これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「走る無人スーパー」

  • ■ デリバリーされるのは商品ではなく店自体
  • ■ 10分であなたのもとにお店が届く新サービス

商品を注文するのではなく、店自体を呼ぶユニークなサービス『走る無人スーパー』がロサンゼルスで始まっている。スマホアプリで食品 or 日用品どちらかの車を選んで呼び出すと、最短2分、平均でもわずか10分程で商品を積載した車が自分の前に到着するという仕組みだ。車の運転手は接客せず、利用者がスマホアプリで車のドアを開閉する。商品を棚から取り出すと車のシステムが自動で商品を認識し、ドアを締めた時点で手にとった商品代金+配車代の2ドルがクレジットカードから引き落とされる。対人ではなく対車で買い物をするため非接触でのショッピングが可能で、今後は販売物の種類増加や運転自体を自動化することなども検討されているという。ネットで商品を選ぶのではなく、呼ぶ店を選ぶという時代が来るのかもしれない。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220301/k10013505491000.html

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02「プラスチック新法」

  • ■ 4月1日施工の資源活用法案
  • ■ 持続可能な社会に向けて私たちができること

「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」、通称『プラスチック新法(プラ新法)』が2022年4月1日にスタートした。環境負荷の少ない暮らしのための3R(Reduce/Reuse/ Recycle)に再生可能な資源を選ぶRenewable(リニューアブル)を加えた、3R+Rを核とするプラスチック資源循環戦略に基づいて定められた、行政・事業者・消費者が一丸となり持続可能な将来を目指すための枠組みとなる。レジ袋有料化やストロー廃止によるプラスチック削減の動きのきっかけとなった海洋プラスチックごみは、このままでは2050年に魚の重量を上回る量になると予測されている。行政や事業者が法に準拠した取り組みをするだけでなく、私たち消費者としても環境に配慮された製品を選ぶエシカル消費の視点は、今後ますます重要度を高めていきそうだ。
【参考URL】
https://eleminist.com/article/1977

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03「スナップチャット」

  • ■ TikTok、Instagramの2強に割って入れるか
  • ■ 若年層写真系SNSに黒船襲来

写真加工共有SNS『スナップチャット』を運営する米スナップが原宿に日本オフィスを設立し、日本市場に本格参入する。アプリのリリース自体は日本でも2011年には行われており、後発のアプリではないが日本向けのローカライズが進まず、TikTokやInstagramに対し大きく遅れを取っているのが現状だ。しかし、スナップチャットはアメリカでは若年層が選ぶ人気SNSのNo.1に選ばれるなどZ世代を中心に大きな支持を集めているアプリ。今後は日本独自のフィルター開発や産学連携によるクリエイター支援・取り込みを進めていき、日本やアジア市場でもシェアの拡大を狙っている。栄枯盛衰の激しいSNS界隈だけに、今後大きな勢力図の変化もあるかもしれない。
【参考URL】
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC213OD0R20C22A3000000/?unlock=1

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04「ミリしら」

  • ■ 「1ミリも知らない」の略語
  • ■ SNSでは、ミリしら遊びが広がる

近年、インターネット上で現れては、いつの間にか定着していることの多い造語。『ミリしら』というワードもそのひとつだ。「ミリしら」とは「1ミリも知らない」の略語で、とある物事に対して全く知識がない状態のことを指す。誕生のきっかけは、アニメ『ひぐらしのなく頃に』を全く知らない某ユーザーがアフレコをし、ニコニコ動画にアップしたことだという。やがて様々な作品で同様のアフレコ動画が投稿され、「ミリしらシリーズ」として定着していった。そこから転じ、ある作品に対して全く知識のない人が、イラストだけで自由に想像してアウトプットする遊びが、SNSで広まっているという。いずれも詳細を知るものからすると、無知識ゆえの分析が面白いと評判のようだ。これは、造語から遊びに派生した興味深い事例のひとつであろう。
【参考URL】
https://www.excite.co.jp/news/article/Numan_rhvoU/

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05「Starlink(スターリンク)」

  • ■ 衛星を介したインターネットサービス
  • ■ 送受信アプリが約10万回ダウンロードされる

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が物議を醸している。まずロシア軍は、ウクライナ空軍基地と共に、通信基地局などの通信インフラを空爆によって破壊した。その結果、主要インターネットでの接続性が通常時の20%にも落ちてしまったという。そこで同国のデジタル改革担当大臣が、スペースXのCEO、イーロン・マスク氏へ衛星インターネットサービス利用を要求し、注目を集めた。スペースXは、衛星を介したインターネット『Starlink(スターリンク)』を運営する企業。複数の小型衛星を使ってインターネット通信を仲介するため、地上回線が切断されても支障がないようだ。マスク氏はすぐに要望に応じ、5000基もの地上局を提供。通信を送受信するアプリは約10万回ダウンロードされ、国民は十二分に活用できているという。今後の動向も注視していきたい。
【参考URL】
https://forbesjapan.com/articles/detail/46390

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06「おしゃべり奨励レジ」

  • ■ レジ係と世間話ができるレジ
  • ■ 孤独感軽減対策として拡大

スーパーなどでセルフレジが浸透しつつあり、さらには無人店舗なども登場している昨今。それに対しフランスでは、パンデミックの孤独感軽減対策として『おしゃべり奨励レジ』が広まっているという。「おしゃべり奨励レジ」とは、レジで会計をしている間、レジ係と世間話ができるというもの。今年1月頃から瞬く間に広がりを見せ、既に150個ほど開設されたという。本来ヨーロッパでは、レジ係と挨拶を交わす習慣があったが、憚られるようになっていた。その後、厳格なロックダウン時期が過ぎた頃にスタートしたこの試みは、特に高齢者に人気があり、商品をゆっくり取り扱えることからレジ係にも好評なようだ。心の健康や孤独との付き合い方が重要課題となっている今、このような時代に逆行した取り組みが必要な時期なのかもしれない。
【参考URL】
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/02/post-98092_1.php

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07「ユニクロ制服」

  • ■ ユニクロの既製服を制服として採用
  • ■ 従来品の4分の1のコストに

近年、メンズコスメ市場が拡大したりと、ジェンダーレスな選択ができるものが増えてきた。そんな中、さいたま市立大宮北高校が、ユニクロの既製服を制服として採用した『ユニクロ制服』が話題を呼んでいる。
大宮北高校では、ある女子生徒からスカートを履きたくないとの申し出があり、女子生徒のスラックス着用を認めていた。さらに、従来品は値段が高く、手入れが大変だという意見もあり、制服そのものの見直しを始めたという。そこで、ユニクロの既製服であれば費用を4分の1ほどに抑えることができ、洗濯も容易なことから「ユニクロ制服」は誕生したのだ。また、従来の制服も併用していき、自分好みのものを選択できるような仕組みを導入予定だという。まさに今、従来の制服のあり方にも変化が見える時代となっていきそうだ。
【参考URL】
https://www.nhk.or.jp/shutoken/wr/20220308b.html

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