これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「ハラハラ」

  • ■ 何でもハラスメント扱い?
  • ■ 円滑な人間関係に求められる組織対応

様々な「ハラスメント」を社会問題とし、改善に向けての動きが活発な現状を逆手に取り、相手からの正当な行為まで何らかのハラスメントだと主張する『ハラスメントハラスメント(ハラハラ)』という概念が生まれている。部下の不適切な行為に対する改善指導やスキルアップのための厳しいノルマ設定などがターゲットになりやすいという。「ハラハラ」には職場での指導や交流が困難になる、雰囲気が悪化する、従業員の成長が阻害されるなどのリスクがあり、対策の一つとしてハラスメントの基準の明確化と周知・啓発により、本来のハラスメントの抑制に加えハラハラを防ぐことなどが挙げられる。上司と部下、お互いが基準を理解したうえでの適切なコミュニケーションは、円滑な組織運営には欠かせないと言える。
【参考URL】
https://keiyaku-watch.jp/media/kisochishiki/harassmentharassment-teigi/

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02「ローリングストック」

  • ■ まだの人はしっかり備えを
  • ■ 地震大国日本の食対策

6月3日の大きな揺れや緊急地震速報のアラートに驚いた人も多いのではないでしょうか。そんな今だから準備しておきたいものの一つが非常食。日常の中に食料備蓄を取り込むという考え方をもとに、普段購入する賞味期限が長めの加工品などを少し多めに買って備蓄し、使った分だけ新しく買い足すことで、常に一定量の食料を備蓄する『ローリングストック』という手法がおすすめ。
長期備蓄とは異なり消費しながら備蓄するため、消費期限内の備蓄が一定量常に維持されるのがメリットで、おおよそ家族の1週間分程度の備蓄が目処になる。しかし、1週間分を一度に揃えるのは大変なので、1日分、3日分と買い物に合わせて徐々に増やしていくと無理なく備蓄をすることができる。必要性を感じたときにすぐに取り組むようにしたい。
【参考URL】
https://www.bosai.yomiuri.co.jp/article/11233

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03「AIダンス」

  • ■ AIが作った絵をAIが踊らせる
  • ■ エンタメコンテンツへの期待高まるAI活用

AI関連アプリや画像サービスを提供するAI Picasso株式会社が、自社アプリ「AIピカソ」の新機能として、画像からダンス動画を生成する『AIダンス』をリリースした。1枚の全身画像をアップロードするだけで高解像度のダンス動画を作成できるというもので、ダンスの大量学習データと独自の生成AI技術により、動画のちらつきなどを抑え、クオリティの高い映像を実現した。これにより、TiktokやYouTube ShortなどのSNSでは早速AIダンスを活用した動画投稿も見られるようになり、ダンスを踊る・見る以外の「作る」という楽しみ方も生まれている。今後はユーザーの意見を取り入れながら、ダンスパターンの拡大や精度向上を目指していくという。AIが既存のエンタメに新しい楽しみ方を提供する事例と言えそうだ。
【参考URL】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000113219.html

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04「組織効力感」

  • ■ 組織全体の「成功できる」という自信感
  • ■ パフォーマンスの向上などさまざまなメリットが

組織マネジメントにおいて今、『組織効力感』が注目されている。個人が目標を達成できると信じる心理状態を「自己効力感」と呼ぶが、対して組織効力感は、組織全体が「目標を達成できる、成功できる」と認識する自信感や有能感を指す言葉。組織効力感が高まると、メンバー同士の人間関係が良好になったり、高い目標に取り組めるようになったり、組織全体のパフォーマンスが向上したりと多くのメリットがあるという。高めるための方法としては、成功したチームの代理体験が有効とされている。「他のチームにできるなら、自分たちにもできる」という感覚を得ることで、組織効力感の向上につながるそうだ。マネジメントに課題を抱えている人は、社内外の成功事例を学ぶセミナーを行ってみるのも一考だ。
【参考URL】
https://schoo.jp/biz/column/1705

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05「シニア再雇用拡大」

  • ■ シニアのノウハウを組織運営に活用
  • ■ 70歳まで働くのが当たり前に!?

シニアの働き手を増やすことを目指す高年齢者雇用安定法。2021年施行の改正法では、70歳までの雇用機会の確保も努力義務となった。内閣府の調査によると、69歳までのシニア層の就業率は今や50%を超えているそうだ。そんななか先日、トヨタ自動車がシニア層の再雇用拡大を発表した。これまでトヨタ自動車では60歳の定年後、再雇用は65歳までだったが、2024年8月から全ての職種で70歳まで引き上げるという。シニア層の高い知識や技術を、若手の人材育成や組織運営に活かすのが狙いだ。またYKKは2021年に国内の事業会社で定年制を廃止。マツダも22年度から60歳の定年を段階的に65歳に延長している。人材不足が続く現代において、シニアの就労機会を広げる動きはさらに加速していくと見られている。70歳まで働くのは、もはや当たり前になりそうだ。
【参考URL】
https://news.ntv.co.jp/n/ctv/category/life/ctfc666cb4133d46adbb39b825cde70020

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06「動く無人コンビニ」

  • ■ 状況に合わせて営業場所を移動
  • ■ 被災地や買い物困難地域での活用を目指す

5月13日、史上初となる『動く無人コンビニ』タイプの「ファミリーマート舞洲/N店」が大阪・関西万博の工事現場にオープンした。店内には冷蔵・冷凍食品を含む約280種類の商品がそろえられており、支払いはセルフレジでキャッシュレス決済する仕組み。移動型のため、広大な敷地の中、工事の進展や従業員数に合わせて販売場所を変えていくことができる。この店舗は竹中工務店と日立ハイテクが開発した移動可能な工事事務所「牽引型オフグリッド型モバイルハウス」を発展させたもの。ソーラーパネルや蓄電池、衛星インターネットの搭載により、電気や通信のインフラが無い場所でも営業することができる。ファミリーマートは今後、被災地や買い物が不便な地域などに展開できるかを検討していくという。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/828751c7668f28a430c468449a7fab5dfdfd66af

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07「GPT-4o」

  • ■ OpenAIが発表した最新のAIモデル
  • ■ リアルタイム音声会話が可能に

5月、OpenAIが突如として最新のAIモデル『GPT-4o(ジーピーティーフォーオー)』を発表した。同社によるとoは“omni”を略したものであるといい、日本語で「すべての」という意味。命名意図は公開されていないものの、おそらく「言葉、画像、音声、動画の“すべて”を処理できるようになったGPT」といった意味があると推察されている。もっとも大きな特長は、テキストはもちろん、音声・画像・映像をシームレスに扱い、自然なテンポでのリアルタイム音声会話が可能になったこと。多言語間も高速に理解・応答が可能で、デモ動画のなかでは英語で話した内容をGPT-4oがリアルタイムで翻訳する様子を見ることができる。ちなみにこのGPT-4oは無償解放されており、アカウントさえ作れば誰でも使うことができる。興味がある人は今すぐ体験してみては。
【参考URL】
https://newspicks.com/topics/tech-biz/posts/24

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