01「ぼーっとする大会」
- ■ 心の余白を生むひととき?
- ■ 時間と情報に追われる現代人へ
ただただ60分間何もせず、どれだけ「ぼーっと」できるかを競う世にも珍しい大会、『ぼーっとする大会』が大阪で開催された。10年前に韓国で始まったこの大会は少しずつ世界で広がりを見せ、これまでにオランダや台湾など6つの地域と国で開催。日本では去年に続き2回目となった。勝敗はぼーっとする姿勢の「芸術点」と心拍数の安定で測る「技術点」の2つのポイントで競われる。競技中にはお笑い芸人によるパフォーマンスがあり、笑ってしまうとレッドカード失格となるなど一筋縄ではいかない。主催者は「現代は情報があふれていて余白がない。そのなかでぼーっとして余白を作ることが幸せにつながれば」と開催しているという。あなたの毎日に余白が無いようであれば、少しぼーっとしてみるのもいいかもしれない。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241018/k10014606561000.html

02「プラダ宇宙服」
- ■ 月面探査はプラダを身にまとって
- ■ デザイン性にもこだわった宇宙服
NASAの有人月探査計画「アルテミス」で予定されている、月面探査ミッション「アルテミスⅢ」で着用される予定の次世代宇宙服「AxEMU」。その開発にはプラダが関わっており、高度な機能性だけでなく洗練されたデザインも兼ね備えた、『プラダ宇宙服』として注目されている。「AxEMU」は高柔軟性の構造や強力な冷却技術、再生可能な二酸化炭素洗浄システムが備えられ、着用すれば月面の極寒の環境でも活動することができる。また、99パーセンタイルの体型に対応可能な圧倒的な汎用性は、今後様々な人種・性別のアストロノーツが活躍する未来を予感させるものとなっている。プラダの宇宙事業への参画はこれまでにはなかったファッション面での注目も集め、宇宙事業をより多くの人にとって身近なものにするのかもしれない。
【参考URL】
https://wired.jp/article/axemu-axiomspace-prada/

03「東京メトロ上場」
- ■ 大型株の上場に湧く株式市場
- ■ 調達した資金は市民の足の充実へ
10月23日、初日の終値ベースでおよそ一兆円、2018年のソフトバンク以来6年ぶりの大規模な東証の株式上場として、『東京メトロ上場』が大きな話題となった。東京メトロ(東京地下鉄)は1941年に営団地下鉄として設立され国と東京都により運営されてきたが、2004年に株式会社化。株式は国が53.4%、東京都が46.6%を保有していた。今回の上場で国と都はそれぞれが所有する株式の半分を市場に売りに出したことで、初日終値ベースでおよそ5000億円を調達したことになる。その資金は総事業費4000億円とされる有楽町線と南北線の延伸などに使用される予定だ。市場、そして投資家の間で大きく話題になった上場だが、今後はその効果が利用者にも還元されていくことになりそうだ。
【参考URL】
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/lvnmag/business/lvnmag-30943?redirect=1

04「アサイーボウル」
- ■ 美容に良い栄養成分がたっぷり
- ■ Z世代を中心に再ブームが到来
Z世代の間で『アサイーボウル』が注目を集めている。アサイーとは、ブラジル原産の果物で、抗酸化作用が強いポリフェノールの他、鉄分や食物繊維などの栄養成分を豊富に含むスーパーフード。このアサイーを牛乳やヨーグルトと一緒にスムージーにし、フルーツやシリアルをトッピングしたものがアサイーボウルで、10年ほど前に芸能人やモデルが美容に良いメニューとして紹介したのをきっかけに、大ヒットした歴史を持つ。そしてこのアサイーボウルが、昨年あたりからまた再流行しているというのだから驚きだ。再流行の発端は、インフルエンサーがSNSで発信したことが始まりと見られており、10年前のブームを知らずに、新しい食べ物として発見された可能性もある。ひょっとするとティラミスやナタデココにも、再ブームの芽があるのかもしれない。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/729e8598eb8b2c4c47dfce5de0771df92e68a81d

05「闇バイト」
- ■ 高収入や即日払いを示す文言に要注意
- ■ 若者の貧困化が原因か
首都圏を中心に『闇バイト』が関係した事件が頻発している。闇バイトはSNSやインターネットの掲示板などで、短時間で高収入が得られるなど甘い言葉で募集するのが特徴。すぐに報酬を得られるという「即日払い」や、犯罪ではないことを強調する「ホワイト案件」といった文言で誘うこともある。実際にあった事件では、応募後に匿名性の高いアプリに誘導され、免許証の画像を送信したところ、個人情報をもとに脅されて強盗を指示されたという。警視庁は逮捕された実行役らが参加した闇バイトの募集内容を発表し、こうした求人には応募しないよう呼び掛けた。しかし背景にある日本社会の貧困化と格差を是正しないことには、闇バイトに手を染める若者はなくならないのでは、と指摘する声もある。
【参考URL】
https://www.asahi.com/sp/articles/ASSBV2RP5SBVUTIL017M.html

06「HONYAL(ホンヤル)」
- ■ 482の自治体が無書店状態
- ■ カフェや美容室を小さな書店に
株式会社トーハンが、小型書店の開業をサポートする少額取引サービス『HONYAL』(ホンヤル)をスタートさせた。同サービスは配送頻度を原則週1回とするなど、本の流通フローを簡略化することで、書籍の取引きを少額から行えるようにしたもの。書籍販売への新規参入を促すのが狙いだ。背景にあるのは、地方を中心に広がる書店の減少。ある調査によると、2024年8月末日の時点で全国の自治体の27.9%(482自治体)は書店が1店舗もない「無書店」状態だったというのだから、事態は深刻だ。HONYALでは小型書店はもちろん、カフェなどの飲食店やヘアサロンといった他業種の店舗も視野に入れ、人と本とのタッチポイントを増やしていくという。「本屋をやりたい」という夢を抱いていた人は、この機会にチャレンジしてみては。
【参考URL】
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2410/18/news123.html

07「ひょう災緊急アラート」
- ■ ひょう災の事故受付件数が増加
- ■ 降ひょうの予測サービスを保険会社が開始
近年、日本でひょうが降る確率が高くなっている。その理由と見られているのが地球温暖化だが、十分な研究がされておらず、まだよくわかっていないのが現状だ。ひょうは保険会社にとっても頭の痛い問題で、ひょう災の事故受付件数は2022年度に入って大幅に増加。とくに自動車保険への影響が大きく、2023年度の自動車の保険金支払い実績は約125億円に達したという。そこで三井住友海上が東芝デジタルソリューションと組んで開発したのが、ひょうが降る危険が高まったことをショートメッセージ知らせる『ひょう災緊急アラート』だ。東芝独自の気象レーダデータ解析技術を用いることで、高度な降ひょう予測を可能にした。ちなみに運転中にひょうが降ってきたら、すぐに屋内駐車場に避難を。ひょう災はもはや珍しい災害ではないことをお忘れなく。
【参考URL】
https://www.tv-tokyo.co.jp/plus/business/entry/202410/15916.html
