これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「脱KKD」

  • ■ 勘・経験・度胸からの脱却
  • ■ AIの登場でさらに広がるDX格差

コロナ禍のリモートワーク普及に伴い一定のDX普及がなされた日本。しかし、今年AIが爆発的に普及したことで、AIを取り入れられている企業とそうでない企業の差(世界と日本の差)が、また大きく広がっているという。日本的な勘・経験・度胸を軸としたビジネスからの脱却『脱KKD』を成し遂げられているケースはまだ多くない。大手コンサルファームであるアクセンチュアは企業のデータ・AI活用を「ステージ0 KKDで業務を遂行する組織」「ステージ1 データの集計と可視化をしている組織」「ステージ2 統計的な分析結果を活用している組織」「ステージ3 AIを活用した組織」と4つのステージに分け分析。ステージ3は大企業でも2割弱、中小企業に至ってはわずか2%程度にとどまっている。産業革命以上の社会変革とも言われるAIの台頭。「自社は関係ない」という考えは、もう許されないのかもしれない。
【参考URL】
https://bookplus.nikkei.com/atcl/column/080800110/080800001/

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02「エリートツリー」

  • ■ 夢の木材が日本に広がる?
  • ■ 森の国日本の林業の進化

成長が早く、剛性も平均以上で、CO2吸収量が高く、幹が真っすぐで加工に向き、しかも花粉は少ないという良いこと尽くめの『エリートツリー』拡大に向けた取り組みが進んでいる。元々成長や形成に優れた「精英樹」として認められた種同士を、交配し掛け合わせることで生まれた、環境再生や花粉対策などの切り札になりうる存在として目論まれている。現在苗木生産量に占めるエリートツリーの割合はわずか5%。林野庁は、2030年に1億本必要と言われる苗木の30%をエリートツリーにすることを目指している。日本は国土の約7割を森林が占める国。昨今のウッドショック対策や日本の国民病花粉症対策、そして従事者の減少する林業の効率化といった、日本という国全体にとって重要な役割の一端をエリートツリー構想が担うことになりそうだ。
【参考URL】
https://newswitch.jp/p/39233

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03「ナイトフード」

  • ■ 肥満大国アメリカ生まれの新ジャンル
  • ■ 痩せたいけど食べたいニーズを満たす

アメリカでは寝る前にお菓子を食べる習慣を持つ人が多く、糖や脂肪が肥満の要因となるだけではなく、睡眠の質にも悪影響を与えているという。そんな「痩せたい、健康になりたい、でも食べたい」というニーズに応える商品として登場したのが、睡眠の専門家と共同開発された、糖や脂肪を抑え睡眠の質を向上させるたんぱく質や食物繊維を多く含んでいるスナック『ナイトフード』だ。
2種のアイスクリームとクッキーが製品化されており、ヘルシーで良質な眠りを促す「スリープフレンドリー」な夜のスナックだという。商品はスーパーなどではなく、ホテルや飛行機といった睡眠と食のニーズが合致している場で提供され、狙い通りに販売を広げている。寝る前に食べられて、かつ睡眠にもよいといって食べ過ぎては本末転倒だ。
【参考URL】
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00693/00020/?n_cid=nbpnxr_mled_new

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04「ナウ・アンド・ゼン」

  • ■ 「ザ・ビートルズ」、最後の新曲
  • ■ MVが公開1週間で、2400万回再生を突破

1960年代に一世を風靡したイギリス出身のロックバンド「ザ・ビートルズ」。そんな彼らの新曲『ナウ・アンド・ゼン』が発表され、話題を呼んでいる。
「ナウ・アンド・ゼン」は、ジョン・レノンが生前に残した弾き語り音源をもとに、AIを活用して雑音などを取り除き、その上でメンバーのポール・マッカートニーとリンゴ・スターの演奏を加えて完成させた、「ザ・ビートルズ」最後の新曲。11月2日に配信リリースされるやいなや、全英シングルチャート1位となり、ケイト・ブッシュが保持する44年ぶり1位の返り咲き記録を塗り替え、54年ぶりの首位を獲得した。ミュージック・ビデオも公開1週間で2400万回再生を超えるなど、大ヒットを記録している。この事象は、AIで蘇る作品の先駆けとして、今後も語り継がれていくことだろう。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231103/k10014246141000.html

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05「ライスレジン」

  • ■ お米を原料としたプラスチック
  • ■ 二酸化炭素の削減や、食品ロスにも貢献

近年、環境汚染を軽減するため、紙ストローが普及するなど、プラスチックの代替品が増えてきた。そんな中、お米を原料としたバイオマスプラスチック「ライスレジン」が注目を集めている。
「ライスレジン」は、食用に適さない古米や破砕米など、廃棄されてしまうお米をプラスチックへとアップサイクルしたもの。お米を最大70%まで混ぜることが可能なため、石油系プラスチックの含有量を大幅に下げることができ、二酸化炭素削減などのSDGsの実践に貢献できるという。また、商品のラインナップも様々で、カトラリーやポリ袋に加え、大ヒットを記録している子供用のおもちゃなど、生活に馴染みのあるものが幅広く展開されている。環境問題だけでなく、産業問題の解決にもつながるこの経済循環は、更なる展開を見せていきそうだ。
【参考URL】
https://www.biomass-resin.com/product/riceresin/

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06「感情記録アプリ」

  • ■ 認知行動療法をもとに設計されたアプリ
  • ■ 日々の感情を記録し、それがレポートされる

コロナ禍を経て、日々の気持ちを自身でコントロールする、マインドフルネスな状態を目指す取り組みが増えてきた。そこで注目されているのが、物事のとらえ方や行動に働きかけ、ストレスを軽減する心理療法「認知行動療法」をもとに、自分の思考や行動を手軽に記録できるアプリ『感情記録アプリ』である。
その代表例がGooglePlayBestOf2022の大賞に選ばれた「Awarefy」。体や心の状態、感情を記録し、その記録がレポートされるため、日々の体調や感情の傾向に気づくことができるという。また、アプリ内では「マインドフルネス瞑想」に取り組める音声ガイドや、専門家が作成した心理学の知識を学べるワークなど、複数コンテンツが搭載されている。このようなアプリが拡大し、心身の健康を保てる人々が増えていくことに期待したい。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/23579c06da4c5e967d531d09a3633dfa10e51f17?page=1

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07「きのこの山ワイヤレスイヤホン」

  • ■ きのこの山を模したイヤホン
  • ■ 同時翻訳モードを搭載

ロングセラー商品である、明治のチョコスナック「きのこの山」。その「きのこの山」を模したイヤホン『きのこの山ワイヤレスイヤホン』の発売が発表され、話題を呼んでいる。ことの発端は今年7月。明治公式Xアカウントの「架空のおもしろ雑貨」企画でプロダクトクリエーターのミチル氏が考案した「きのこの山ワイヤレスイヤホン」が大反響を呼び、商品化に至ったという。さらに、グローバル展開を視野に入れている明治は、通常のイヤホン機能に加え、世界127言語に対応した同時翻訳モードを搭載予定。これにより、発話内容を外国語に変換する「スピーカーモード」と、イヤフォンを装着して双方の言葉をリアルタイム翻訳することが可能になるというのだ。お菓子の枠を越えた展開が、今後どのように広がっていくのか、注視していきたい。
【参考URL】
https://mainichi.jp/articles/20231117/k00/00m/020/108000c

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