これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「AIバス」

  • ■ 決められた時間・ルートでの運行から脱却
  • ■ 利用者の希望に合わせた効率巡回

茨城県高萩市とみちのりホールディングスが実証運行を行っていた、利用者のリクエストに応じて運行経路とダイヤを最適化する『AIバス』、「MyRideのるる」が10月1日から本格運用を開始した。2021年7月からの実証運行では、平日のバス利用者数が既存の路線バスよりも3割増という好結果を出していた。
利用者がスマートフォンの専用アプリや電話で、希望する乗車地・降車地のオーダーを出すとAIがそれに応じた最適なルートとスケジュールを算出。既存のバス停だけでなく、バス停が存在しない141地点も含めた、計237地点での乗降車を行っている。従来のバスよりも”融通が効く”AIバスは、苦境が続くバス関連事業者だけでなく、交通インフラが十分でないエリアの人々にとっても救世主となるのかもしれない。
【参考URL】
https://newswitch.jp/p/33811

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02「情熱価格」

  • ■ ドンキらしさへの回帰で売上好調
  • ■ プライベートブランドのパッケージに注目

ドン・キホーテのプライベートブランド(PB)『情熱価格』が2021年2月のリニューアル以降売上を伸ばしている。その特徴は、巨大な「ド」の文字を配したわかりやすくインパクトあるデザインと”やたらと長い説明文”。ドン・キホーテといえば主張の激しいポップが象徴的だが、まさにあの世界観がパッケージにも現れたド直球のパッケージデザインと言える。
リニューアル前の情熱価格は価格を抑えることを重視するあまり、他の流通と代わり映えのしない商品展開になってしまっていた反省を踏まえ、”ドンキらしさ”にこだわったリニューアルとなった。ブランドの世界観を伝えるだけでなく、商品特徴をしっかり伝え消費者にその商品を選ぶ明確な理由を与えるマーケティング的には王道とも言えるPBに注目だ。
【参考URL】
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2209/24/news029.html

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03「リセールタグ」

  • ■ 環境破壊産業の汚名を晴らせるか
  • ■ アパレルメーカーが転売をサポート

ファッション業界は製造による高い環境負荷に加え商品のライフサイクルが短く、サステナビリティの低い産業として問題視されている。そんな中、デンマークのファッションブランド「Samsøe Samsøe(サムソサムソ)」が衣服に商品情報が仕込まれたQRコードをプリントした『リセールタグ』をつけ、購入者が服の再販をできるようにするサービスを開始した。
リセールタグのQRコードはInstagramやFacebookのマーケットプレイスと連携し、読み込むことで商品画像、サイズ、色、素材などの情報を自動で取得、あとは値段を入力するだけで出品できる。ファッション産業の環境負荷は製造側だけでなく、購入してほとんど着用しないなど消費側の要因も大きい。業界全体での資源循環によるりサステナビリティを高める取り組みとして今後広まっていきそうだ。
【参考URL】
https://ideasforgood.jp/2022/09/05/reselltag/

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04「画像生成AI」

  • ■ テキストを入力するだけで簡単に画像が生成
  • ■ イラストレーターが失業の危機!?

今年に入って立て続けに一般ユーザー向けサービスが公開されたことにより、『画像生成AI』が盛り上がりを見せている。 AIにテキストを入力するだけで誰でもすぐにイラストが作成 できるため、一部では「イラストレーターは必要なくなるのでは?」という声も出るほどだ。Midjourneyは絵のイメージやキーワードを入力するだけで、それに沿った画像をAIが作成するサービスだ。もうひとつ日本語入力に対応しているのが「AIピカソ」で、こちらも欲しい画像のイメージをテキストや文章で入力し、数10秒待つと画像が生成されるサービスだ。テキストともにreference Image欄に画像を参照として入力することで、よりイメージに近い画像が生成できる点が特徴だ。画像生成AIがどれほどの腕前なのか、イメージ通りの画像に仕上がるのか、試してみるとよさそうだ。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/75cb8edcc4f785cbb6815433f559c22284ff0662

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05「黙カット」

  • ■ 会話したくない人向けの美容院プラン
  • ■ 美容予約サイトで「会話なし」クーポンが急増

ここ最近SNSを中心に、会話なしや『黙カット』といった美容室のメニューが注目され、話題になっている。黙カットとは、会話をしたくない客向けに美容室が用意した、カット中に店員が話しかけてこないメニュー のこと。コロナ禍の感染予防対策として、という理由もあるだろうが、実はそもそも「美容師との会話が苦手」な人が多かったというのが実情のよう。
美容予約サイトホットペッパービューティーを運営するリクルートによると、SNSでの話題を受けて「黙カット」を提供する店が増えつつあるという。これまでは会話なしをうたうクーポンは10ほどだったのが、話題になってからは150に急増。今後も増えていくことが予想される。美容師とのおしゃべりが苦手な人にとっては歓迎すべきこのブーム。今後、サービスとして定着するのかが気になるところだ。
【参考URL】
https://www.j-cast.com/2022/02/14430997.html?p=all

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06「為替介入」

  • ■ 24年ぶりにドル売り円買いの為替介入を実施
  • ■ 為替介入で円安は解決できないという指摘も

9月22日(木)政府・日銀が円買いの『為替介入』を実施。正式名称を外国為替市場介入と言い、 為替レートの過度な変動を防ぐ目的で各国の中央銀行(日本であれば日銀)が行う通貨取引 のこと。日銀の介入は2011年11月以来、ドル売り円買いの為替介入は、日本の金融危機のさなかに円安が進んだ1998年6月以来、24年3ヵ月ぶりのこととなる。今回、介入を行った背景には、急激な円安により、エネルギーや食品、原材料といった輸入品などが値上がりし、企業活動や暮らしに悪影響を及ぼしかねないという危機感があったと見られている。為替介入の実施後、ドル円は145円90銭近くから、140円35銭付近まで円高へと進んだ。しかし円安ドル高を加速させてきた背景には日米の金融政策の違いという大きな構図があり、この構図が変わらない以上、為替介入の効果は限定的だという指摘もある。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220922/k10013832231000.html

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07「パラダイムシフト」

  • ■ コロナ禍をきっかけにパラダイムシフトが加速
  • ■ 新しい価値観を受け入れやすいZ世代が有利

『パラダイムシフト』という言葉はもともとアメリカの科学者・哲学者のトーマス・クーン氏が提示した考え方で、それまで当たり前だと考えられていた物の見方や考え方、価値観が劇的に変化すること を指している。科学分野においては地動説や進化論の登場、経済・産業分野においては産業革命による機械化などがパラダイムシフトの例。とくに近年は、デジタル技術の発展や、新型コロナウイルス感染症の流行などにより、パラダイムシフトが加速し、改めて注目が集まっているのだ。変化に対応するには、時代の流れをキャッチする敏感さや、過去にこだわり過ぎない柔軟性が重要。つまり新しい価値観を受け入れやすいZ世代が有利だということ。なかには「パラダイムシフトとは世代交代だ」と言い切る説もある。時代の変化に置いていかれぬよう、常にアンテナを張っておきたいものだ。
【参考URL】
https://www.kokuyo-furniture.co.jp/solution/mana-biz/2022/04/post-648.php

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