師から座学でハラスメントの解説などを学んだ後、参加者同士で起こりうるハラスメントについてディスカッションする。この研修が行われる背景には、ドラマや映画などの制作現場特有の課題があるという。現場では、緊張感を持たせるためにわざと大声で怒鳴る、無理なスケジュールで徹夜を強要されるといった慣習が当たり前になっているそうだ。こうした現状を解消すべく、「リスペクト トレーニング」が始まった。日本の制作現場でも徐々に広まりつつあり、映像業界でも働き方改革は進んでいきそうだ。
【参考URL】
https://forbesjapan.com/articles/detail/41089

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