01「WEB招待状」
- ■ 参加者の管理もお手軽に
- ■ カジュアルな式で進む招待のWEB化
一生に一度かもしれない晴れの舞台。気合を入れて工夫を凝らし、お世話になったあの人へ結婚の報告を兼ねて送る招待状。という特別なツールであった結婚式の招待状がよりカジュアルに、SNSで送れて出席者管理も自動でできる便利な『WEB招待状』に置き換わってきているという。カジュアルでも問題ない二次会の招待や、郵便の往復に時間がかかる海外在住のケースなどでよく利用されているという。また、結婚報告はしっかりと手紙を送り、出欠管理だけをWEB招待状の機能を利用するという使い方もあるとのこと。式のカジュアル化に加えて、ただでさえ慌ただしい式の準備。それを少しでも効率化していくサービスは今後増えていきそうだ。
【参考URL】
https://zexy.net/article/app000101059/

02「非坊主」
- ■ 話題性だけではなく実力で甲子園制覇
- ■ 野球の強い高校=坊主はもう古い?
長髪OK、練習は短時間と従来の高校野球の常識を覆し、『非坊主』として爽やかな快進撃を続けた神奈川の慶応高校が、勢いをそのままに夏の甲子園を制覇! 実は慶応高校だけでなく、ベスト8に残ったチームのうち実に3チームが「非坊主」チームだった。
自主性や個性を重んじる現代において、丸刈りを強制される高校の部活動には一部批判もあった。しかし、「やっぱり強い高校は坊主だよね」というイメージを拭いきることもできなかった中で、今回の慶応高校の優勝は今後の学校部活動の大きな分水嶺となるのかもしれない。
【参考URL】
https://thedigestweb.com/baseball/detail/id=71315?mobileapp=1

03「駒テラス西参道」
- ■ 渋谷に将棋の聖地誕生なるか
- ■ 伝統文化の発信と地域活性化
公益社団法人日本将棋連盟は渋谷区と協力し、将棋に関する様々なイベントや教室、映像配信を通して「観る将(将棋を観るファン)の聖地」となることを目指し『駒テラス西参道』を6月10日にオープンした。渋谷区は明治神宮鎮座10年を機に進めている、西参道エリアを再整備する「西参道プロジェクト」の一環としての取り組みで、藤井聡太七冠の活躍により人気高まる将棋を生かした地域活性化を狙う。ディープでなかなか新規が取り組みにくい将棋という競技を、よりライトなエンタメとして楽しめるようになり、それがまちの文化にもつながれば素晴らしい取り組みとなりそうだ。
【参考URL】
https://www.shogi.or.jp/nishisandou/
https://www.shibukei.com/headline/17508/

04「クーリングシェルター」
- ■ 無料開放されている涼みどころ
- ■ 自治体施設以外に、薬局でも開始
東京都心では、年間の真夏日日数の最多記録を更新し、9月に入ってからも残暑が厳しい予想だという。そんな中、暑さを避けることができる涼みどころ 『クーリングシェルター』の設置が各地で拡大している。東京・北区立いきがい活動センター「きらりあ北」では、1階ロビーのカフェスペースに無料の給水器が設置され、出入り自由となっている。運動しに来る高齢者やWEB会議を行う人など利用方法は様々で、地域の方の居場所づくりの一環として打ち出しているようだ。また、東京・墨田区のひばり薬局では環境省のモデル事業として、冷たい水や経口補水液、塩飴や冷たいタオルなどを提供しており、ひと涼みスポットとして開放されているという。危険の暑さとともに、高齢化が進む本国では、涼みどころの設置は今後ますます必要性が高まっていくだろう。
【参考URL】
https://www.tbsradio.jp/articles/73308/

05「異日常体験」
- ■ 地方などで、日常を味わう生活体験
- ■ 地域創生などに貢献
コロナ禍により働き方や価値観が多様化し、ライフスタイルにおいても多拠点生活を始める人が近年増えているという。そこで注目を集めているのが、散歩や買い物、食事や会話などの日常生活を、地域や家を変え、いつもと違ったものにする『異日常体験』だ。年に数回ホテルや旅館に宿泊して観光するような「非日常」を味わうのではなく、聞いたこともないような地域で地元の方と交流する。普段の生活と少し違う、その土地ならではの魅力を感じる体験のなかで心が豊かになるのが、「異日常体験」の醍醐味だという。最近では、異日常型観光や、異日常を味わうための月額サービスなども登場し、より手軽に体験できる体制が整ってきているようだ。これらの取り組みは、空き家の活用や地域創生などにも密接に関係してくるだろう。今後の動向にも注視していきたい。
【参考URL】
https://address.love/column/?p=3976

06「ロードプライシング」
- ■ 道路利用に一定料金を課金
- ■ 渋滞緩和や環境負担の低減に
世界の主要都市で、排気ガスによる大気汚染の悪化が深刻化しており、道路交通量削減を目的とした様々な施策が導入されている。その中でも注目なのが、ロンドン、シンガポールなどで導入されている『ロードプライシング』だ。「ロードプライシング」とは、道路利用に対して一定料金を課すことにより、道路混雑の緩和や環境負荷を低減させようとする政策のこと。混雑料金と同様に述べられることもあるが、環境負荷に関する課金の性質もあるため、厳密には同義ではないとされている。日本でも導入を検討している地域が多く、2023年7月に東京湾アクアラインで試験導入された際には、所要時間短縮などの変化が見られたようだ。交通渋滞の緩和だけでなく、公共交通利用者の上昇も期待できるこの政策は、経済循環の一助となっていくかもしれない。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230728/k10014145671000.html

07「カーボン・クレジット市場」
- ■ CO2削減が主役となる新たな市場
- ■ 東証による市場の推進
カーボンニュートラルの実現に向け、各企業や個人に温室効果ガスの排出量削減が求められるようになった。しかし、航空業界やエネルギー業界など、温室効果ガスを削減するのが難しい企業も多々あるという。そんな中、東京証券取引所(東証)は、温室効果ガスの排出削減量を排出権としてクレジット化し、企業間で売買することができる仕組み『カーボン・クレジット市場』を開設すると発表した。そのメリットは、カーボン・クレジット購入することで、自社で努力をしても削減しきれない温室効果ガスの排出量を、クレジット分だけ削減したとみなすことができること。これまでは「相対取引」で行われてきたが、東証が経済産業省から委託を受け、整備に向けた実証実験を行なっていたようだ。今後、さらなる市場の加速が期待できる分野であろう。
【参考URL】
https://money-bu-jpx.com/news/article043473/
