01「PM2.5」
- ■ ぜんそくなどを引き起こす超微粒子
- ■ 環境汚染が進む中国からの影響が日本にも
経済成長が著しい中国。しかし、急速な発展は大きなリスクを生んでいる。
それがこの「PM2.5」である。
PMとはParticulate Matterの略で、日本語に訳すと “微小粒子状物質”。
2.5は直径が2.5マイクロメートル以下の物質であることを意味している。
中国・北京では、1月中旬頃からこのPM2.5が原因の大気汚染が深刻化しており、
その影響は日本にも及んでいる。
偏西風などで中国から汚染物質が運ばれる西日本各地では、
基準値を上回る濃度が観測されているという。
福岡市では、環境省に警報発令の基準制定などを求めているが、
同省は消極的な対応を見せている。
市は独自に住民に対策を呼びかけることを検討。
この問題は中国が根本的に解決しない限りますます深刻化していくだろう。
国民の安全を負っている、政府の真摯な対応が望まれる。

02「追い出し部屋」
- ■ リストラ候補者が集まる部署
- ■ 陰湿なやり方で自主退職を促す
「明日からキミは“事業・人材強化センター”で頑張ってもらおう」などと、
ニコニコ微笑む上司から、
真っ当そうだが聞いたこともない部署に異動を打診されたら最後。
そこは『追い出し部屋』かもしれない。追い出し部屋は、
業績悪化に苦しむ一部の大企業に設けられているという
リストラ対象者を集めた部署だ。
指名解雇は理由もなくできないし、訴訟などのトラブルは起こされたくない。
優秀な人材だけ残して会社を存続させたい。
やむをえない理由はあるとは思うが、
精神面から自主退職を促す陰湿なやり方は非人道的だ。
従業員を単なる労働力と見なしている企業の風潮を改めなければ、
このような問題は解決しないのかもしれない。

03「セブンカフェ」
- ■ 1杯100円のレギュラーコーヒー
- ■ 45秒で挽きたてのドリップコーヒーを提供
コーヒーでも飲んで一息つこう。と思ったら近くにカフェがない。
そんな時に近くのセブンイレブンに行けば
美味しいドリップコーヒーを飲むことができる。
セブン-イレブン・ジャパンが、セルフサービス方式のレギュラーコーヒー
「SEVEN CAFE(セブンカフェ)」を全店舗で本格導入することになった。
昨年行われた一部店舗での先行導入では
女性客がデザートやサンドイッチと同時に購入する場面も多く、
評価も上々とのこと。
ホットコーヒーが1杯100円と、
他店よりも安めの設定になっているのもポイントのひとつである。
マシンや水にもこだわり、
購入ボタンを押してから45秒かけてドリップされる厳選されたアラビカ豆の味を
試してみてはいかがだろうか。

04「第6次産業」
- ■ 工程を一貫することで産業界を底上げ
- ■ 高まる“第6次産業化”への期待
生産・収穫(第1次産業)、加工(第2次産業)、販売・流通(第3次産業)
までの流れを、一貫して手掛ける産業形態のことを『第6次産業』という。
第4次産業や第5次産業があるわけではない。
1と2と3をかけたら6になるという理屈だ。
たとえば、滋賀県甲賀市の農業生産法人「甲賀もち」は、
もち米を草もちや米粉の麺、正月用のもちなどに加工し販売することで、
もち米をそのまま売る場合の2倍以上の売上を達成したという。
このような手法は、各地で実践を伴いながら広まりつつあり、
商工業の事業者との連携にも繋がるとして今改めて注目されている。
第1次産業の振興や、地域活性化を図る方策として、
今後ますますその可能性に期待できそうだ。

05「ネガポ辞典」
- ■ ネガティブワードをポジティブに
- ■ あらゆる人を前向きにする本!?
「オンチ」は「誰にもマネできないアレンジ」、
「ぐうたら」は「自分の気持ちに正直」……。
このようにネガティブ(否定的)な言葉を
くすっと笑えるポジティブ(肯定的)な言葉に変換する辞典
『ネガポ辞典』が話題になっている。
このアイディアは、2010年の全国高等学校デザイン選手権大会で
第3位に輝いたことをきっかけに、
翌年6月にまずiPhone用のアプリ(約300ワード収録)としてリリースされた。
本書は、そのアプリをさらにパワーアップしたもので、
614ワードが収録されている。
「内向きで足の引っ張り合いやバッシングばかりの社会から、
外向きで個性や長所をどんどん伸ばしていこう」という
学生の願いが詰まったこの書籍。
ネガティブ思考になった際は、そっと目を通してみてはいかがだろう。

06「口があるキティ」
- ■ こんなキティ、見たことない!
- ■ ルール破りだけど、独特の味わいが…
サンリオの人気キャラクター、ハローキティといえば、
小さな黒目と赤いリボンがトレードマーク。
そんな可愛らしいキティちゃんに、白目をむいて、
なんと口まであるバージョンが登場したという。
その衝撃的なキティを生み出したのが、
スペイン人デザイナーのハビエル・マリスカル氏だ。
彼はバルセロナ五輪のマスコットキャラ「コビー」の制作者であり、
世界的に名前の知られたアーティスト。
今回は、日本とスペインの交流400年を記念するプロジェクトとして、
サンリオからの依頼で異色のキティ誕生に至った。
「あえて口を描かないことで、見る人に表情の受け止め方をゆだねる」。
そのルールを突き破ったキティには、
さまざまなご当地バージョンを見慣れている私たちにとっても、
新鮮な驚きを感じずにはいられない。ちなみにサンリオ側は、
口のように見えるものはマリスカル氏のデザインであって、
口ではないという解釈だそう。
…うーん、そうなのか。

07「大人の家庭教師」
- ■ スポーツや資格、語学、趣味など幅広いジャンルに対応
- ■ 受講料は60分あたり2,500円
英会話を学ぶための駅前留学。
昔流行った言葉だが、今では自宅から
こうしたレッスンを受けられるようになった。
「家庭教師のトライ」を展開するトライグループは、
1月より20代からシニア世代までを対象とした「大人の家庭教師」の
提供を関東地区で開始した。
その内容は、趣味の領域から語学や資格について学ぶ本格的なコースまで
幅広く用意されている。
サービスによっては60分あたり2,500円という価格での受講が可能となっている。
提供開始から予想以上の問い合わせを受けているとのことで、
セカンドライフを充実させたいシニア世代にとって
格好のサービスといえるだろう。
青春を蘇らせるもよし、新しいチャレンジをするもよし。
シニア世代よ、これからも人生を思い切り楽しもう。
