これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「おとりファイル」

  • ■ 違法DLの抑止
  • ■ 総務省による注意喚起の試み

個人のパソコン同士を直接つなげる技術を利用して、
複数のユーザー間でファイルを共有するためのソフトウェアが
近年問題となっている。
利用者だけでなく開発者も逮捕されたWinnyが代表的で、
違法にコピーされた動画・音楽・ソフトウェアが共有されるケースも多い。
この状況をふまえ、総務省がTV番組や映画などのタイトルを模したファイルを
流通させ、ダウンロードしたユーザーに注意喚起を行うと発表した。
ファイル名とは異なるデータをダウンロードさせる、
まるで「おとり作戦」のような試みだ。
しかしインターネット上では
「ファイル名が楽しみだ」「ファイルの容量で本物かどうか判別可能では?」
といった意見も多く、揶揄されている。
違法ダウンロードに関する問題は規制が難しく、
個人のモラルに大きく委ねられているのが現状だ。

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02「アップルショック」

  • ■ iPhone 5の売上低迷で日本企業が大打撃
  • ■ 理想は“アップル頼み”からの卒業

「アップルのクシャミで、日本企業が風邪を引く」
こんなことが巷で囁かれている。
昨年発売されたアップル社のiPhone 5の売れ行きが
想像以上に伸び悩んだことで、
主要部品の約4割を製造する日本に影響を与えたのだ。
電子機器の業績を維持するためには、
アップルに頼らざるを得ない状況である日本。
収入源であるアップルの売り上げが不調であると、
日本は製造部品の大幅な減産を余儀なくされ、
いわゆる「アップルショック」を受けるのだ。
低迷し続ける日本の電子業界において、
アップルはまさに救世主的存在であったが、
やはり日本独自の製品を世界市場規模で認められなければ、
国外の景気に左右されるような現状からは抜け出せないだろう。
今、電子業界において事業構造の改善が迫られている。

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03「ストーンペーパー」

  • ■ 石を原料に使用した紙
  • ■ 環境に優しい次世代ペーパー

「環境問題を考えよう」とあちこちでペーパーレスに取り組む企業が増えてきた。
しかし今の時代、紙を全く使わないで仕事をするのはほぼ不可能。
もっと環境に優しい紙があれば……
そんな想いから誕生したのがこのストーンペーパー「Keeplus」だ。
この紙は、木材チップやケナフなどを一切使用せず、石灰石を原料としたもの。
森林を伐採する必要がないのでCO2の削減にもつながり、
製造段階で水を使用しないことから、「水質汚染」の心配もない。
ただ環境に優しいだけではなく、
通常の紙よりも耐水性・耐久性にすぐれているのも特長のひとつ。
リサイクルの可能性・用途も幅広く、製造技術においては、
世界48ヵ国以上で特許を取得済み。
環境保全への関心や取り組みが高まる昨今、
このエコペーパーの普及が期待されている。

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04「白鼻心」

  • ■ 額から鼻にかけて白いスジ
  • ■ 農作物などへの被害が年々増加

タヌキのような顔立ちに長いしっぽ。角度を変えるとイタチのようにも見える。
しかし額から鼻にかけて白いスジを見つけたらそれは白鼻心(ハクビシン)だ。
都内でもたびたび見かけられるようになった、このジャコウネコ科の動物は、
現在害獣という扱いを受けている。
白鼻心は器用な指で雨どいや電線を伝って民家の屋根裏に住みついて、
ふん尿や騒音による被害を与えたり、
野菜や果樹を食い荒らして農家に深刻な被害も与えている。
昔は害獣といえばネズミやカラスと相場が決まっていたが、
現代では白鼻心だけでなく、アライグマ、コウモリなど
様々な動物が害獣として駆除の対象になっている。
しかし、人間が引き起こす環境変化に彼らも影響を受けており、
一方的に駆除されるのでは割に合わない。
彼らと共存する方法も考える必要があるのではないだろうか。

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05「その本、図書館にあります。」

  • ■ Google Chromeの拡張機能で書籍代を削減!?
  • ■ 図書館の価値を見直すきっかけに

欲しい本があったとしても、インターネット上のストアで検索して、
すぐに購入できてしまう時代。
図書館を利用するという人は、少なくなってきているのではないだろうか。
そんな相反する要素と思われがちな、
図書館とネットストアを連携させたサービスが
「その本、図書館にあります。」だ。
Google Chromeの拡張機能のひとつなのだが、Amazonで本を検索すると、
それが行きつけの図書館にあるかが自動で表示されるツールだ。
表示された場合は、リンクから図書館の予約ページにジャンプでき、
そのまま予約が可能となる。
図書館を利用することで書籍代を節約することができる上、
普段図書館を利用しない人にとっては、
その価値を改めて見直すきっかけとなりうるサービスとして注目されている。

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06「チョコミュニケ―ション」

  • ■ “バレンタイン=愛の告白”はもう古い!?
  • ■ 友チョコ・ファミチョコ・チョコミュニケ―ション!

女性が男性に想いを伝える日、2月14日。
しかし、そんな男性諸君のドキドキをよそに、
今年グリコが調査したアンケート結果では、
好きな男性にチョコを贈ると答えた女性がわずか10.3%という結果に……。
この傾向から見ても、“バレンタイン=愛の告白”という
お決まりは薄れつつあると言えるだろう。
そんな中、今年のバレンタインのキーワードとなるのが
「チョコミュニケ―ション」だ。
友達や家族にチョコを渡すなど、
バレンタインを日頃の感謝を伝えるイベントと捉える女性が急上昇。
販売店もそのニーズに合わせようと新商品開発に大忙しだ。
男性からしてみれば少し残念な気がしなくもないが、
これを期に男女関係なくチョコを介したコミュニケーションを
楽しんでみてはいかがだろうか。

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07「風立ちぬ」

  • ■ 実在の人物をモデルにした初の作品
  • ■ 今年の夏に、いよいよ公開!

『崖の上のポニョ』から約5年。
宮崎駿監督によるアニメーション映画『風立ちぬ』が
今年の夏に公開される予定だ。宣伝用ポスターには
「堀越二郎と堀辰雄に敬意を表して」という言葉が記されている。
というのも本作は、ゼロ戦の設計者である堀越二郎が主人公。
ちなみに実在の人物をモデルにした作品は初となる。
さらにそこに、堀辰夫の小説「風立ちぬ」の着想が盛り込まれているそうだ。
原作の小説では、重い病にかかった婚約者がヒロインとして登場し、
死の影と向き合う主人公の心の葛藤が描かれているが、
果たして宮崎アニメではどのような展開を見せるのか。
人の命を奪うゼロ戦の設計に携わった堀越二郎は、
いわば原作とは対照的な存在かもしれない。
キャッチコピーの「いざ生きめやも」の言葉に、
宮崎監督はどのような意味を込めているのだろうか。

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