これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「キヤスク」

  • ■ 不自由な身体でもファッションを楽しみたい
  • ■ 洋服のバリアフリーサービス

「着たい服を着る日常を、すべての人に。」をスローガンに、障害や病気、怪我などの理由で着ることができる服の選択肢の少なさに悩む人が、自身の身体の不自由さに合わせて既製品を着やすくお直しすることができるオンラインサービス『キヤスク』。
創業者の株式会社コワードローブ代表・前田氏は、ユニクロに勤務していた際に聴覚障害のある同僚から障害による服事情への影響を知ったことが創業のきっかけだったと語る。どのような特徴を持つ人であっても快適な社会生活を営むことを目的とする活動は、善意から始まるが故に継続しにくい傾向がある。この事例のようにサービスとして提供され持続可能なモデルとなるケースが増えていけば、あらゆるマイノリティにとって少しずつ社会が住みやすくなっていきそうだ。
【参考URL】
https://kiyasuku.com/

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02「ツイッターブルー」

  • ■ 月額1,000円を超える高額サブスク
  • ■ Twitterの収益改善につながるか?

イーロン・マスクの買収から話題が絶えないTwitter。今年1月にTwitterとしては初となる月額の有料サブスクリプションプラン『Twitter Blue(ツイッターブルー)』が日本で提供開始された。経営状況が苦しいTwitterの収益改善のために、イーロン・マスク号令のもと生まれたプランかと思いきや、実はアメリカやイギリスなど一部の地域では2021年6月から既に提供されていた。
2023年2月時点では、Android、ウェブサイトでは980円、iOSでは1,380円の価格設定となっている。加入すると、ブルーの認証マークやツイートの編集機能、60分までの長尺動画のアップなどが可能となる。Twitterはブルーユーザーの収益化への取り組みも計画しており、プロTwitterユーザーにとっては加入必須のプランとなりそうだ。
【参考URL】
https://dime.jp/genre/1530075/

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03「2024年問題」

  • ■ 叫ばれ続けた物流危機のXデー
  • ■ あなたの家に荷物が届かなくなるかも

取り扱い荷物の急増、ドライバーの不足などにより叫ばれ続ける物流危機。日本の国内貨物輸送量の約9割をトラックが担っていると言われるほど、物流に対するトラック依存が大きい現状で、労働基準法の改正により2024年4月からトラックドライバーの時間外労働の規制が厳しくなる『2024年問題』が間近に迫っている。これまでは1人で運べていた荷物を2人で対応する必要が出てきたりすることで、シンクタンクの試算では貨物量に対して輸送能力が14%不足すると試算している。この問題は運送業の改善だけでは到底解決できず、発送元である荷主、受け取る受荷主の協力が不可欠。ECでの「急がない発送」や再配達を極力減らすなど、消費者の立場としてもまずはできることから取り組んでいかなければいけない。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/special/sakusakukeizai/20230117/561/

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04「食料安全保障」

  • ■ 農産物や肥料などの国産化を推進
  • ■ 必要な法改正も視野に

ロシアのウクライナ侵攻などを背景に、農産物の価格が高騰している。そこで日本政府はすべての国民が良質な食糧を合理的な価格で入手できるよう保障していく国の基本的な責務 として『食料安全保障』の強化に向けた新たな大綱を決定した。
農産物や肥料などを海外に過度に依存することを改め、国内の供給力を高める必要があると言及。小麦と大豆の生産面積を拡大させるため、水田の畑への転換や生産施設の整備を支援するという。また原料の大半を海外から輸入する化学肥料についても、使用量を2016年と比較して20%削減する方針で、代わりにたい肥などの活用を進める。その他「食品ロス」の削減も重要だとして、2030年度の廃棄量を2000年度に比べて半減させる方針。食料危機を招かないためにはどうするべきか、今一人ひとりが考えるべきテーマだ。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221227/k10013936011000.html

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05「ペスカタリアン」

  • ■ 魚や乳製品はOKの菜食主義者
  • ■ 環境問題にも配慮

最近はベジタリアンやヴィーガンという言葉を耳にする機会が増えた。専門のレストランが登場した他、スーパーやコンビニでも大豆ミートなど、ベジタリアンやヴィーガンを意識した商品を見かけることも。そして今、『ペスカタリアン』が注目されている。『ペスカタリアン』とは牛や豚などの肉は食べないものの、魚介類は食べる菜食主義者のこと。イタリア語の「魚(Pesce)」に由来し、この言葉で呼ばれるように。肉食を続けることによって起きる環境や人体への影響を避けられるうえ、ベジタリアンに比べると栄養素が不足しにくく、レストランやレシピが探しやすいというメリットもある。日本ではファッションモデルのローラがインスタグラムで『ペスカタリアン』のハッシュタグをつけたことで話題になった。無理なく痩せられるとあって、ダイエットの一環として取り組む人もいるという。
【参考URL】
https://myethicalchoice.com/journal/sustainable/pescatarian/

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06「陸上養殖」

  • ■ 水産資源の安定供給に繋がると期待
  • ■ 駐車場1台分のスペースで養殖!?

世界人口の増加による水産資源の需要増加を背景に、水産養殖の重要性が高まっている。しかし海面養殖に適した場所には限りがあるうえ、餌や排せつ物の蓄積などによる海洋汚染を問題視する声も多い。そこで今注目されているのが『陸上養殖』だ。陸上に人工的に創設した環境下で、魚介類の養殖を行うことで、天候に左右されず安定的に生産できることから、新規参入が相次いでいる。たとえば高知県では沿岸に陸上養殖の施設を作り、近海ではほとんど獲れなくなったスジアオノリを養殖。香りがよく、地元の名産として観光客にも人気だという。またあるスタートアップ企業は、駐車場1台分の広さで養殖ができるユニットを開発。カメラで水槽をモニタリングできるほか、エサやりは遠隔操作で行えるなど、先端技術を駆使しているのが特徴だ。陸上養殖は漁獲量の減少が課題となっている日本の水産業を救う、一筋の光と言えるだろう。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/contents/ohabiz/articles/2023_0123.html

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07「サステオ」

  • ■ サステナブルなオイル
  • ■ バイオ燃料で走る都営バスが運行中

東京都は、2050年にCO₂排出実質ゼロを目指す「ゼロエミッション東京」の実現に向けてあらゆる対策を進めている。その取り組みの一環として行われたのが、『サステオ』を使用した屋台船や都営バスの運航だ。
『サステオ』は(株)ユーグレナが開発した生物資源(バイオマス)を原料とした次世代バイオディーゼル燃料。微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)から抽出されたユーグレナ油脂と使用済みの食用油から作られており 、“サステナブルなオイル”にちなんで名づけられた。燃料を使用する際の燃焼段階ではCO₂を排出するものの、原料であるバイオマスが成長過程で光合成する際にCO₂を吸収するため、実質的にはプラスマイナスゼロとされ、カーボンニュートラル実現への貢献が期待されている。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/ded3fb65eb145dcf293fbc816e3787011760223c

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