01「マネキン買い」
- ■ マネキン着用鉄板コーデを丸ごと購入!
- ■ 失敗しない“無難な”ファッション
好きで買った洋服を集めても、時間が経つとしっくりこない。
オシャレに自信が持てないし、
そもそもファッションに疎くて“基本”がわからない。
そんな悩みを抱えた人の間で、
密かに定着しつつある購買方法が「マネキン買い」だ。
「マネキン買い」とは、店頭のマネキンが着用している
全身コーディネートをそのまま購入するというもの。
丸ごと一式購入することにより、最新のトレンドアイテムや売れ筋アイテムで
全身をかためることができるため “無難”ではあるが、
失敗が少ないと好評を得ている。
一方、個性に欠けるといった批判の声もあがっている。
ファッションを“自己表現方法”と考える人もいる中で、
せっかくの選ぶ楽しみを手放すのは、なんだかもったいない気もする……。

02「アベノミクス」
- ■ 試される新政権の手腕
- ■ 日本経済復活に向けた経済政策
民主党の大敗、安部新政権の発足で幕を閉じた2012年。
ここ数年、元気のない日本経済にかつての活気を「取り戻す」ことができるか、
安部首相が推し進めようとしている経済政策、
アベノミクスにかかる期待は大きい。
おもな目標は、デフレと円高からの脱却、
そして名目3%以上の経済成長の達成など。そのための具体策として、
日銀法の改正を視野に入れた金融緩和などが挙げられており、
政府主導による経済のテコ入れが加速する見通しだ。
また同時に、TPPへの参加や原発とエネルギー問題などの課題もあり、
まずは首相がリーダーシップを発揮できるかが大事な焦点となる。
ぜひとも、一時的な経済成長のみならず、
長期的な視野で日本の豊かさを考えた決断をくだしてほしい。

03「Evernote Clearly」
- ■ デジタル手帳をクラウドで管理
- ■ 自分にとって大切な情報を蓄積しよう
“すべてを記憶する”のキャッチコピーで
今大人気のサービス、「Evernote」。
タイムライン形式で好きな記事やメモを残せる、
いわゆるデジタル手帳だ。クラウド上にデータ保存できるため容量がかからず、
デバイスが変わっても確認できるのも魅力。
そんなEvernoteの拡張機能として登場したのが『Evernote Clearly』だ。
検索したネット上の記事をEvernoteに同期することができるサービスで、
ページ上の広告やバナーなど、余分な情報を自動で取り除き、
必要なテキスト情報だけ抜き取って同期してくれるという優れもの。
ネット情報が充実する一方で、
欲しい情報を探すことがかえって困難になった昨今。
自分にとって大切な情報のみを蓄積し、いつでも取り出せる、
いわば“自分だけの検索エンジン”Evernoteは、
現代的かつ画期的なサービスと言えるだろう。

04「ブラックジャックによろしく」
- ■ 前代未聞!? 漫画の二次利用フリー化
- ■ 知的財産権の実験的な取り組み
音楽や漫画などを使用するには、高い使用料と許可などの手続きが必要……
そんな常識を打ち破り、二次利用を自由にした作品がある。
それは、ドラマ化で人気を博した漫画「ブラックジャックによろしく」だ。
二次利用を自由化したことで、商用・非商用問わず、
どんな媒体に利用しても使用料は発生しない。
原作者の佐藤秀峰氏の意向は、著作権フリーにすることで
作品がどのように拡散し、利益をもたらすのかを調査したいというもの。
昨年9月にこの取り組みを開始すると、30近い電子書籍サイトで無料配信され、
ゲームやアプリも複数登場。新規読者は100万人と見積もられ、
佐藤氏が運営する電子書籍サイト「漫画onweb」も
閲覧数、収入ともに右肩上がりとなった。
著作権収入はないものの、より多くの人に作品の魅力が届き、
効果を得たこの取り組み。
現状の知的財産権に一石を投じたのは間違いなく、
今後の展開に注目が集まっている。

05「ハッピーターンズ」
- ■ お馴染みのお菓子が進化した!
- ■ 亀田製菓の新たな挑戦
表面についた甘じょっぱい粉が魅力のお菓子、ハッピーターン。
今、この定番商品が新たな展開を見せている。
なんとハッピーターン専門店「ハッピーターンズ」を
阪急うめだにオープンさせたのだ。
店頭に並んでいるのは、通常のハッピーターンではなく、
和三盆、黒糖、カマンベールチーズ、メープル、紫芋…など、
7種類のフレーバーが味わえる限定商品「ハッピージョイ」。
値段は7個入り368円と少しお高めだが、
パステルカラーのパッケージが可愛いと評判になり、
おみやげ用として連日人だかりができる人気ぶりだ。
定番商品に新たな価値を与え、市場を拡大していく。
長きに渡って愛されている商品だからこそ、その効果は大きく、
購買者たちの喜びにも繋がるはず。
人々を魅了するあの味がどう進化したのか、
興味のある方は一度足を運んでみてはいかがだろうか。

06「サブクリ通販」
- ■ 通販サイトの商品選びはプロにお任せ
- ■ 自分好みで安心の商品を定期購入
「こっちの商品にしておけばよかった……」。
ある通販サイトで買い物をした後、別のサイトからより良い商品を見つける、
なんて経験をする人も少なくないだろう。
今のネット通販は商品情報があまりに多すぎて、どこで買えばいいのか、
何を基準に選べばいいのかを判断するのが非常に困難だ。
ならば、通販サイトを網羅した目利きのプロに任せてしまおう。
そんな『サブクリ通販』と呼ばれる概念が
ネット通販の新しいトレンドになりつつある。
サブクリとは、サブスクリプション(定期購入)型通販のこと。
一定の金額を払うことで、プロが選ぶ安心の商品を定期購入することができる。
ステマ問題など、通販サイト内での虚偽情報が懸念される中、
“正しい情報”を提供するという意味でも今後注目のサービスだ。

07「男性不況」
- ■ 悪化の一途を辿る男性を取り巻く環境
- ■ 男性過多の時代に己の価値が問われる
ひと昔前と比べて、社会における女性の地位が
向上していると感じることが多いだろう。
だが一方で、労働市場における男性の価値が低下しているという指摘がある。
その原因を分析し、話題となっているのが
『男性不況』(著・永濱利廣/東洋経済新報社)という書籍だ。
そのおもな原因は、「製造業・建設業という男性向きの職場の減少」
「医療・介護という女性向きの職場の増加」
「オフィスワークにおける男女差別の軽減」の3点。
この流れが続くことで、男性雇用は2020年までに180万人以上減少するという。
その反面、現在は25~34歳の人口は女性100人に対し
男性が102人という男性過多の時代。
生き残っていくには、性別に関係なく己の価値を高め、
誰かに必要とされる人間になることが必要なのではないだろうか。
