これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「Facebook Home」

  • ■ ホーム画面がFacebookに
  • ■ Googleに迫る新たな脅威

全世界でユーザーが7億人を超えるともいわれるFacebook。先日、米国で開催されたイベントで、CEOであるマーク・ザッカーバーグが新しいプロダクトを発表した。「Facebook Home」というアプリケーションは、スマートフォンのいわゆるホーム画面をFacebookが乗っ取るというもの。従来のホーム画面は、アプリケーションの一覧やGoogleの検索フォームなどが配置されている。しかし、このアプリをインストールすることで、Facebookのニュースや友達の投稿した文章や写真がホーム画面全体に表示され、メッセージのやり取りも簡単にできるのだ。Facebookをより身近なものにするこの施策。SNS疲れなどFacebookから離れるユーザーもいる中、どこまでこのアプリが普及するか注目されている。

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02「街角景気」

  • ■ 現状判断指数が7年ぶりに過去最高水準に
  • ■ 株価や失業率は未だ過去の水準には及ばず

内閣府が街角の景況を調べるために、タクシー運転手やコンビニ店長などを景気ウォッチャーとした調査によると、「街角景気」が大幅に改善しているという。だが、景気と言われてもなかなか実感が沸かないもの。これがどの程度かというと、景況感を示す現状判断指数が、2006年3月に記録した過去最高水準に並んだのである。その理由のひとつが「円安」だ。製造業では、円安により製品価格が維持されていることで業績が改善しており、さらに現場では雇用の回復の兆しも見られている。また、消費税引き上げが間近となっていることで、住宅など高額商品への駆け込み需要も始まっている。しかし06年3月と比較すると、日経平均株価や完全失業率はやや劣っており、現在の景況感改善は期待先行の感が否めない。私たちが景気回復を実感できるのは、まだまだ先になりそうだ。

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03「鎌コンバレー」

  • ■ 鎌倉にベンチャー企業が進出
  • ■ ワークライフバランスを重視

年間2,000万人の観光客が集まる古都・鎌倉。近年、ITをはじめとするベンチャー企業が相次いで進出していることで注目されている。国の発表によると鎌倉市の事業所のうち、情報通信業の数は、平成18年の60から平成21年は154と、約2.5倍に増えている。このことから米国のシリコンバレーになぞらえて「鎌コンバレー」と呼ばれているのだ。鎌倉で働くメリットとして、働く人だけでなく子育てなど家族にも良い環境であること、集まっている会社同士の仲が良く、イベントやコラボレーションなども行われることが挙げられている。デメリットとしてはランチが高い、飲食店が早く閉まるなど飲食関係のことが挙げられたが、総じてメリットが強調されている。ワークライフバランスが重視される近年、働く環境を考慮した拠点選びをする企業は、今後も増えていくことだろう。

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04「ちっちゃいおっさん」

  • ■ 世界初のしゃべるゆるキャラ
  • ■ 尼崎市公認のゆるキャラに昇格できるか!?

ゆるキャラはしゃべってはいけない!? そんな決まりは誰が決めたんだ、と言わんばかりに満を持して登場した兵庫県尼崎市のゆるキャラ、「ちっちゃいおっさん」。関西出身というだけあって、素人とは思えないほど達者なしゃべりで尼崎市の魅力を伝える。そのトークスキルは、同じ尼崎市出身の芸人、ダウンタウンも認めたほどだ。2013年のご当地キャラ総選挙で近畿地区2位に食い込んだことをきっかけに、メディア出演やグッズ展開、さらにはアニメ配信まですることになり、その活躍はとどまるところを知らない。ただ、今はまだ尼崎市“非公認”のゆるキャラであるため、各地への移動は自腹なのだとか。果たして“公認”のゆるキャラに昇格する日は来るのだろうか…!? 今後のおっさんの活躍に注目だ。

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05「ハラール認証」

  • ■ イスラム教徒が口にできる食品の“証明書”
  • ■ 世界市場に参入するための最低条件!?

豚やアルコールなどを飲食の対象とすることを禁じているイスラム教圏。その戒律は極めて厳しく、調味料に豚由来の酵素が含まれているだけで大問題になることもあり、食品製造者が逮捕されるという刑事事件に発展した例もあるほどだ。こんな問題が起きないよう、現在では“イスラム教徒が安心して口にできる食品”であることを示す「ハラール認証」の提示が、輸出の際の必須条件になっている。また、イスラム教徒は近い将来、世界人口の1/3(約20億人)を占めると予測されており、「ハラール認証」は世界市場に参入するための最低条件になると言われている。経済のグローバル化が進む現代において、「ハラール認証」のビジネス利用が当たり前になる日も近いかもしれない。

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06「ミュートマイク」

  • ■ うるさくないカラOK!
  • ■ 自宅でできるカラオケ修行用アイテム

カラオケに行って、自分のレパートリーの少なさに、思わず肩を落としたことはないだろうか。かといって、自宅で歌の練習をすると近所迷惑になり、最近流行の「ひとりカラオケ」に行く勇気もない。そんな自宅カラオケ難民の方にオススメするのが、この「ミュートマイク」だ。この商品は、iPhoneのカラオケアプリ“セガカラ”と連携するもので、マイクに付けた「ミュート(防音)カップ」が歌声の漏れを大幅にカットする。別売りのイヤホンを使えば、バックミュージックだけでなく、自分の歌声も聞くことが出来るので、練習にもピッタリというわけだ。また、AVアダプターを使えば、テレビに映して楽しむこともでき、ミュートカップは洗うことができるのでいつもでも清潔。ゴールデンウィークは、ミュートマイクで練習したその実力を、皆の前でいかんなく発揮してみてはいかがだろうか。

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07「エムネット」

  • ■ 緊急時に国と地方自治体を結ぶ切り札
  • ■ 構築したシステムをいかに運用するか

ミサイルや核の脅威を誇示し、国際社会への挑発を繰り返す北朝鮮。ミサイルが日本上空を飛び交うような緊急事態が、いつ起こっても不思議ではない時代である。政府の対応が遅れた、自治体に肝心の情報が届かなかったといったような連携不足は許されない。エムネットはこうしたリスクを軽減するためにつくられた、国と地方自治体間の総合行政ネットワーク(LGWAN)を利用した、緊急情報の双方向通信を行うシステムだ。すでに全国の7割の自治体に導入されており、隣国からのミサイル発射対策の切り札として位置づけられている。ただしシステムを構築したから安心という話ではない。それをいかに活用して被害を最小限にとどめられるか、それはあくまで現場の人の力にかかっている。

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