01「ピンチ! マップ東京」
- ■ どんなピンチにもこの一冊があれば安心!
- ■ 23区内の駅情報を完全網羅した便利地図
都内の駅は広く、雑然としているため何処に何があるかわからない。例えば突然の腹痛に襲われた時、トイレの場所や数、和式か洋式か、多機能トイレが完備されているかなど、詳細がわからず不安になることもあるだろう。そんな時に活躍するのが、東京23区内のJR、私鉄、地下鉄全駅(約700駅)の情報を掲載した『ピンチ! マップ東京』だ。トイレだけではなく、ドラックストアやATM、飲食店などの情報に加え、ホテルやネットカフェといった駅周辺の情報までを網羅。どんな“ピンチ”にも対応できる情報量と分かりやすさが魅力だ。電波不良や、情報に辿り着くまでのロスを考えると、スマホで調べるより“駅でのピンチに役立つ”、合理的な一冊。価格も1,000円とお手頃なので、都内の駅に慣れない方は是非携帯してみてはいかがだろうか。

02「パンかけ醤油」
- ■ 老舗が提案する和と洋のコラボ醤油!
- ■ かけるだけでなんちゃってスイーツの出来上がり?
早く起きた日の優雅な朝食にはトーストと…醤油? 老舗の醤油醸造元が製造している「パンかけ醤油」。パンにかけると、みたらしのような甘い香りと味という意外な美味しさが味わえる。だがこの醤油、かけるものはパンだけではない。例えば、納豆にかければ黒豆風、豆腐にかけてプリン風、ヨーグルトにかけてチーズケーキ風、アイスクリームにかけて黒蜜風…などなど。このように珍妙な組み合わせでも、口に入れた瞬間上品なスイーツに進化してしまうのがこの醤油の凄さだ。発売直後から各方面で話題を呼び、売り切れ続出で入手困難だったこともあるそう。これで毎日の食卓に新しい風が訪れるかもしれない。

03「Gゼロ」
- ■ 主導国なき新しい世界の行く末は?
- ■ 今後のビジネスをマクロな視点で捉える
パクス・アメリカーナ。経済や軍事面においてアメリカの覇権による平和を意味するこの言葉は、もはや死語になりつつある。なぜなら、中国をはじめとするBRICsの台頭などによって、G8やG20での足並みはそろわなくなってきており、世界の主要国という概念が薄らいできているのだ。そんな今の主導国のない世界状況を表した言葉が『Gゼロ』である。この概念はアメリカでコンサルティング会社を経営するイアン・ブレマー氏の著書、『Gゼロ後の世界—主導国なき時代の勝者はだれか』によって注目され、現在の国際政治や経済を語る上で外せないトピックとなっている。国内市場の縮小によって海外進出を図る日本企業が増えているなか、マクロな視点で世界のビジネスシーンを捉えることも重要になるだろう。

04「デジタル資産」
- ■ 「見えない資産」は誰の元へ?
- ■ ネット社会だからこその“オンライン遺言書”
G-mailやtwitter、Facebookなど、SNS社会が当たり前になった現在、見えない資産である「デジタル資産」の取り扱いが注目されている。今年Googleは、自分のアカウントを無効にできる「インアクティブ・アカウント・マネージャー(日本語名:アカウント無効化管理ツール)」を発表した。これは、ユーザーの死後、オンライン上に残った自分のアカウントを、ログインしていない期間などで削除の是非を決めることができる「遺言書」のようなものだ。こうして死後も自分のデータがネット上の公衆の目に晒されたり悪用される心配を解消する。だがこのサービスはGoogle専用であり、Facebookなどにはまだ設置されていないなど、未開拓の部分が多い。新しいビジネスの分野になりつつある「死後のビジネス」に今後も注目したい。

05「昆虫食」
- ■ 栄養価の高い昆虫が世界では日常食
- ■ 日本でも徐々に浸透
昆虫を食べることなど考えられないといった日本の風潮。しかし、これは世界的に見ると逆に珍しい。昆虫を常食としている国は、アフリカで36カ国、アメリカで23カ国、アジアで29カ国、ヨーロッパで11カ国に広がり、総人口は20億人に達する。高いタンパク質・繊維質・良質な脂肪・ミネラルといった優れた栄養価が世界中で愛されている理由だ。見た目のおぞましさから日本では敬遠されがちだが、最近では昆虫食イベントが各地で開催され、“昆虫食女子”というワードが話題に上るなど、徐々に愛好家が増え始めている。「夏はセミがいちばん」「秋にはバッタが旬を迎えます」。まったく聞きなれない言葉だが、実際食べてみると意外と美味しいのだとか。毛嫌いせずに一度試してみると、新たな発見があるかもしれない。

06「個人輸出」
- ■ 円安によって海外向けのオークションに注目
- ■ 日本では見慣れたものがお宝に
安倍内閣が掲げた経済政策“アベノミクス”により、円安・株高が進んでおり、輸出産業は活性化している。そんな中、注目が集まっているのが、個人が副業として海外に向けて販売する『個人輸出』である。外国人に販売するにあたり、最も手軽な方法がオークションやネットショップだ。しかし、ヤフオク!などはサイト内部が日本語のため、やはり外国人相手では不適切。そこで、Amazonや海外オークションサイトのeBayなどが注目されているという。もちろん、国外への輸出である以上、相手国で受け取ることができない“禁制品”や関税といった点には留意は必要だ。だが日本人アーティストのCDやアニメ関連のグッズなどは、海外においても高い人気を誇る。日本では見慣れたものも、海外では高値で取引されることもある。ぜひ、自宅の不用品をもう一度見直してみてはいかがだろうか。

07「日本ふんどし協会」
- ■ ふんどしで日本を元気に!
- ■ 2月14日は「ふんどしの日」!?
2月14日はバレンタインデー。しかし、その日は「ふんどしの日」でもあることをご存知だろうか。2011年に設立した『日本ふんどし協会』は、「2022年1億2000万人総ふんどし化計画」を目標に掲げ、「ふんどし」の魅力や文化を伝えるために結成された団体。ふんどしといえば「古臭い」「おやじが付けるもの」「お尻丸出しで恥ずかしい」といったイメージがつきまとうが、そんなネガティブな印象にとらわれて毛嫌いされるのはもったいないと、普及活動に努めている。昨年は「ベストフンドシストアワード」を開催したり、おしゃれふんどしブランド「SHAREFUN」を立ち上げたりと積極的に活動。またホームページでは、下着のような強い締め付けがなく、通気性も良いといった、ふんどしの機能性の高さも紹介している。将来的には、アニメや漫画のように、日本の良い文化のひとつとして世界に広まることを期待したい。
