これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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01「ZEN大学」

  • ■ N高校の実績を引っ提げ
  • ■ ドワンゴが日本財団と提携し大学を設立

2018年にネット中心の独自の制度・カリキュラムでドワンゴがスタートしたN高等学校は、グループであるS高等学校の開設などを経て2024年度には合計30,000人の生徒が在籍するまでに成長。そのドワンゴが日本財団と提携し、グローバル社会で活躍するための素養やスキルを身に付けることができる、本格的なオンライン大学『ZEN大学』を設立した。学部は「知能情報社会学部」の一つだけで、AI社会を生き抜く横断的な学びを得ることができ、日本のAI研究の第一人者としても有名な東京大学の松尾教授の研究室のような目玉も用意されている。また年間の授業料も国立大学よりも低い38万円に設定している他、日本財団がサポートする各種奨学金なども用意され、より多くの人に学びの機会を提供する仕組みとなっている。進学を考える高校生だけでなく、社会人による学び直し需要なども期待でき、今後の発展に要注目だ。
【参考URL】
https://zen.ac.jp/

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02「テキサスホールデム」

  • ■ 本場カジノの雰囲気をカジュアルに体験
  • ■ ポーカールームがZ世代に人気

Z世代の間でポーカーをプレーできる「ポーカールーム」がブームとなっている。バーカウンターでアルコールや軽食を楽しめたりと、海外のカジノのような雰囲気を味わうことができ、そこでプレーするのは私たちが子供の頃に遊んだ5枚の手札で役を作るのではなく、海外のカジノでメジャーな2枚の手札と5枚の場の共有カードで役を作る『テキサスホールデム』だ。現代の日本の法律ではギャンブルが規制されており、ゲームをプレーするチップを換金するなど、参加者から集めたお金を賞金として還元することはできない。しかし、参加費はあくまで運営費とし賞金はスポンサーが提供するという形式であればトーナメントの運営も可能という。ポーカールームの運営には各種アミューズメント企業の進出も進んでおり、今後ますますエンタメとして人気を集めそうだ。
【参考URL】
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00019/00034/

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03「在日アメリカ宇宙軍」

  • ■ 今後の国防にとって欠かせない存在に
  • ■ 空想の部隊が現実問題に対処

アメリカ軍は北朝鮮のミサイル発射や中国の宇宙空間活動への対抗を目的とし、横田基地に『在日アメリカ宇宙軍』を発足した。発足式にはアメリカと日本の軍幹部約200人が参加。アメリカ・インド太平洋宇宙軍のトップであるマスタリール司令官は「日米同盟の強固さ」を強調し、宇宙領域での連携が地域の平和と安定に寄与すると述べた。アメリカ軍が先行して宇宙軍を発足した韓国との連携も進行しているという。防衛省は2020年に宇宙空間を専門的に扱う部隊を航空自衛隊に設立しており、今後の在日アメリカ宇宙軍との連携による活動の推進を図っていく予定だ。空想の存在であった「宇宙軍」は、現実的な問題への対処のため着実にその体制を整えている。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241204/k10014658301000.html

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04「卵かけ風ごはんのたれ」

  • ■ パキッとするだけで卵かけご飯が完成
  • ■ お弁当やキャンプで活躍

簡単で美味しい、しかも栄養がしっかり摂れる食事の代表格といえば「卵かけご飯」だろう。しかし冷蔵庫に卵を常備してあるのは定期的に料理をする人であり、働き盛りの一人暮らしにとっては意外とハードルが高いメニューとも言える。そんなジレンマを解決する画期的な商品がドン・キホーテから登場した。その名も『秒でどこでもTKG!?卵かけ風ご飯のたれ』。アメリカンドッグを買ったときについてくる「ケチャップ&マスタード」と同じ形状の容器に、卵かけご飯専用の醤油と卵ソースが分かれて入っており、ご飯の上でパキッと割るだけで、卵かけご飯が完成するという代物だ。あくまで卵かけ「風」であり、生卵ではなく、卵を加工したものが使用されている。常温保存が可能でお弁当にもOK。卵かけご飯好きなら一度は試してみる価値がありそうだ。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/91d46f64e56849105ee8e1241e7bf08e67d840e5

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05「ツールベルト世代」

  • ■ 技術職に就く若者が増加
  • ■ ホワイトカラーの仕事はAIに奪われやすい!?

10年ほど前から「来るぞ来るぞ」と言われてきた「人工知能(AI)が人間の仕事を奪う」世界が、ChatGPTの登場以降、急速に現実味を帯びてきた。こうした変化を背景に、アメリカではAI時代を生き抜くべく技能を磨き直す人たちが現われ始めたという。彼らは工具をつるすベルトになぞらえて『ツールベルト世代』と呼ばれ、大学進学の代わりに職業訓練校を選び、溶接工や配管工といった技術職に就いた世代。実際、全米では職業訓練校の新入生が2024年度に前年度比で7%増加しており、これは大学進学率が低下傾向なのとは対照的だと言えよう。この流れはおそらく日本にも波及すると考えられる。AIに代替されにくく、かつ社会の基盤を支えるツールベルト世代は、未来への希望なのかもしれない。
【参考URL】
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00568/121600025/?n_cid=nbpnb_mled_mre

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06「3Dバイオプリンター」

  • ■ 細胞などの有機物が素材に
  • ■ 再生医療や創薬の分野で活用

これまで建築や製造業を中心に活躍してきた3Dプリンターが、近年は『3Dバイオプリンター』へと進化し、最先端の医療研究分野への応用が進んでいる。従来の3Dプリンターが樹脂や金属などの無機物を使用するのに対し、3Dバイオプリンターは細胞やバイオマテリアルといった有機物を素材として使用。すでに3Dバイオプリンターで作った血管と末梢神経をヒトに移植する臨床研究が始まっている。たとえば3Dバイオプリンターの開発・販売を行う(株)サイフューズでは、日本独自の再生臓器の作成法「剣山メソッド」を活用し、3センチ程度の血管や神経細胞であれば数時間ほどで作成できるという。移植可能な臓器が作れるようになれば、より多くの患者を救えるようになるのは明白。3Dバイオプリンターのさらなる発展に期待したい。
【参考URL】
https://jstories.media/jp/article/3d-bioprinter-cyfuse

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07「インフラゲーム」

  • ■ ゲームでインフラを総点検
  • ■ 人手不足を解決する救世主になるか

高度経済成長期に整備された設備の老朽化と、それに対応しきれない慢性的な人手不足。こうした日本のインフラが抱える問題を解決すると期待されているのが『インフラゲーム』だ。代表例が、東京電力パワーグリッドなどが手掛ける「PicTrée(ピクトレ)~ぼくと私の電柱合戦~」。ゲーム参加者が電柱などの写真を撮影して送信することで、インフラの状態を低コストかつ効率的にチェックできる仕組み。プレーヤーは獲得ポイントに応じて報酬が得られるため、双方にとってウィンウィンとなる。2024年4月に前橋市で行われた実証実験では約2万枚の写真が集まり、なかにはツタの絡んだ電柱が見つかって対処が行われたケースもあったという。インフラゲームが全国に広がれば、老朽化した設備の課題解決や事故の未然防止に大いに役立ちそうだ。
【参考URL】
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC245XP0U4A720C2000000/

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