これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「sora」

  • ■ 文章から映像を生成できる最新AIモデル
  • ■ フェイク映像が増える懸念も

『sora(ソラ)』はChatGPTを生んだOpenAIが開発中の、文章で指示することで、簡単に最長1分の映像を作れる最新生成AIモデルだ。2024年2月にXのOpenAIアカウントが、東京の街を歩く女性を含むデモ動画を公開。生成AIが文章から始まり、画像、ついに動画にまで進んだことに驚きの声が多数上がった。国立情報学研究所の越前教授は「それなりに写実性の高い映像ができたのはかなりの驚き」と評価する一方で、「フェイク映像などがつくられる危険性がより高まった」と指摘する。現段階ではsoraのリリース日は未定だが、リリースされると瞬く間に広がっていくことは想像に難くない。著作権はどうなるのか。ガイドラインはどうするのか。生成AIとの付き合い方を考えていくことが求められている。
【参考URL】
https://forbesjapan.com/articles/detail/69191

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02「Dumb Phone(アホ携帯)」

  • ■ 機能が限定的なスマホがアメリカで大ヒット
  • ■ スマホ中毒からの脱却が人気の理由

今アメリカの若者の間で『Dumb Phone(アホ携帯)』が人気を集めている。アホ携帯とは、電話やメッセージ、アラーム、カレンダーなど機能が限定的なスマートフォンのこと。2023年11月にアメリカの人気ラッパー、ケンドリック・ラマーがLight社とコラボレーションし、アホ携帯を250台限定で発売したところ、即日完売したという。アホ携帯が売れる理由について、「スマホ中毒からの脱却」と分析する有識者も。加えて現代の日本においても定期的に「昭和・平成レトロブーム」が起きるように、自分たちが経験したことのない時代に対するノスタルジーも、人気の背景にあるという。こうした要因を踏まえると、日本でもアホ携帯の需要は十分にありそうだ。日本ではどのメーカーが新たな商機を開拓するのだろうか。
【参考URL】
https://forbesjapan.com/articles/detail/68924

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03「マルハラ」

  • ■ 句点を打つことがハラスメント!?
  • ■ リアルなコミュニケーションを大切に

『マルハラ』とは、ネットで話題となっている新たなハラスメントのこと。たとえばメールやSNSで「承知しました。」と送ったとする。何の変哲もない一文だが、句点、つまり「。」が入っていることが、若者たちに威圧感を与えてしまうという。この現象について心理学の教授は、「句点が入ると、関係が切られたような感覚にとらわれるのでは」と推察。ではどのように文章を終わらせるのが正しいのか。現役大学生のタレント小浜桃奈は「!」が好印象だとアドバイスするが、さらに「用があればすぐに電話する」とも話す。確かに電話なら、文章でのやり取りよりも感情がダイレクトに伝わるだろう。文末の表現に悩むくらいなら、電話をかけるなど、日々のリアルなコミュニケーションを充実させて、勘違いが生まれにくい関係性を築いておきたいものだ。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/2883ea7ff061af155f6491339a42cb75f8648092

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04「Bling-Bang-Bang-Born(ブリンバンバンボン)」

  • ■ 踊れる曲としてSNSで話題に
  • ■ 続くアニメ主題歌の世界的ヒット

人気アニメ「マッシュル」のオープニング曲として1月7日に配信リリースされたCreepy Nutsの新曲『Bling-Bang-Bang-Born』が、TikTokでサビに合わせて踊る「BBBBダンス」が人気に。各国のビルボードジャパンソングチャートでも首位に輝く世界的ヒットとなっている。音楽専門家は言語の壁を超えたヒットの背景に、2016年にこちらも世界的ヒットになったピコ太郎のPPAPとの共通点として、少ない音数ながら起承転結ではなく全編がキャッチーで聴いていて飽きさせない構造の共通点を上げている。また、昨年はアニメ【推しの子】の主題歌「アイドル」が同じく世界中で大きなヒットとなったように、アニメコンテンツとしての波及性の強さも関係していそうだ。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ffd39045c1442db8fcecf656e1069b9bd18042b

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05「フルリモート」

  • ■ メリット・デメリットを考慮して検討を
  • ■ リモートワークは定着するか

会社にまったく出社せず、自宅やカフェ・コワーキングスペースなどで働く『フルリモート』。コロナ禍でデスクワークを中心に広まったリモートワークが、最近では「フルリモート 求人」という条件での就職先・転職先探しが行われるなど、人気の条件の一つとなっている。家賃が高い都心部などでは長くなりがちな通勤時間がなくなることで可処分時間が増える、勤務態度ではなく成果で評価されるとったメリットがある一方、モチベーションやチームワーク管理、人事評価の再構築といった点で課題も抱えている。労働者側がリモートを望む一方、米ビックテックでは完全出社への動きも広まっており、企業と労働者側のニーズの違いは今後広がっていくのかもしれない。
【参考URL】
https://rework-s.com/column/2230/

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06「石丸伸二市長」

  • ■ 議会と対立する若き市長の強かな狙い
  • ■ SNS・メディアで話題となる安芸高田市

議会での市長と議員の対立とも言えるやり取りを動画配信する広島県安芸高田市が、YouTubeや各種SNS、メディアで大きな話題となっている。市長の『石丸伸二』氏は京都大学を卒業後、三菱UFJ銀行にアナリストとして勤務。38歳の2020年に銀行を退職し安芸高田市の市長選に出馬し当選した、若くして注目の市長だ。
石丸氏は議会での苛烈なやり取りや動画配信の狙いとして、馴れ合いではなく適切な対立による議論や対話での政策改善、市政の注目度の向上を挙げている。実際に市議会定例会の傍聴席は満席、ライブ配信も2000〜3000の同時接続があるという人気ぶりだ。旧態依然とした議会に挑む若き指導者という構図は視聴者の支持を得ており、今年の任期満了後は2期目の市長選出馬だけでなく、国政への参画も注目されているが、現時点では本人は国政への参加を否定している。
【参考URL】
https://www.akitakata.jp/ja/shichoushitsu/

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07「公式中古」

  • ■ ブランドとして「真正性」や「品質」を保証した中古商品
  • ■ ビジネスモデルを売り切りから循環型へ

自社商品の中古売買に乗り出すメーカーが増えている。これら再販商品は『公式中古』と呼ばれ、車メーカーではすでに一般化していたものの、近年はカメラブランド「LEICA」や、靴ブランド「J.M.WESTON」の他、2022年末には時計ブランドの「ROLEX」が公式中古プログラムを発表するなど、今ちょっとしたブームとなっている。これまでリユース市場といえば、ブランドを通さず第三者が買い取って再販するリサイクルショップやフリマアプリが中心だった。一方で公式中古の場合、ブランドが設けた厳格な基準や検査によって、ブランドとして「真正性」や「品質」が保証される。この点がユーザーにとっては大きなメリットだ。環境への配慮がより強く求められるこれからの時代。ビジネスモデルを売り切りから循環型に転換するブランドは、今後も増えていきそうだ。
【参考URL】
https://evance.co.jp/company/blog/66412

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