これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「ブレイキン」

  • ■ 一般化するダンスシーンの火付け役
  • ■ オリンピック種目採用でさらに拡大か

世界で最もダンス人口が多く知名度も多いと言われる『ブレイキン』。ブレイクダンスという名称で有名だが、それはメディアによる表現で、本来はダンスのことはブレイキン、ダンサーのことをブレイカーと呼ぶそうだ。ブレイキンはダンスを始めとするミュージックやファッションも含めたニューヨーク・ブロンクス発のストリートカルチャーを総称するものだという。小学校での必修化やプロリーグの設立など、日本でダンスが日常に浸透しているのと合わせ、ブレイキンは2024年のパリ五輪で新種目としての採用が決定し盛り上がりを見せている。そして、意外かもしれないが日本はブレイキンの強豪国の一角と目されているのだ。一部の人が取り組むニッチなスポーツではなく、子ども世代の趣味や青春、プロアスリートとしてのダンサーを応援する機会も今後格段に増えていきそうだ。
【参考URL】https://www.noadance.com/knowledge/genre/olympicparis.html

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02「ダイナミックプライシング」

  • ■ AIを活用して需要から供給をコントロール
  • ■ 収益の安定化につながる取り組みとして注目

2020年にJR東日本が時間帯別運賃を検討し始めたことなどを背景に、『ダイナミックプライシング』への関心が高まっている。商品やサービスの価格を需要と供給の変動に合わせて調整する価格戦略を指す言葉だが、仕組み自体は新しいものではなく、航空券やホテル・旅館などが繁忙期に高くなり、閑散期に安くなるのはその代表例と言える。最近は人工知能(AI)の活用により、膨大な情報から即時の価格設定ができるようになったことで、テーマパークや飲食店などさまざまな分野でダイナミックプライシングを導入する例が増えている。たとえばユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、2019年に需要の偏りの是正を目的にこの制度を導入。その結果、入場者の満足度は向上したという。企業と消費者、双方にメリットがあるダイナミックプライシング。今後はどんな分野で導入が進むのか、その動向に注目だ。
【参考URL】https://wisdom.nec.com/ja/feature/dx/2021111601/index.html

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03「現リカ」

  • ■ リカちゃん人形で遊ぶ大人が急増中
  • ■ ちょっぴりダメなリカちゃんの姿が共感を集める

おなじみの着せ替え人形、リカちゃんで遊ぶ大人が増えている。インスタグラムで「#リカ活」で検索すると、スタイリッシュな髪形や装いのリカちゃんの画像が並ぶ。そんななか一風変わったリカ活で人気を集めているSNSアカウントがある。その名も「現実を生きるリカちゃん」、通称『現リカ』だ。
アラサー女子のリアルな暮らしをリカちゃんで描写するアカウントで、たとえば「給料日前にインスタントラーメンをすするリカちゃん」や、「足で冷蔵庫を閉めちゃうリカちゃん」など、キラキラとは程遠いリカちゃんの姿を投稿している。投稿者である管理人は20代後半で、実際にアラサー女子。女性たちが思わず「あるある」と共感してしまうシチュエーションは、自分を投影することで生まれるそうだ。現実的な女性の日常を映しつつリアルになりすぎない、そんなところがうけているのかもしれない。
【参考URL】https://www.walkerplus.com/article/1064740/

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04「ミルクとけだすティーバッグ」

  • ■ 90秒で簡単においしいミルクティーが完成
  • ■ SNSで人気に火がつきZ世代を中心に大ヒット

肌寒くなり、温かい飲み物が恋しくなる時期。今、あるミルクティーが売れていることをご存じだろうか。その名は日東紅茶『ミルクとけだすティーバッグ』シリーズ。ネーミングの通り、茶葉とクリーミングパウダーが入ったティーバッグで、お湯にひたすとミルクが溶け出し、90秒でミルクティーが完成する。2021年8月に発売されてからたびたびSNSでバズり、ヒットに至った商品だ。発想そのものは単純に思えるが、「味や溶け出しやすさなど、ベストを追求するために相当数の施策を重ねた」と担当者は話す。開発当初は社内で売れないという反対の声もあったが、結果的にZ世代の心をつかむ異例のヒットに。2022年の3月時点で予想売上の3倍を達成するほど売れ行きは好調だ。スーパーやコンビニで見かけた際はぜひお試しを。
【参考URL】https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2210/24/news021.html

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05「マイナ保険証」

  • ■ マイナンバーカードは健康保険証として利用が可能
  • ■ 医師の8割が「急すぎる」と反対!?

2022年10月13日、河野太郎デジタル担当大臣がマイナンバーカードの機能強化について「2024年度秋に現在の健康保険証の廃止を目指す」と発表した。じつは2021年10月からマイナンバーカードを健康保険証として利用する、通称『マイナ保険証』の運用がスタートしている。ただマイナンバーカードがあればOKというわけではなく別途、健康保険証利用の申し込みが必要。ある調査によるとマイナ保険証を使ったことがあると答えた人は3.3%にとどまっており、まだまだ低いのが現状だ。「転職や就職のときに切り替える必要がない」、「保険証、診察券、お薬手帳が1枚のカードで済む」など、メリットはいくつかあるものの、他方でまだ使える医療機関が少ないことや、セキュリティの問題などデメリットも指摘されており、医師の8割が急すぎると反対しているという話もある。国民の不安や懸念にどう応えていくのか、今後に注視したい。
【参考URL】https://rkb.jp/news-rkb/202210183466/

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06「食オク」

  • ■ 超人気飲食店の席をオークション
  • ■ 飲食業の収益構造を変える意欲的なサービス登場

常連でもなければほぼ予約も不可能な超人気飲食店の予約権利をオークション形式で販売する『食オク』がサービスを開始した。現在、食オクにはミシュラン三つ星を返上した会員制の「鮨さいとう」や半年先まで予約で埋まる中華料理「齋華」など、9店舗が登録されているという。
飲食店の売上は席数×客単価が上限となるため、席が埋まる人気店では現状以上の収益化は難しいケースが多い。そこで、従来は営業していなかった店休日やランチとディナーの間の時間に食オクで落札可能な枠を設けることで、新たな売上+オークションによる収益を生むというサービスだ。まったくの新しい試みである食オクは、「今までは受け入れていなかった客層が来る」ことへの店舗側の懸念なども聞かれる。今後サービスが有効に活用され業界の活性化につながるのか注目したい。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/050fb4da94600f530846d6d999cb2de34d11d426

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07「飲酒量レコーディング」

  • ■ 健康リスクがある商品を提供する責任
  • ■ 酒類文化の健全な発展につながるか

アサヒビール株式会社は、日々の飲酒量を記録して可視化し、その情報に合わせて適切なお酒の飲み方や商品を提案する『飲酒量レコーディング』サービスの提供を開始した。健康に配慮しながらお酒を楽しめる仕組みづくりの一環として、1年で10万人の利用を目指している。
飲料レコーディングはLINEを活用したサービスで、アサヒビールの公式アカウントを友達登録し、初回のサービス登録時に10項目の質問からなるテストを行いアルコール依存症や将来的なリスクを測定。その後4週で飲んだお酒の種類や量、休肝日などを記録して現状を適切に把握後、「お酒を楽しむコース」「お酒を控えるコース」に合わせた提案を受けられる。アサヒビールはノン・微アルコール飲料のラインナップやアルコール関連問題の解決に向けた啓発を行っており、今回のサービスも会社の基本方針のひとつである「責任ある飲酒」の取り組みの一巻となる。
【参考URL】https://www.asahibeer.co.jp/news/2022/1006.html

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