これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「フィジカルインターネット」

  • ■ デジタルの効率性をフィジカルへ
  • ■ 発達したネットの情報処理を物流に応用

インターネット通信の効率性を現実の物流にも応用することで、大幅な効率化を目指す新たな仕組みが『フィジカルインターネット』だ。電話回線は一つの回線を専有していたが、インターネット回線は複数人でシェアすることでその効率を大きく高めた。同様に物流でも一社(一台)が目的地まで荷物を運ぶのではなく、トラックの荷台を複数の事業者でシェアしながら効率的な物流の実現を目指す。
昨年10月には経産省と国交省が2040年頃の実現をゴールとしてロードマップ策定に乗り出している。一方でコンビニ大手3社は店舗への商品配送を共同トラックで行う実証実験を行うなど、民間での実験レベルの取り組みはすでに動き出している。宅配便の増加やドライバー不足に加え、CO2削減など逆風にさらされる物流業界の救世主として期待したい。
【参考URL】
https://smbiz.asahi.com/article/14466908

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02「サウナタウン」

  • ■ あなたの街にもサウナがやってくるかも
  • ■ 移動式サウナイベントが下北沢で開催中

「ととのう」というワードと共に、一大ブームとなっているサウナ。一過性のブームではなくサウナを文化として広く長く定着させることを目的とし、「サウナのない場所に、サウナのある街を立ち上げる」移動型サウナプロジェクトが『サウナタウン』だ。
昨年4月に渋谷で開催した「第1回サウナタウン」は口コミで広がり、10日間で1,400人以上が来場。今回は昨年の好評を受けて規模を拡大し満を持してカルチャーの街・下北沢で開催される。サウナの他、サウナの本場フィンランド発祥のスポーツや、日本らしい温泉ゲームなどを楽しむアクティビティやグルメも提供。より多くのシーンでカジュアルに体験できる機会が提供されることで、文化として根付くきっかけになっていくかもしれない。
【参考URL】
https://dime.jp/genre/1280826/

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03「野きろの杜」

  • ■ 自然と野遊びを軸とした新たなコミュニティ
  • ■ アウトドアブランドが挑む街づくり

キャンプ製品の製造・販売を行うスノーピークが、2022年10月に新潟市西蒲区和納地区に住宅街『野きろの杜』を開発すると発表した。約6,600坪の敷地に住宅エリア、コマーシャルエリア(ショップ、イベント)、ゲストハウスエリア(宿泊体験)の3つのエリアで構成され、自然とともに生きるコミュニティとなる予定だ。スノーピークはキャンプ製品を軸としながら、近年は住まいや暮らしに関連する「アーバンアウトドア事業」を推し進めており、住宅向けラインナップの強化に加え、マンション開発や分譲地開発にも事業を広げていた。コロナ禍で都心一極集中のライフスタイルが見直されるなか、魅力的な「地方の豊かさ」を開発・発信するプロジェクトの一つとして注目していきたい。
【参考URL】
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2112/02/news076.html
https://nokiro-no-mori.jp/

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04「UNBOX」

  • ■ 紙の箱に特化した、再開発プロジェクト
  • ■ 梱包材やパッケージなどがユニークな仕組みに

近年、消費者の購買行動も変化しつつあり、「SDGs」や「エシカル」といったワードに重きをおく傾向が見受けられる。そういった時代の変化の中で生まれたのが、紙の箱を再開発するプロジェクト『UNBOX』だ。
空気の器やテラダモケイで知られる福永紙工がスタートさせたこのプロジェクト。箱、梱包材、パッケージなどをテンプレート化し、店舗や企業、デザイナーなどに提供するという仕組みだという。その第一弾として発表されたのが、ポスターとしても楽しめるスニーカーボックスや、パンを取るトレイやショップバッグ、お皿に変身するパンボックスなどの4シチュエーション。いずれも使い捨て品として見過ごすことが多かった紙箱に、新たな可能性を感じさせてくれる内容だ。脱プラの動きは思考の変化とともに、技術躍進にも非常に貢献しているのだろう。
【参考URL】
https://casabrutus.com/design/202098

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05「TOKYOワクション」

  • ■ ワクチンの接種記録を登録すると、特典を利用できるアプリ
  • ■ 今後はワクチンパスポートとして利用することも想定

新型コロナウイルスのワクチン接種が進む中、接種促進のための取り組みも一層勢いが増している。ワクチンの接種記録を登録し、接種証明として使えるほか、特典などを取得できるアプリ『TOKYOワクション』もそのひとつだ。
LINEをプラットフォームとするこのアプリは、接種完了した人が各種情報を登録することで、協賛企業が提供している特典を利用できるという。特典内容はホテル宿泊券やレストラン・店舗の割引クーポンや無料クーポン、消防署ツアー、スポーツ観戦チケットと多種多様だ。サービスを利用するには、友だち登録後、本人確認書類とワクチン接種済証を写真に撮って送信。24時間以内には登録完了し、特典の利用が可能だという。このようなサービスが接種促進とともに、経済発展を牽引してくれることに期待したい。
【参考URL】
https://tokyo-vaction.jp/entry/

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06「TikTok Kitchen」

  • ■ TikTokで話題のレシピをレストランが再現し、デリバリー販売
  • ■ 店舗側は売上の安定や収益アップが見込める

最近ますます盛り上がりを見せている、ショート動画サービスの先駆けとなったTikTok。音楽から料理まで日々多くの情報が発信され、注目を集めている。そんな中、米ゴーストキッチンプラットフォームのVirtual Dining ConceptsはTikTokと提携し、TikTok上で話題となったレシピを再現し、配達するサービス『TikTok Kitchen』を発足させた。その内容はレストランが「TikTok Kitchen」に参加することで、クリエイターが発信する話題のレシピを公式デリバリーメニューとして販売できるというもの。参加店舗にはTikTok側からレシピや食材、専用パッケージなどを提供。メニューは四半期ごとに更新予定だという。従来の営業を続けつつ行えるので、売上の安定や収益の向上が見込めるというのだ。このような仕組みが広がれば、経営者志願者が気軽にチャンスを掴むきっかけとなっていくかもしれない。
【参考URL】
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2112/20/news070.html

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07「農業サラリーマン」

  • ■ タイムカードやシフト制などで、会社員のように働く農業
  • ■ 社員19名の平均年齢は31歳と若者が増加

農業人口の減少と高齢化は、長年の大きな課題となっている。その中でも着々と、若者が農業に惹かれるよう、働き易い環境作りの構築が進められてきた。
新潟県上越市にある農業法人「穂海農耕」がスタートさせた、タイムカードで出退勤を管理し、会社員のように働く農業『農業サラリーマン』もそのひとつだ。天候に左右される印象が強い農業だが、通年で給与が発生するようにし、シフト制を取り入れ休日を確保しやすくするなど、安定して働ける組織作りを目指しているという。さらに、資格の取得費用を全額負担する制度や、悩みごとの相談に乗る「メンター制度」なども導入。現在では社員19名の平均年齢が31歳となり、若者が増えてきた手応えを感じているという。農業での働き方の多様化がさらに進みそうだ。
【参考URL】
https://www.nhk.jp/p/ohayou/ts/QLP4RZ8ZY3/blog/bl/pX6P8EQjK4/bp/pRoLY2dm64/

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