01「スママネ」
- ■ クレジットカードでお金を使う女子急増!?
- ■ 現金を使わなくなることはいいことなのか
最近、世の中の流行ワード発信において、なんでもかんでも“スマート”をつけてしまう安易な風潮がある。「スママネ」もその1つ。お察しの通り、「スマートマネー」の略称だ。この意味とは、スマートにお金を使うこと、つまりはクレジットカードを使ってお金を支払うことを指している。特に“スママネ女子”が急増中とのことで、主にネットショッピングを活用し、時間の有効活用とお金の無駄遣いを回避しているというが、果たして……。お金のデジタル化が進むことで、使用感覚が麻痺し、逆に無駄遣いが増える気がしてしまうのだがどうだろうか。便利な一面ももちろんあるが、現金だからこそわかることもある。利便性の裏には必ず何らかのリスクが生じることを忘れてはならない。

02「黒田東彦」
- ■ デフレ退治に挑む日銀の新総裁
- ■ 消費者に効果が還元される日はいつ?
デフレ脱却のために、できることは何でもやる。そんな発言からアベノミクスの要として注目を集めているのが、第31代日本銀行総裁に就任した黒田東彦氏だ。政権交代を境に、日経平均株価は上昇に転じたものの、あくまで市場の期待感によるものに過ぎないというのが大筋の見方。2%の物価上昇目標を達成し、本当にデフレ脱却を実現できるか。そして、雇用賃金のアップなど、その効果を消費者メリットとして還元できるか。日本経済再生のシナリオはまだ始まったばかり。今後の黒田総裁の手腕に期待したい。

03「スティック型掃除機」
- ■ 調理器具でお馴染みのティファールが参入
- ■ 軒並み右肩下がりの家電業界で健闘中
フライパンや電気ケトルなど、その使い勝手とデザインの良さに定評のあるティファール。そのティファールが掃除機業界に参入したことで話題となっている。発売されたのは「スティック型掃除機」で、スタイリッシュなデザイン性はもちろん、集塵力などの機能面においても他メーカーに劣らない性能となっている。実は、スティック型掃除機は、売上が軒並み右肩下がりとなっている家電業界の中で、そのシェアを伸ばし続けている商品。その背景には、以前から1人暮らしに重宝されるコンパクトさに加え、従来と比べて向上した性能により、この一台で家やオフィスを十分カバーできるようになったことがある。今なお堅調な伸びを見せているスティック型掃除機。ティファールに続き、さらに異業種からの参入があれば、より業界活性化につながっていくのではないだろうか。

04「国際課」
- ■ 国土交通省内に新設
- ■ 建設・不動産業の海外展開を支援
国土交通省は4月から、建設業・不動産業の海外展開支援の充実のために、「国際課」を新設した。業務内容として、主に現地での商慣習の調査を行い、データベース化するというもの。これまでも経済産業省の所管であるジェトロや外務省などが企業の海外展開支援を行ってきた。今回は建設・不動産業者に対象を絞って事業展開のバックアップを行うというものだ。国内の建設投資はピーク時から半分程度に落ち込むなど、厳しい状況にある。しかし、アジアにおいては2020年までに8兆ドルを超えるインフラ需要が見込まれるなど成長市場として注目されている。もちろん、欧米や中国、韓国企業などと競合することは必至で、官民一体となって体制を整えていくことが必要だろう。

05「ミレービスケット」
- ■ 口コミで全国的な人気商品に
- ■ 昔ながらの製法を守り続ける
高知県で長年愛されてきたお菓子「ミレービスケット」が注目されている。もとは明治製菓が開発した商品だが、現在は生地作りを愛知県が、最終的な工程と販売を愛知県と高知県のメーカーが引き継いでいる。特に人気が高いのは高知県の「野村煎豆加工店」のもので、商品化を始めたのは50年以上も前。昔ながらの製造方法と、材料へのこだわりで美味しさを守り続けてきた。素朴で懐かしさも感じるような商品の美味しさに、問い合わせが増え、テレビ番組でも紹介されるなど知名度が上昇。マーケットも全国区になった。商品パッケージに“まじめなおかし”と銘打たれているように、伝統を守り、こだわりの手法で長年製造されているこの商品。一流メーカーによる流通に頼らなくても、様々な新商品が出ても、本当に良いものは淘汰されないということだろう。

06「TRAPRO」
- ■ 世界の課題についてみんなで論じよう!
- ■ 個人がイシューを発信するプラットフォームサイト
1人で考えていてもしょうがない。社会の課題はみんなで共有して論じていこう。それにより個々人の意識が高まって、改善のための行動力推進につながる。そんなコンセプトで展開され今話題となっているのが、世界のイシューを共有するプラットフォームサイト、「TRAPRO」だ。イシューとは、“社会の何を考え、論じるべきか”といった課題点のこと。日本の財政、原発問題、世界でおこる児童買春、無形文化についてなど、サイト内で話題となるイシューはさまざま。発言が自由であるゆえに収集がつかなくなるスレッドは過去にもあったが、世界のイシューに特化した真剣な意見交換をカテゴリーごとに閲覧できるのが「TRAPRO」の魅力だ。記事を見るだけでも考えるきっかけになるので、是非チェックしていただきたい。

07「俺の割烹」
- ■ 大人気“俺の”シリーズが和食へ参入!
- ■ ミシュラン星付き和の鉄人が銀座に集結
「俺のフレンチ」「俺のイタリアン」など、高級食材を格安で食べられることで話題となった人気行列店が、遂に和食専門店を立ち上げた。その名も「俺の割烹」。フレンチ・イタリアン同様、ミシュラン星付き料理人が集結し、「世界中の方に自分たちが作る最高の料理を食べて頂く為に命を懸ける」を信念に、超一流の腕を振るっている。“俺の”シリーズと言えば、立ち飲みというイメージだが、今回オープンした銀座店は全席の3分の1が座れる席となっている。さらに、ジャズの生演奏を聴きながらゆっくりと食事が楽しめるそうだ。今や都内に10店舗以上となった“俺の”シリーズ。代表は、古本業界に革命を起こした「BOOKOFF」の創業者、坂本孝氏だ。低迷が続く飲食業界に新しいビジネスモデルを生んだ革命児として、坂本氏の動きには今後も目が離せそうにない。
そんな坂本氏の話が聞きたい方は、5/15(水)に行われる「第120回αクラブ定例セミナー」に是非お越しください!
