これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

HOME

時流度チェック

01「イカゆらりん」

  • ■ アンバランスでも倒れない
  • ■ 不思議な踊りのイカが話題に

音楽と光に合わせて触腕をゆらゆらさせながら踊るイカ型のおもちゃ『ダンシングイカゆらりん』が、くせになる不思議な動きとかわいらしさから、TikTokやXなどのSNSでバズっている。見た目のインパクトだけでなく、障害物回避センサーが搭載されており、壁にぶつかる前に進路を変更することができるという。奇抜だが中毒性のある動きと音楽で話題拡散、というパターンとなっているようだ。近年は海外製品がSNSでバズる→オンラインショップで購入→SNSに投稿→さらに拡散という、日本国内の従来メディアや小売などを一切介さない流行が大幅に増えているが、「イカゆらりん」もその典型的なパターンと言えそうだ。
【参考URL】
https://eriiphone.com/36772/
https://vt.tiktok.com/ZSAR3otHR/

ページTOPへ

02「液冷」

  • ■ 熱伝導率の向上でより冷えるサーバー
  • ■ AI利用の環境負荷を抑える

AIの高性能化と利用拡大により、世界中でデータセンターと電力需要が急騰。そんな中、エネルギー効率の改善策として注目を集めているのが、従来のヒートシンクと風で演算パーツを冷やす空冷よりも冷却効率の高い、液体で冷やす『液冷(水冷)』だ。冷却効率の向上は消費電力の抑制に繋がり、国内の大手事業者が省電力化の切り札として本格導入を予定している。また、冷却効率の向上は面積当たりに詰め込めるGPUなどのチップが増えることになり、同じ施設規模でもより性能の高いデータセンターが実現できる。AIの環境負荷も懸念されるようになった昨今。AIの性能だけでなく、環境面をケアする技術も両輪として進んでいくことになりそうだ。
【参考URL】
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02985/111200007/

ページTOPへ

03「GPT-5」

  • ■ ChatGPTの最新モデル登場
  • ■ 実務サポート能力が大きく向上

2025年8月、OpenAIがChatGPTの新たなモデル『GPT-5』をリリース。ChatGPTの標準モデルとして全ユーザーに提供が開始された。これまではレスポンスが早い、長考するなどの特性はモデル毎に分かれていたが、GPT-5は聞かれた内容に応じてそれを自身で切り替えて適切な回答を行うようになった。性能面では、コーディング、計算、文章作成といった実務関連タスクでの正確性が大きく向上。これまで最も実務性能が高いとされていたo3を大きく上回るベンチマーク結果となっており、ハルシネーションも減少しているという。人間の作業をサポートするAIという立ち場をより強化したバージョンと言えそうだ。
【参考URL】
https://chatsense.jp/blog/chatgpt-openai-gpt5

ページTOPへ

04「パレスチナ国家」

  • ■ 欧州諸国を中心に承認の動き
  • ■ ガザ地区の人道状況の悪化が背景に

パレスチナを国家として承認する動きが、国際社会で加速している。既に世界140カ国以上がパレスチナを国家として承認しているが、7月にフランスがG7初となる承認を行い、イギリスやカナダも条件付きで支持を表明。8月にはオーストラリアも承認する方針を表明し、ニュージランドも承認を検討すると発表した。2025年9月に開催される国連総会の場で国家承認に踏み切る動きとなった背景には、イスラエルによる攻撃によって悪化するガザ地区の人道状況がある。かねてより議論されてきた『パレスチナ国家』は、いまや単なる理念ではなく、実現への現実的な一歩となりつつある。国際社会の姿勢が変わることで、中東の未来も大きく動くかもしれない。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250811/k10014891841000.html

ページTOPへ

05「推し活キャンセル保険」

  • ■ 遠征のキャンセル料を補償
  • ■ 推し活遠征のお守りに

アイドルや俳優など「推し」の活躍を応援する推し活が盛況だ。ライブやイベントのために全国を巡る“推し活遠征”も珍しくないが、急な体調不良やイベント中止によるキャンセルで、交通費や宿泊費を無駄にしてしまうケースも少なくない。実際、推し活遠征をキャンセルした経験がある人は5人に1人。そのうち3人に1人は3万円以上の損失があったという調査結果も。そんな中、注目されているのが『推し活キャンセル保険』だ。遠征キャンセル時に、一定額まで費用を補償してくれるサービスで、Web上で簡単に加入・請求が可能。一例として、遠征費用が3万円の場合、760円の保険料で最大全額のキャンセル保険金が戻ってくるという(※状況によって保険料が変動)。推し活を安心して楽しみたい人にとって心強いお守りになりそうだ。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/26f49fb8d8491419397e76a4483deed357d73cdb

ページTOPへ

06「環境DNA」

  • ■ 生き物を捕まえずに存在を特定
  • ■ ネイチャーポジティブの達成に貢献

水中や空気中に漂う『環境DNA』が、生物多様性の調査や外来種対策に役立つ技術として注目されている。生物は排せつ物や皮膚片などを通じてDNAを放出しており、水や空気を採取して分析すれば、生き物を捕まえずにその存在を特定できるという。希少種の発見や、生息範囲を可視化するほか、自然再生を目指す「ネイチャーポジティブ」の達成にも貢献する見込みだ。また東北大学が全国の研究機関と連携した「ANEMONE」プロジェクトによる、全国的な環境DNAのデータベース構築も進行中。ただ環境DNAは、誰でも簡単に採取できる反面、正確な評価には専門家の関与やルール整備も不可欠。専門家からは「データの解釈には専門家が関与しないといけないだろう」という声も上がる。水や空気が語る生態系の声に、科学の力で耳を澄ませる時代がやってきたようだ。
【参考URL】
https://newswitch.jp/p/46573

ページTOPへ

07「墓じまい」

  • ■ 墓じまい
  • ■ 新たな選択肢「ゼロ葬」に注目

近年、『墓じまい』を選ぶ人が増えている。2023年度には件数が過去最多となり、10年前の約2倍に。背景には、遠方で管理が難しい、後継者がいないといった現実的な事情がある。一般的に墓じまいとは、墓石を撤去して使用権を返還し、遺骨を共同墓や納骨堂へ移す手続きを指す。解体作業や行政手続きが必要で、費用は30~40万円ほどが目安だ。一方で、墓じまいの増加と比例し、継承者のいない「無縁墓」も増えており、荒廃や管理費の未納も問題になっている。そうしたなか選択肢をして注目されているのが、火葬後に遺骨を引き取らない「ゼロ葬」。墓を持たないことで費用や管理の負担が軽くなるのが利点だ。時代とともに変わる供養のかたち。自分や家族の「その後」にどんな形がふさわしいか、一度家族で話し合っておく必要がありそうだ。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/295618b4dde955bdea188cdfe82e897c9b228842

ページTOPへ
ページTOPへ